よく似てる
近鉄の志摩線がこの7月で開業90周年を迎えました。といってもこの線は50年以上前に近鉄が三重交通から買収し、改軌や線路改良などを行っています。細かい経緯はさておき、これを記念して買収当時の三重交通色を復刻した編成が7月18日から走り始めています。
これがその編成。写真はネットからの拾いものです。明星車庫所属の1440系で、志摩線にも入るよう、ワンマン車が選ばれたのでしょう。現物を見ていないのでなんともいえませんが、いくつかの写真の中ではこのカットが光線状態もよく、一番リアルな色調だろうと思います。しかしこの色、本来の三重交色とはちょっと違うんじゃないかな。私は昭和40年に買収直後の北勢線で三重交色を見ていますが、緑はもっと濃かったと記憶しています。現在も三岐鉄道となった北勢線に三重交色復刻編成がいて、そちらの緑の方が私の記憶には近い感じがします。
微妙な色調の違いはさておき、ふと気がつきました。近鉄の復刻車によく似た電車なら、身近なところにあるじゃないか。これは当社の0番ナローで、関東合運で何度か人目に晒しています。縮尺は1/48、三重交通のナローをイメージしているのは見え見えですね。色は長電のストロークリームに南海2051系の緑という組合わせですが、三重交色に合わせたのではなく、武蔵野急行電鉄の標準色なのです。
*上の写真では緑が三岐鉄道の復刻色に近い感じになっていますが、模型の色は下の写真の方がリアルで、近鉄の復刻色に近い感じがします。
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