地下に潜った京急 産業道路駅

　京急大師線の産業道路駅を地下に移設する切替工事は３月３日の未明に行われ、無事完了しました。当日は雨模様だったので野次馬は諦め、晴天になった５日、様子を見に行ってきました。

まずは東門前で乗ってきた電車を見送ります。

７・８分後に先ほどの電車が戻って来ました。トンネル開口部の露出を拾ってしまい、１段くらいオーバー気味です。

側面も順光になる上りホームからもう１枚。見てのとおり、勾配はかなりきつい。勾配標が見つからなかったけど、35から40‰くらいはありそうです。京急は本線だと最急でも25‰に押さえているのに、ここは地形の制約もあって例外なのでしょう。

いよいよ地下区間に入ります。ここはちょうど東門前２号踏切のあたり。昼間なので電車は空いていますが、最前部は鉄オタがへばりつき、３本見送ってやっと場所を確保しました（オマエも同類じゃねぇか）。

産業道路は地上時代と同じ相対式のホーム。有効長は８両分くらいありそうです。

この表示は１年ちょいで見られなくなります。

産業道路の先は逆Ｓカーブで地上に出ます。頭の上には数ｍ持ち上げられた地上時代の線路が残っています。

小島新田に到着。地下線切替を祝うマークを付けていたのはこの１本だけでした。

京急川崎行きが地下に潜っていきます。

地下から出てきた小島新田行き。

東門前まで歩いて沿線の様子を観察します。ここは仮設線路を横に逃がす余地がないので、櫓を組んで上に持ち上げています。

踏切の跡から眺めると、切替の手順がよくわかります。旧線路が切れているあたりから地下線は上り勾配になり、横に見える桁の上には邪魔になる線路が乗っています。

この位置からだと旧線路（赤線の囲み）が見えます。

産業道路の踏切は遮断器が撤去されています。

まだレールは残っています。

お馴染みの構図。地上を電車が走る画像はこちら。

駅部分のレールはまだ残っています。駅舎もまだ地上時代のままでした。

東門前３号踏切付近は架線が撤去されただけの状態です。

振り返ったところ。足下を走っていた電車が東門前に到着します。

東門前２号踏があった位置から。この踏切は切替に先立ち２月11日に撤去されました。今年の９月には跨線橋ができるそうです。

オマケのカットその１、小島新田から地下に潜るところ。

その２は産業道路からのトンネルを抜けたところ。