アンチクライマーを作る
久しぶりの工作です。原鉄の模型スクールは4期目に入り、3期生の2人が今度は自作に挑戦しています。なので、講師としても製作中の2両目を先に進めないといけません。
車体はほぼできあがっているので、それにくっつく小物パーツに取りかかります。一番面倒そうなのが車体前面のアンチクライマー。キットではソフトメタルのパーツが入っていますが、これをなんとか自作してみます。
最初は紙で作ってみました。しかし、微妙なカーブを削ろうとするとメクレが出てしまい、瞬間接着剤で固めてもうまくいきません。神紙に見放されたら自らの手でウンを掴め、というトイレの落書きに励まされ、金属(真鍮)でやってみます。高さ4mmなので、ヒダの部分は0.4mm、スペーサーは0.8mmとしました。これで計算上は4mmに収まるはずです。
ハンダ付け完了。やはり金属はしっかりしています。
ヤスリで微妙なカーブを整形します。ヒダの凹凸がなくなった部分は金鋸で切れ込みを入れました。
実はさらにもう1両作ることになりそうなので、できあがったのを元型にして、樹脂で複製することにします。右が型取り用のおゆまる、左が紫外線硬化のレジン樹脂です。
私としては初めての作業ですが、とにかくやってみましょう。小学校でやった粘土細工を思い出します。元型を外したらレジンを流込み、ベランダに出して30分ほど陽にあてます。
恐る恐る型から取り出します。ちょっと歪みがあるし、右のは練り方にむらがあり、筋が出ています。
もう一度湯に漬けてからやり直し。1個ずつに分けました。
コツもわかってきて、まぁまぁの仕上がりです。右のに1箇所、気泡が入ったけど、塗装すればわかりません。
さてこれをどうやって車体に取り付けようか。
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おゆまるって言うのは使ったことありませんが、シリコンゴムより手軽にできそうですね。今度試してみようかな?
投稿: OER3001 | 2018年11月13日 (火) 22時13分
紙がなければ・・なかなかウンチくのある落書きですね。
W大3号館のウンコ用便所にあった落書きを思い出しました。
ニュートンも自分のクソには気がつかず。
投稿: シグ鉄 | 2018年11月13日 (火) 23時42分
Cedarは「型取り君」ってのを使ってます。関西合運の時やってた奴で、元々は歯科技工材料だと思われ、歯医者で差歯治療するのと同じ匂いがします。
投稿: Cedar | 2018年11月14日 (水) 02時20分
OER3001さま、
おゆまるはプラスチック粘土で、本来は造形用。型取りもできるけど、あくまで簡易的な使い方です。おゆまる自体は安いですが、レジンが結構いい値段です。
シグ鉄さま、
昔のトイレの落書きには、なかなか哲学的なものもありました。ニュートンも日本式のトイレなら引力の存在に気付いたかも知れません。
Cedarさま、
目的に応じて名前が違いますが、主成分は概ね変わらないと思います。おゆまるはほとんど無臭ですね。
投稿: モハメイドペーパー | 2018年11月14日 (水) 10時03分