3月15日で消える列車
3月16日にJR各社のダイヤ改正が行われるので、私鉄でもこれに合わせてダイヤ改正を行う会社があります。新線開業とかはないので、いわゆる白紙改正はほとんどありませんが、西武鉄道では、国分寺~本川越間の直通列車がなくなるという項目が目に留まりました。これは東村山駅の改良工事に関連するもので、廃止ではなく休止と表現していますから、工事完了後には復活するのかも知れません。しかし、その時まで生きている保証はないので、直通運転の状況がわかる写真を撮りに出かけました。まずは現在の東村山駅の配線をおさらいしましょう。久しぶりのお絵かきです。茶色の1番線は国分寺~本川越または西武園への直通列車のみが使っていて、これが改良工事の進展により使用停止となるようです。緑の2・3番線はもともとつながっていたのですが、今は真ん中付近で分断され、2番線(図の右)は国分寺線、3番線は西武園線が発着しています。4番線が新宿線の下り、6番線が同上り、5番線は特急の上下供用になっています。
2番線の終端付近から。左のホームが1番線で、ここに発着するのは日中の1時間あたり上下各1本しかありません。
跨線橋から2番線を見たところ。
4番線の先端から所沢方面を見ると、高架の鉄骨が組み上がっています。
西口(1番線)寄りから見ると、大がかりに地面を掘ったりしているのがわかります。
1番線に新宿線からの国分寺行きが到着。毎時、国分寺行きが33分、本川越行きが37分に発車します。
改札を出で所沢寄りの踏切から。右が西武園線、左の2本が新宿線です。
振返って本川越方向を見てみましょう。左へカーブしていくのが西武園線。渡り線が2箇所あるのが確認できますね。かつては国分寺連絡の貨物列車が1日に数回、ここを通過していました。
国分寺線からの本川越行きが通過していきます。
数分後に本川越発の国分寺行きがやってきまた。先頭車が新宿線の下りにかかります。
クネクネ~。
さらにクネクネ~。
ポイントは8番くらいかな。だいぶスピードを落としています。
ここまで来たので、ついでに所沢の様子も見ておきます。新宿線上りホームの表示。
短い6連がやってきました。
停止位置は頭合わせなので、本川越寄りの4両分には止まりません。
下りも撮っておきます。
本川越行きの停止位置はケツ合わせです。右の柱の上に「6両編成の先頭はここ」という表示があります。腹も減ってきたので今日(1月30日)の撮影はここまで。
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1番線が使用停止にすると朝間ラッシュ時国分寺線の1,2番の相互着発、
南入曽から国分寺線ヘの車両の出し入れがどうなるか楽しみですね。
投稿: ぬか屋 | 2019年2月20日 (水) 18時01分
ぬか屋さま、
高架後は新宿線、国分寺線、西武園線合わせて2面4線となっているので、ラッシュ時はかなり綱渡りになりそうな気がします。
投稿: モハメイドペーパー | 2019年2月20日 (水) 19時57分
配線を見ると、1番線がないと国分寺ー所沢は折返しを要することになります。
1番線廃止後、速やかに2、3番線を繋ぐと読みます。
車止めと囲いを外せば、簡単に線路を敷ける造りですから。
投稿: シグ鉄 | 2019年2月21日 (木) 10時59分
シグ鉄さま、
2・3番線はもともとつながっていたものを、国分寺線と西武園線で供用するために分断しています。保安上の理由でこうしたとすれば、レールがつながっているホームで2列車を発着させるということはしないでしょう。
高架化でホームの幅は広くなるので、今の3番線の位置に西武園線用の切欠きホームができるのではないかと予想しています。
投稿: モハメイドペーパー | 2019年2月21日 (木) 15時03分
東村山で国分寺線が分断されたら大変~と思ったら小川の鬼線路で繋がってますね、新宿線に入ると今までと向きが逆になりますけど~
投稿: Cedar | 2019年2月23日 (土) 22時39分
Cedarさま、
東村山~小平~小川の三角線は譲渡車両の方転に使われたりします。便利なようでもあり、厄介な存在ともいえそうです。
投稿: モハメイドペーパー | 2019年2月23日 (土) 23時44分