« さぁ、出発 | トップページ | JORC関西の運転会とその前後(当日) »

2018年6月 5日 (火)

JORC関西の運転会とその前後(1日目)

 6月2日(土)はJORC関西の運転会。その前後と合わせて3日間の関西巡りです。

P53133315月31日のグランドリーム15号で出発。今回は2Cの席ですが、特に外を見ることもなく、定刻(6:28)より約15分ほど早く、大阪駅に到着しました。

P6013334大阪駅南口(バスターミナル側)におもしろい仕掛けを発見。水滴を落として絵や文字を表すディスプレイです。そろそろ出勤途上の人達から「あのオッサン、なにしとるんや」という眼差しを浴びつつ、5分くらいカメラを構えていました。

P6043488広場を横切り、阪神電鉄梅田駅の駅長室でこれを購入します。六甲ケーブル、六甲山上バス、六甲有馬ロープウェー、神戸電鉄(有馬温泉~谷上)、北神急行、神戸市営地下鉄(新神戸~三宮)、阪急電鉄(神戸三宮~阪急六甲)と阪神電鉄全線が1日乗り放題で2460円という、超お得な切符です。
 というのも、有馬温泉へは神戸電鉄だとかなり大回りをして時間もかかります。それが六甲山頂からロープウェーで行けるというのはなかなか自分の頭で納得できず、前々からぜひ1度実際に乗ってみたいと思っていたのです。

P6013348まずは阪神電車で大物へ。ここで近鉄に乗入れる10連を撮ろうと思ったのですが、8時頃ではまだ側面に陽が回りません。かといって本線側のホームからだと画面右端の箱と架線柱が邪魔。潔く諦めます。

P6013349本線普通で尼崎へ。赤信号になっているとはいえ、停止位置の10mくらい先を入庫の列車が横切っています。停止すると間もなく、右に近鉄からの尼崎止まり、左に東須磨行きの特急が到着します。

P6013351特急が発車、近鉄車はグネグネ曲がって折返し線に入ります。

P6013357各停で甲子園に到着。ここもまだ上り列車の側面に陽が回りません。そのかわり、朝ラッシュ時限定の甲子園で折返す区間急行が撮れました。

P6013353神戸高速開業50周年記念のマークは2種類あり、これはイラストが開業時の車両。

P6013361こちらは最新車両が描かれています。

P6013362もう少しスッキリした写真を狙い、香櫨園に移動します。時間は9:16。ちょっと雲がかかってきました。

P6013365さらに暗くなってきます。このカットはシャドーを少し明るく補正しています。実は大物でラスト1本となり、今年度に廃車予定の5131形が下って行ったのを見たので、それの戻りが来るまで粘ります。

P60133669:41、おっ、来た来たと思ったら、5001形でした。まぁ、これもその次の廃車候補ですから、しっかり撮っておきます。

P6013368やっと雲が切れ、陽が射してきました。この色は本命の1000系より9000系の方が似合っていると思います。

P6013369もう1本5001形が来てその次、10:06に5131形が来ました。5001形とどこがちゃうねん。まぁ、わからんでも普段の生活にはなんの不便もありません。

P6013370阪神といわず、全国的に希少となった電機子チョッパの制御器。左側の約1/3はコンデンサです。これは東芝製なんで形式は5131形、三菱製は5331形でした。形式の100位を東芝=トーシバ=10、というこじつけで、三菱は単純に3というわけです。

P6013371反対側も押さえておきます。ここでカメラのバッテリー警告マークが点灯。予備に取り換えたら、それも数コマ撮っただけで「もうアカン」の表示。やむなくこれ以後はバッテリーのご機嫌を伺いながらの撮影になります。

P6013373有馬・六甲周遊の出発点は阪神御影。ここから六甲ケーブル下までのバス(神戸市営16系統)も周遊パスで乗れます。ケーブルの駅を撮影する間もなく、11:00発のケーブルがすぐの発車です。平日でも座席の8割くらいが埋まっていました。ここは阪神淡路大震災の翌年、DJ誌の取材で乗って以来で、その時もこの2両連結の新型車両でした。

P6013375約10分で六甲山上に到着。トイレに行っているうち、すぐに接続するロープウェー山頂行きのバスは出てしまいました。

P6013376ちょっと霞んでいるけど、なかなかの絶景。海の向こうが2月に行っているポートアイランド、その先の細長いのが神戸空港です。11:35発のバスでロープウェー山頂に向かいます。

P6013377ここもすぐの接続11:50発の有馬温泉行きに乗車。バスの乗客の大半は途中の施設で降り、ロープウェーの乗客は10人足らずでした。

P6013379ロープウェーは全長2.7km、ゴンドラは2台なので、真ん中で行き違います。

P60133804/5くらい進んだあとは一気に下って行きます。ケーブルの右手に見えるのが有馬の温泉街。約12分で呆気なく有馬温泉(といっても温泉街の外れ)に到着しました。

P6013381日本3名湯のひとつですから、一風呂浴びていきます。周遊きっぷにはここと銀の湯のどちらかに入れる利用券もついています。金の湯は鉄分の多い茶色の湯で、大田区あたりの天然温泉と同じような感じでした。

P6013382風呂上がりに真っ昼間のカンカン照りはいささかきつく、冷房が入った神鉄電車に避難します。右が先発(13:09)なので、迷わずこれに乗ります。

P6013384せっかく乗っても次の有馬口が終点。これでは三宮や大阪に直通するバスにかなう訳が有馬温泉。すぐ接続の新開地行きを見送り、折返して有馬温泉に戻るところを撮影します。

P6013385谷上で北神急行に乗換え、一駅目の新神戸で下車。布引の滝が近そうなので見に行きます。一番下の雌滝(めんたき)。一番上の雄滝(おんたき)まで200mという案内板につられてさらに歩きます。

P6013386これが雄滝。しかし、200mというのは水平距離で、滝なんだから高低差があることに気が付かなかったのは迂闊でした。実はいきなりのかなり急な階段を這いつくばるようにして登ったのです。

P6013389だいぶエネルギーを消耗したので、三宮で腹ごしらえ。まだ陽も高いし、高速神戸行きの5131形を見かけたので、これの戻りを住吉で狙います。15時過ぎだと大阪寄り先頭は逆光。後追いは電線の影で前面が袈裟懸けです。

P6013390住吉の駅舎。丸窓がいい雰囲気です。

P6013394梅田までは各停で時間稼ぎ。民営に代わった地下鉄の表示を撮っておきます。ここでいよいよカメラのバッテリーがご臨終になりました。ちょうど阪神百貨店の新装オープンでしたが、かなりの混雑なので中には入らず、本日の塒(ねぐら)に向かいました。

« さぁ、出発 | トップページ | JORC関西の運転会とその前後(当日) »

鉄道全般」カテゴリの記事

コメント

温泉までセットの周遊券は素晴らしい!です。

地図を見るとロープウエイを使うと長方形の短辺ですから、近いですね。それに風光も明媚だし、良いコースですね。

成程、良くわかりました。
日立製コンデンサでは数字の語呂合わせができないから不採用、そういうことですね。

ひぇー、六甲周遊に加えて布引の滝まで!! なんという行動力なんでしょう
六甲は平日でも混んでるので最近全く行ってません。でも久々に行ってみようかな・・・
これの山陽版は新開地経由(北神不可)なので神鉄も満喫・・って神鉄はもうええですがw

hanamuraさま、
温泉といっても街中の銭湯と同じくらいの規模ですが、いろいろとオマケが付くのはありがたいです。

ぼっちぼちさま、
有馬温泉を夕方に出て、神戸の夜景を見ながら六甲ケーブルを下るというのをやってみたいです。

シグ鉄さま、
阪神はモーターが東洋電機なんで、ここの制御器も採用するとなると、話がややこしくなります。

青春Mさま、
本来なら午後は大石~新在家あたりで阪神を撮影するつもりでした。デジカメが死にそうだったので、時間稼ぎに滝を見てきたわけです。

ひぇ~、すげー行動力。とてもシルバー世代とは思えませぬ。

OER3001さま、
関西にはこの手のお得なきっぷが多いので、体力が続く限り使い倒します。

私も夙川の翌日は阪神御影住吉から神鉄うろつきました。神戸エリア1日乗り放題950円っていうクーポンでした。関西の電車はいろんな割引切符があるんですね。

Cedarさま、
スルッと関西の企画乗車券は基本と私鉄各社のフリーきっぷがフラスの拡大版というのがあります。そのほかにも阪神阪急乗り放題で1100円というのもあるし、私鉄ファンには利用価値が高いです。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: JORC関西の運転会とその前後(1日目):

« さぁ、出発 | トップページ | JORC関西の運転会とその前後(当日) »

2023年7月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
フォト
無料ブログはココログ