« JAM開催中 | トップページ | JAMの顛末(その2) »

2018年8月20日 (月)

JAMの顛末(その1)

 

昨年は見るだけだったJAM、今年は「鉄犬モハモハ主義コンペ」に参加したのですが、急遽「零番三線式の会」の助っ人も引き受けることになり、広い会場を右往左往する4日間となりました。

P8154385準備の前日の15日、持っていく荷物をまとめてみました。この段階ではレール(プラ道床10本と木製道床4本)とハンドスプレーを忘れています。それに若干の工具を加え、なんとかバッグに収まりました。

P816438716日、少々くたびれたキャリーカートにバッグを括り付け、10時半に家を出ました。高円寺駅でエレベーターを使ってホームに上がり、数m引っ張ったところで片方の車輪が外れてしまったのです。エレベーターの所まで戻っても車輪を押さえるナットは落ちていません。さぁどうすべぇ。取り敢えず電車に乗り、対策を考えます。

P8164388ビッグ
サイトへは有楽町で地下鉄有楽町線、豊洲からゆりかもめというルートを考えていました。しかし、そこまでボロカートは持ちそうもないので急遽新宿で下車。ヨドバシのトラベル用品館で少し丈夫そうなカートを買って積替え、古いのは処分してもらいました。
 これで一安心、しかし、地下鉄〜ゆりかもめコースは乗換えが3回あるので考え直し、りんかい線で行くことにしました。ところが、埼京線ホームに降りてみると「強風により原宿付近で木が線路に倒れかかり、撤去作業のためしばらく運転見合わせ」のアナウンス。やむなく中央線快速から神田で山手線に乗り換えたら、東京を出たところで緊急信号受信で10分近く停車。度重なる試練を乗越え、12時の集合から約30分遅れてビッグサイトの東1ホールに到着しました。

P8164393モハモハ主義コンペのブースは入り口から近いA3。机を並べ、パンチカーペットを敷き終わったところでした。

P8164400見せ場となるモジュールは5個中の1個が新作です。

P8164404ヌッキーナ氏の指示で金属道床レールを敷いていきます。カーブは900、750、655、600の4種類。複線用の655Rは私がエンドウ在職中でもほとんど売れた覚えがありません。

P8164411モジュールが並び、高架線と仮接続されました。

P8164420ここで問題発生。隣がカーブのモジュールなので、車両がホームの端に当たってしまいます。レールをずらすのは不可能なので、当たる部分はざっくり切取られました。

P8164423北大阪線のモジュールではセンターポールの1本が車両にスリスリ。私なら迷わず撤去しますが、拘りの作者は微妙に位置をずらし、20m車入線禁止で逃切りました。

P8164426電気配線はヌッキーナ親子の独壇場。その他大勢は手が出せません。

P816443316時半すぎ、試運転列車が走り始めました。真剣な眼差しでコントローラーを操作する鉄ワン氏の前を、できたてのジェットシルバーが走ります。

P8164438展示スペースを稼ぐため、線路の一部はトンネル状になっています。この上には文化財的車両が並びます。

P8164401合間を縫って三線式の様子も覗いてみます。これはまだ14時前。右端が車の搬入路になるので、作業は小休止です。

P8164414小一時間後にはレールが8割方敷けていました。

P816443617時前には準備完了。このあとは第1回目の反省会となりました。

« JAM開催中 | トップページ | JAMの顛末(その2) »

鉄道模型全般」カテゴリの記事

コメント

4日間ご苦労様でした。長時間長距離運転のご労をお伺いして興味深かったです。あのお子様ではないですが、C55流線型のショーティはブンブン走らせたいですね。また、EB58一族のお話も楽しかったです。また、寄せていただきます。ありがとうございました。

JAMでは色々とお世話になりありがとうございました。
搬入に際して、ビッグサイトまでの苦難の道のりがあったとは、
初めて知りました。
武蔵野急行の快走もその賜物だったのですね。

ぼっちぼちさま、
C55はだいぶ年代物なので、いたわりながら走らせないといけません。車輪の精度が悪いので、かなりケツを振りながら走ります。

E.NUKINAさま、
前日にカートの試運転もやっておくべきでした。電車は棚に戻す前に点検したところ、だいぶ車輪が汚れていました。来年はしっかり整備してから持っていきます。

4日間お疲れさんでした。私は3日でしたが帰るころには結構疲れてました。会場到着までにえらい目にあってましたね。古い3線式の機関車も手入れすると結構走るもんですね。でも、コレクターの摩耗度にはびっくりしました!

山陽C62さま、
まぁ、これも日頃の行いのせいなんでしょう。3線式は直巻モーターなんで、年代物でもマグネットが弱くなってということはありません。コレクターは三擦り半ではすまないんで、実物なみにグリス塗ったりしています。

他ブログで拝見しましたが、師が展示された百万人のハンドスプレー!
百万人の英語なんてのもありましたし、当時は百万人が流行りだったんですかね・・

懐かしい車両収納箱ですね。
弊社も活用しております。

シク鉄さま、
百万人が大多数の代名詞だったのですね。宝くじの賞金も一等が百万円くらいではなかったかな。

ぬか屋さま、
懐かしいあの箱です。その後の計画変更で幻の車号になってしまったのもあります。

大変なご苦労をしての搬入など、本当にお疲れ様でした。
お陰様で、充実した展示を楽しむことができました。
次回は・・・、また楽しみにしています。

OER3001さま、
乗りもので迷うことはないのですが、乗換駅のエレベーターの位置までは把握していません。今回はいい体験になりました。

ただいま娑婆に戻りました。次は合運に向け、Oゲージの世界に戻ります。

絶妙なタイミングでの検査入場でしたね。次は関西と関東で合運が控えています。

設営日、会場ではたいへんだったんだなーとお伺いしてましたが
カートの車輪が取れた!?
ホント、変態× たいへんでした・・・
そこまでしていただき武蔵野急行の数々を拝見できたわけです!ありがとうございました!

音展ワンワンさま、
カートはだいぶガタが来ていたし、おまけに過積載でもあったようです。武蔵野急行の電車は長い休眠でだいぶ車輪が汚れていました。なにごとも事前の整備をしっかりしとかないといけません。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: JAMの顛末(その1):

« JAM開催中 | トップページ | JAMの顛末(その2) »

2023年2月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28        
フォト
無料ブログはココログ