金沢に行くまでの寄り道(その1)
令和になって初めてのブログです。実は昨日の未明あたりに69万アクセスとなりましたが、それに絡む適当な写真がないので、69万記念の記事は割愛します。ということで、もう1週間以上前になる金沢行きの寄り道レポートにお付き合いください。
22日の9時過ぎ、東京駅23番線で「はくたか557号」を待ちます。
9時20分、「はくたか552号」で到着した列車の折返しです。車内整備がすんでドアが開いたのは9時30分くらい。
E7系に乗るのは初めてです。発車時点で2号車は10人ちょいしか乗っていません。上野でもちょぼちょぼ、大宮でそこそこ乗っても7割くらいの乗車率でした。座席の背もたれは東海道のN700系より少し高めなのか、座るとデッキドア上の電光掲示がほとんど見えません。
上越妙高から先がJR西日本なので、座席裏のポケットには2社の冊子が入っています。この列車は高崎を通過して、軽井沢から各駅停車(飯山は通過)という、ちょっとイレギュラーな停車駅パターンでした。
乗ったのはトップナンバーのF-1編成でした。2013年11月27日竣工の川重製です。走り方はN700系に比べると加速が緩やかだし、駅に停車の時、かなり前から減速しているのがまだるっこしい。レールの溶接部分を通過するときの音も聞こえて、100系時代の東海道新幹線を思い出します。
12時06分、富山到着。駅の南北を結ぶ自由通路は1日前の21日から完全に地平で結ばれるようになったそうです。
まず北口に出てみます。通路切換の案内がありました。
一昨日まではこちらから入り、跨線橋を渡っていたようです。先ほどの通路は画面の左です。
地平のホームも残っています。
駅を背にすると富山ライトレールが道路を横切っているのが見えます。
近づいてきました。昼間も15分ヘッドで運転されています。
現在の乗り場は駅舎から少し離れていますが、2020年3月には高架下まで延長されます。
南口側は富山地鉄市内線が高架下に乗り入れています。これを見たかったのだ。
線路2本にホームは3面。右の1番線が南富山駅前行きと循環線、左の3番線が大学前行き、2・4番線が降車専用です。
現在の車止め。
その先は延長工事が進められていて、2020年3月には富山ライトレールとつながります。
ここで線路配置のおさらいです。以前は図の下から左に曲がっていて、現在、この線路はほとんど使われていません。見かけはデルタ線ですが、実際は駅下に入るY線として機能しています。南富山方面へ分岐するポイントの位置がダブルクロスに近く、赤矢印の部分が3線になっているのがミソで、これには「あっ、そうなのか」といえる理由があります。
*循環線と書いたけど、実際は環状線と呼ばれています。
しばらく出入りする電車を眺めます。発車した環状線の9000形。富山ライトレール同じ構造の超低床車で愛称はセントラム。富山市が所有しています。
昔の塗色になっている7018。
路面電車と新幹線を入れて、富山らしい絵になりました。
道路を渡った所から形式写真を狙います。これはアルナ方式の超低床車T100形。愛称はサントラムで、環状線のセントラムと紛らわしい。
超低床車は編成ごとに色が違います。黒いのが9003、これは9001。
路面電車では珍しい日車製の8000形。日本で最初にシングルアームパンタを採用した車両とされています。
7000形の広告車。
屋根に電照広告が付いた7000形。夜はかなり目立ちます。
これは富山湾の魚をイメージしているらしい。
T100形の色違い。
最後に、一部が3線になっている理由がわかるカットが撮れました。信号待ちで止まっている大学前行き7000形(中央)に続いて南富山駅前行きの8000形がトロトロと進んできます。
信号が変わると直進の大学前行きと左折の南富山駅前行きが同時に発車。
南富山行きの方がVVVFで加速がよいようです。ご覧のように信号待ちの部分を2線にしたことで、2方向の同時発車が可能になります。考えた人、頭いい!
オマケは地鉄バス。いつの間にか都バスと似た塗色になっています。
同時発車を撮ろうと粘ったので時間を食い、地鉄の本線に乗る時間がなくなりました。ここまで来たぞという証拠写真を1枚。
次の高岡に向かう前に腹ごしらえ。時間も押してきたので立食い蕎麦です。
駅そばは500円以内と決めているのですが、富山名物ということで530円の白海老天そばを奢りました。東京では食べられないからよしとします。ワカメに半分隠れている蒲鉾には、立山の文字が入っていました。
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私も富山に数年前に行ったのですが、駅前の三叉路?は見ててあきませんね。たくさんの形式を短時間で撮れるし。おまけに本線の自社発注車もイイ感じだし。駅前の海鮮屋もおいしいし。言うこと無しです。
投稿: ぼっちぼち | 2019年5月 1日 (水) 21時00分
ぼっちぼちさま、
富山ライトレールとつながったらどういう運転になるのか、楽しみです。車両からみて環状線に乗り入れるのが妥当だけど、両者の運転間隔が合いません。海鮮屋は今度行ったら入ってみます。
投稿: モハメイドペーパー | 2019年5月 1日 (水) 23時06分
>モハメイドペーパーさん
>
>ぼっちぼちさま、
>富山ライトレールとつながったらどういう運転になるのか、楽しみです。車両からみて環状線に乗り入れるのが妥当だけど、両者の運転間隔が微妙に合いません。海鮮屋は今度行ったら入ってみます。
投稿: モハメイドペーパー | 2019年5月 1日 (水) 23時38分
富山も低床にまじって古そうなのがいるんですね
特に昔の色っていう7018がいい感じです
投稿: 青春M | 2019年5月 2日 (木) 23時02分
青春Mさま、
今は7000形もほとんどが8000形と同じ色になっているようです。ミトオカ改造車もいるそうですが、出会いませんでした。
投稿: モハメイドペーパー | 2019年5月 3日 (金) 09時16分
富山も行かなくちゃ行かなくちゃと思いつつ、ズルズル時が経ってます。
ここまできたらライトレールと繋がってから?そこまで待つと、高岡と合わせて都電8000顔が消えちゃうかな?
投稿: Cedar | 2019年5月 4日 (土) 07時44分
Cedarさま、
富山はレールがつながったらライトレールも富山地方鉄道に統合されるそうです。一本化されても車両の大量増備はなさそうなので、都電8000もどきは生き残るでしょう。
投稿: モハメイドペーパー | 2019年5月 4日 (土) 10時22分
富山にお越しだったらご一報いただけたら時間が合えばご案内しましたのに。(と言っても当方が超繁忙で無理でしたが) またのお越しの際は6畳3間ぶち抜きの拙レイアウトをご覧下さい。
投稿: Mackey | 2019年5月 5日 (日) 20時33分
Mackeyさま、
富山は見どころが多くて、1日でも足りません。月末(26日)にまた金沢に行くので、ご都合が合えば寄り道していきます。
投稿: モハメイドペーパー | 2019年5月 5日 (日) 22時48分