模様替えした代々木八幡駅
本日(16日)はJRや私鉄でダイヤ改正が行われました。地元の中央線もいろいろと話題がありますが、私としては小田急の代々木八幡駅が一番気になるところ。なにせ50年以上前、高校、大学と7年間お世話になった駅なので、早速様子を見に行ってみました。
ダイヤ改正のポスター。昨年の複々線完成に比べれば車両面での変化は少なく、炭素使用量削減を謳っています。
新宿から各停に乗り、次の南新宿でひとつ確認することがあります。これは12日の撮影で、新宿寄りの2両分には立ち入れません。問題は架線ビームからぶら下がっている信号機で、10両分使用になると各停は信号機を越えて停車することになります。といってこれを前方に移設すると、踏切の所にある信号機と接近してしまいます。改正4日前で代替となる信号機も設置されていないということは、このままなのでしょうか。
そして本日。停止位置が新宿寄りの頭合わせになり、信号機を越えた位置で停車しています。
ホームには何号車の何番ドアという表示が追加されています。
次の各停に乗って代々木八幡到着。今のところ新宿寄りの6両分くらいは屋根なしです。
新宿寄りの先端部からはこんなアングルで撮影できます。
ホームドアはシースルータイプです。実はこのホームドア、なかなか優れた仕掛けがあるのです。
エスカレーターは新宿寄りにあります。
屋根があるのは駅本屋の下だけ。上りの急行が通過します。
小田原寄りはかなり幅が広い。しかし、上り列車に乗る人は新宿寄りに集中するのです。今年度中に上を跨ぐ山手通りと駅舎を結ぶ通路ができるそうです。
1番線を下り急行が通過。
その急行をホーム端から後追い。
改札階に上がります。新宿寄りの端から小田原寄りの改札口を見たところ。通路はかなり広い。
左端がホームに降りるエスカレーター。右端に寄ると新宿の高層ビル群が見えます。
広々したトイレ。東京なので「ようおこし」とは書いてない。
改札口。
自由通路から見た改札口。
券売機は2台。学生が定期の買い換えで殺到する時期は窓口で対応するのだろうか。
長年親しんだ旧ホームへの出入り口は閉鎖されています。
山手通りの上から見たホーム。
ここでホームドアの仕掛けを見てみます。上りホームで中ドアとホームとの間にはかなりの隙間があります。
そこで停車すると真っ先にホームドアの先端が迫り出してきます。それからホームドア、電車のドアの順に開きますが、少々まだるっこしい。
これで安全に乗り降りできます。発車の時はまず電車のドアが閉まり、迫り出しが引っ込み、ホームドアが閉まるという順序になります。この仕掛け、恐らく日本で初めてだろうと思います。
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コメント
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大先輩に先を越されてしまったレポートですね。早速行かれたとはやっぱり凄い!!
ホーム戸の隙間は長年の課題でしたが遂に素晴らしいものができましたね。JR飯田橋もこれにすれば移設することなかったのに。
投稿: OER3001 | 2019年3月16日 (土) 22時14分
OER3001さま、
そんなに遠くではないし、思い入れのある駅なんで、行ってきました。もうひとつ、ついでのネタも仕入れたので、近々アップします。
投稿: モハメイドペーパー | 2019年3月16日 (土) 23時40分
カーブでの可動式ホームはメトロの何処にありますが、ホームドアと連動したのはお初ですね。NY地下鉄でガラガラガッシャンとデカイ音がする奴を見たのが始めてでした。
東武浅草でも採用しないかな?
投稿: Cedar | 2019年3月17日 (日) 06時33分
南新宿、師がご指摘の信号は場内信号ではないでしょうか?
これが出発信号だったとすると、運転手はあっちむいてホイしてたことになります。
踏切の信号が元々出発信号のような気が・・・
代々木八幡、社会の窓開けて、モノを出し入れ・・・あっという間に特急、急行が後ろに張り付きそうですね。
投稿: シグ鉄 | 2019年3月17日 (日) 11時09分
Cedarさま、
仕掛けは優れものですが、迫り出しが出終わってからホームドアが開き、全開してからやっと電車のドアが開くという、なんともまだるっこしい手順を踏んでいます。
シグ鉄さま、
南新宿は移設していますから、閉塞との関連が変則的になっているのかも知れません。地上線と地下線が分かれた先にある信号が第一場内、写真に写っている踏切の所が第二場内となるのでしょう。ホームに引っかかっているのは実質的に進路予告の役目のようです。
代々木八幡は年寄りがモタモタしていると次の各停が来てしまいそうです。
投稿: モハメイドペーパー | 2019年3月17日 (日) 12時31分