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2018年6月に作成された記事

2018年6月29日 (金)

LSE、最後のスーパーはこね

 本日は二度寝もせず、10時前には小田急新宿駅2番ホームにいました。

P6293841改札をはいってすぐ、ロマンスカーカフェの前はたいそうな人だかりです。

P6293837発車案内の両数を見ると11両、ということは…なんて勿体つけなくてもLSEが来るのはバレバレです。

P6293842入ってきました。

P6293845停止寸前。まだこの時点では「さがみ70号」なのですが、列車名表示はもう「スーパーはこね」に変わっています。

P6293847停止しても阿鼻叫喚にはならず、そこそこに秩序は保たれていました。私は小田原寄りに移動します。

P6293854ラストランのステッカーが貼られています。NSEの最後の時を思い出します。

P6293869ありがとうのポスター。定期運行は7月10日までですが、「スーパーはこね」に入るのは今日が最後です。

P6293868この表示ももうすぐご用済みになります。

P6293862先頭もそこそこの人だかり。

P6293864発車30秒前。このあとは動画で撮りましたが、期待していたミュージックホーンは鳴らさず、静かに走り去っていきました。

P6293888せっかくだから戻って来る「はこね12号」を鶴川あたりで狙うつもりでしたが、これでもかのカンカン照りに作戦変更。お手軽な南新宿で出迎えます。LSEがデビューした頃は、まだ右の建物が小田急の本社だったはず。

P6293889すぐさま跨線橋に上がって後追い。なんと、ここでOER3001さまとご対面。まぁ、大体考えることは同じです。

P6293890折返しの「はこね31号」は踏切脇から。心持ちタイミングが早すぎた。

P6293892ダメ押しの1枚。 これで個人的には「さよなら」の儀式を終了とします。

2018年6月28日 (木)

蛇窪の由来を探る

 いろいろ調べてみると、現在、品鶴線と大崎支線が合流する所が旧蛇窪信号場だったという説明は、少々正確性を欠いています。何故なら、大崎支線の0キロポストは西大井に近い位置にあるからです。実は大崎支線は現在の東急大井町線の下あたりからしばらくは品鶴線と並行し、0キロポストのある杜松地下道(かつては踏切)の先で合流していました(請け売りですが)。その理由は、向きを変える特急列車が踏切を支障するのを避けるためとされています。

P6223748そんなことを頭の隅っこで考えつつ、杜松地下道から西大井に向かって歩いていると、意外な発見がありました。西大井のすぐ手前の加道橋ですが、

P6223747名前はご覧のとおり。下蛇窪です。

P6193705さらに歩いて、ホームの下を潜る細い道。

P6193704こちらは上蛇窪です。かつてこのあたりは荏原郡で、昭和7年に古くからの字名である上蛇窪と下蛇窪は上神明、下神明に改められます。大崎支線の開業は昭和9年なので、すでに行政上は蛇窪という地名はなくなっているはずですが、鉄道省は伝統のある地名を尊重したのでしょう。

P6193707歩いている時にそんなことは頭になく、西大井に到着。画面の右には日高屋が入っています。この駅の開業は品鶴線に横須賀線が走るようになってから6年後の1986(昭和61)年4月です。当時は本数の少ない横須賀線より、バスで大井町に出る方が便利だったのでしょう。

P6193711西大井のホーム。横浜寄りには踏切があります。

P6193713踏切から横浜方向を見たところ。しばらくは新幹線が真上を走ります。

P6193727駅名標。開業時、横浜寄りの次の駅は新川崎でした。

P6193726時刻表。日中の列車は概ね横須賀線4本、湘南新宿ライン2本で、後者は横須賀線に直通する列車のみ。つまり、ここは横須賀線の駅なので東海道線に直通する列車は通過するのです。

P6193718横浜寄りの上りホーム脇にはこんもりとした木立が見えていて、なんとなく気になっていました。

P6193720お寺かと思っていたのですが、線路寄りは小さな公園でした。

P6193715その左はなにやら立派な門構えで、脇には曰くありげな石碑もあります。

P6193719石碑のアップ。大勲位伊藤博文公墓所と刻まれています。中は公開されていないようです。

P6193723公園の塀の隙間から中が見えます。博文公の胸像がありますね。これで湘南新宿ラインの車窓から眺めていた疑問が氷解しました。

2018年6月24日 (日)

大崎の三角

 シグ鉄さんのブログでは黄金の三角が佳境に入っているので、私もちょこっと三角をネタにしてみました。このところ原鉄の仕事で往きに利用する湘南新宿ライン、大崎を出て少し走ると品川から来る横須賀線と合流します。ここが旧 蛇窪信号場で、かつては品川~蛇窪~大崎~品川という経路で特急「つばめ」「はと」の方向転換などに使われていました。いわゆる三角線なのですが、この三角は単純な三角ではありません。

P6193687まずは現地をご覧ください。画面奥が大崎、左に行くのが横須賀線、右に分かれるのが湘南新宿ライン、上を横切っているのが東急大井町線、さらに左上の高架が新幹線です。

P6193686ここが上の写真を撮った住吉踏切。左は拡幅工事中の都道26号線で、線路の下を潜ることになります。踏切の先数分で大井町線の下神明駅に出ます。

P6193685踏切の少し大崎寄りに行くと複雑な地形がわかります。画面左が線路を潜る道路、その上に在来線、東急大井町線、新幹線と重なっています。

P6223780これは大井町線の車内から撮影した大崎方向。赤丸は後述する大崎支線のキロポスト(1/2km)です。

P6223783同じく、西大井方向。かなり緩いポイントですが、恐らく湘南新宿ラインが走る前はもっときつかったのでしょう。

P6243805ここまで写真を見て、「なんで品川に行くのが左に分かれるんだ」と思われた方、その疑問にお答えしましょう。図の黒い線は横須賀線が走る品鶴線、赤い線は湘南新宿ラインが走る大崎支線、茶色い線は山手貨物線です。それぞれの歴史を辿ると、
・1925(大正14)年3月、品川~渋谷~池袋~田端の電車専用線が完成し、汽車が走っていた線路が山手貨物線となる。
・1929(昭和4)年8月、貨物用の品鶴線開業。山手貨物線との分岐点に目黒川信号場を開設。
・1934(昭和9)年12月、大崎支線が開業し、品鶴線との分岐点に蛇窪信号場を開設。
・1965(昭和40)年7月、目黒川、蛇窪の信号場を廃止、大崎駅の構内とする。
 というわけで、現状はこの変則的な三角すべてが大崎駅の構内になっています。

P6193694もう一度確認しましょう(ひつこいって)。直進する横須賀線。左の信号はどちらも場内信号機になります。

P6193703_2右に分かれる湘南新宿ライン。

P6193731今度は横須賀線の先頭から。旧 蛇窪信号場を通過。

P6193733右にカーブしながら大崎支線をオーバークロスします。

P6193734山手貨物線が近づいて来た。

P6193735旧 目黒川信号場を通過。

P6223746ところで、大崎支線は旧 蛇窪信号場寄り(実際はその少し先)が起点なのです。これは歴史を調べているうちにわかり、日を改めて撮影しました。大崎5番線の中ほどに2kmのキロポストがあります。

P6223745その手前にこんな表記がありました。2018は年号ではなく、起点から2.018kmの意味です。さぁ、それでは起点の0キロポストはどこだ。

P6223752湘南新宿ラインの先頭から線路端を注視して、このあたりと見当をつけた所まで歩くと…、おっ、ありました。0の下に「支」と書いてあるので間違いありません。

P6223753_2その位置は西大井から歩いて5・6分、この横断地下道の手摺り越しからも見えます。方向転換する列車はこのあたりで停止したのでしょう。品川から来て大崎に折返すには渡り線が必要になりますが、現在、その痕跡は見つかりません。

2018年6月21日 (木)

ここが変わった、渋谷と品川

 前々回の京王ネタは少し気合いを入れたつもりなんですが、反応はさっぱり。ところが、前回の回数稼ぎみたいなそばネタは昨日のアクセスが500を越え、今月に入って最多となりました。まぁ別にアクセス数に応じた歩合が入るわけではないから、どうでもいいんですが。
 
 という愚痴っぽい前振りはさておき、6月に入って都内のJRでは渋谷と品川で駅改良などに伴う線路変更が行われています。このところ日曜出勤が続いて当日の様子を見ることができなかったので、一昨日(19日)、渋谷と品川を覗いてきました。

P6193630まずは渋谷。新宿から先頭にへばりついてカメラを構えます。白っぽいガーダー橋は5月27日の早朝に架け替えられました。

P6193631左に大きく振れています。右の北行線路より高く(山手線と同じ高さ)なっているのがわかるかな。

P6193632地下鉄銀座線の下あたり。新しいホームの骨組みがてきあがっています。

P6193633間もなくホームにかかります。

P6193634このあたりでも1線分東(左)に寄っています。

P6193636南行の先頭部。停車位置が1両分弱ずれ、その分が延長されています。

P6193638ホーム先端から振返ります。ここで待っている人はほとんどいません。

P6193641ホームは6号車あたりから段差が付き始めます。

P6193643上の写真の階段部分で段差は1段。

P619364710号車あたりで4段。

P6193649段差を行き来するためのスロープもできています。

P619365512号車あたり。

P6193658新宿寄りの15号車付近では7段分の高低差があります。

P6193656南行ホームの新宿寄りから。パワーショベルがいるあたりもホームになるのでしょう。これで渋谷の全容がわかったので、次は品川に移動します。

P6193665品川は6月17日早朝に京浜東北線の南行が4番線から5番線に移されました。5番線に到着する大船行き。南行は単にホームが1線ずれただけではないので、田町から先頭にカブリついて確認します。

P6193672田町では撮影しやすい位置を確保するため、電車を5・6本やり過ごしました。昼間で混雑してはいないのに、なぜか一番見通しのよい位置にへばりついているのが多いのです。田町を出て道路を潜るとすぐ、新しいルートに切替わります。

P6193674このあたりはかつての東京機関区でした。山手線を乗り越えるコンクリート橋がほぼできあがっています。

P6193675まだ駅名が決まっていない新駅を通過。左は東海道線の上り線です。

P6193677品川駅が見えてきました。上野東京ラインの北行と擦違います。目の前のポイントは保線車両用です。

P6193678大きく左にカーブしながら減速。

P61936805番線に到着しました。これで品川の観察は終わり。さらにもう1箇所、足を延ばしますが、それは次回で。

2018年6月19日 (火)

梅もと は外れ

 梅雨の晴れ間となった本日(19日)、軽く撮り鉄して帰る途中で14時を回り、小腹も空いたので新宿で途中下車しました。西口の地下を歩き、目に付いたのが「梅もと」。駅そばではないけど、都内ではかなり昔からある老舗?です。

P6193741実は私、「梅もと」はまだ未体験だったので、思い切って暖簾を潜り、注文したのがこれ。ちくわ天そば、390円也。大きめのちくわが丸々1本入ってこの値段は、ちょっと引きつけられます。

しかし!  

 結論からいうと大外れ。そばは細切りのうどんレベル、つゆは醤油っぽい、ちくわ天の衣は粉っぽい。当然、つゆは飲み干さず、家に帰ってコーヒーを飲んだあとも、まだ口の中に醤油味が残っていました。
 やれやれ、これなら迷わず「そば一」にしておけばよかった。

2018年6月16日 (土)

ここ、いいかも

 先週の8日、渋谷駅の埼京線ホームを見に行こうと思い、新宿駅1番線で電車を待っていると、「先行列車が恵比寿で人身事故のため、しばらく運転を見合わせます」とのアナウンス。ボケ~と待っているほどヒマではないので、予定を変更して久しぶりに京王線を見てみることにしました。

P6083511取り敢えず笹塚で観察を開始します。都営車もだいぶ10連が増えてきました。

P6083516おっ、5000系だ。でも運悪く陽が陰ってしまいました。昼間は都営線直通の区間急行に入ることが多いようです。

P6083518これに乗込み、発車を待っていると上り線を見慣れないやつが通過。ホームに出るヒマもなく、運転室越しに撮りました。新宿ですぐ折返してくるはずだから、先回りして捕まえよう。

P6083520下りを側面順光で撮るのは地形的に難しく、半逆光だけどそこそこ引きが取れる八幡山で待ち構えました。前面だけ見ていると西武電車みたいです。このあと調布で下車し、駅前(駅上か)を歩きましたが、そのネタは次の機会に回します。まだ陽は高いので、車内から目を付けていた柴崎4号踏切に行ってみました。

P6083539ここは国領からの方が近く、14時を過ぎれば下りの側面に陽が回ります。しかし、意外と邪魔物が多く、ファインダーを覗くカメラでの撮影はまず無理でしょう。5000系8連の各停。

P6083540都営10-300形も最近のグループは顔付きが変わっています。

P60835419000系も8連は少数派です。

P60835427000系の準特急。7が四つ並ぶのは恐らく京王だけでしょう。

P60835498000系の6+4編成は残り数本です。

P6083553本日2本目の5000系も都営線直通の区間急行でした。このあたりで引揚げるつもりでしたが、緑の8000系と検測車が上っていったので、その帰りを待ちます。

P6083557デビュー当時に比べると、緑が少し色褪せたように感じます。

P60835585分後に黄色も通過。これで電車の撮影は終了です。

P6083561国領に戻る途中、気になっていた店に寄ってみます。幟が裏返っているだけで裏焼きではありません。

P6083560電車が見えるベーカリーカフェ「ほっとれーる」です。コーヒー100円とあるし、オヤツにはちょうどよさそうです。

P6083562この店は地下に潜った京王線の真上に位置しています。画面の左端が開口部です。

P6083559店内からは35‰を上下する電車がよく見えます。この窓の下はキッズスペースなので、大人がカメラを構えて居座ってはいけません。パンは少し小振りですが値段は概ね100円台。コーヒーは1杯ずつドリップして陶器のカップに注がれたレギュラーサイズ。100円で商売になるんだろうかと余計な心配をしてしまいます。日曜が休み、土曜と祝日はパンの販売なしなので、利用できるのは定職のない年寄りや自由業の人に限られそうです。

2018年6月14日 (木)

出先での食事

 今回は写真なしです。私が数日間家を空けるのは、2月の「鉄道模型とあそぼう」、5月の「トレインフェスタ」、6月の「JORC関西運転会」、9月の「関西合運」、10月の「関東合運」くらいです。このうち、関東合運はけんかつに泊まるので、食事についてはほとんど選択肢がありません。そのほかも特にその土地の美味いものを食べようという気がないし、呑兵衛ではないので大抵は一般的な定食屋の類いで用が足ります。
 今まで、朝は喫茶店のモーニングサービスをよく利用しましたが、トーストにゆで卵くらいでは腹に持たないし、少し色気を出したメニューにするとワンコイン(500円)では収まりません。理想はファミレスのモーニングメニューですが、これを利用できるのはトレインフェスタくらいで、関西には自分の行動範囲にファミレスはほとんどありません。
 ならばと最近は松屋、吉野屋などでしっかり腹ごしらえをするようにしています。こうすれば少々昼食の時間が遅くなっても大丈夫。特に日の短い冬場はまともな写真が撮れるのが15時くらいまでなので、一番条件のよい時間帯を食事で潰すわけにはいきません。昼食は時間重視で、当座の空腹を凌げればよいという程度。となれば駅そばが一番なのですが、関西の私鉄は駅そばが少ないのが難点です。
 15時くらいで一息つこうという場合、ちょっとお洒落にベーカリーカフェという手があります。しかし、これもパン2個にコーヒーで下手すりゃ600~700円くらいになり、コスパは悪い。例外はパンの単価が概ね100円台の阪急ベーカリーですが、当然、阪急の沿線に限られます。
 夕食は松屋をよく利用しています。これは定食に付く生野菜の量が抜群に多いからで、一応、栄養バランスにも配慮しています。近頃よくみかけるようになった豚カツの松のやもなかなか侮れません。朝メニューのロースカツ定食(400円)は量的にも十分でした。
 最近はイートインを備えたコンビニ(主にファミリーマート)が増え、ちょっとした腹ごしらえには重宝します。弁当屋でも同様で、今回の大阪行きでは3日目の朝にこれを利用しました。店は東京にもある「オリジン弁当」。店内に20席くらいのスペースがあり、コンビニと同じコーヒーマシンもあります。弁当はコンビニと違ってできたてだし、コーヒーはホットで80円。常宿の近くにあるので、これからはちょくちょくお世話になりそうです。

以上、しみったれた話を最後までお読みいただいた方はお疲れさまでした。なお、これによって生じた時間的損失に対する補償は致しません。

2018年6月12日 (火)

これが最後か、LSE撮影

 いよいよ小田急LSEの余命も1月を切りました。しかし、空模様とLSEの運転日、自分の空き時間がなかなか一致しません。天気予報を見ながらやきもきしていると、直近の予報は12・13日が晴れとなりました。しかも、11~13日はLSEが珍しく平日の運用(はこね23→22→41号)に入っています。開成町のピンポイント予報によれば、12日は日中ずっと晴れ、13日は午後から曇り。となったら今日行くしかありません。9:30過ぎに家を出て、新宿の金券ショップで小田急の株主優待乗車券を買い、10:21発の小田原行き快速急行に乗込みました。

P6123567新松田で各停に乗継ぎ、12時ちょい過ぎに栢山到着。5月5日に来た場所まで歩きます。赤影さんのレポートを見て水鏡は期待していなかったのですが、ご覧のとおり、稲は順調に生育しています。空はまだ雲が多く、トップライトのせいか側面が潰れ気味です。この日の新松田~小田原間のローカルは3本とも3000形でした。

P612356812:30、はこね19号。

P612356912:34、はこね14号。

P612357212:52、はこね21号。

P612357312:58、GSEのはこね16号。露出を+0.3に補正してみた。

P612357513:07、もうすぐLSEが来るというのに、雲がかかって来た。

P612357613:11、直前に雲が切れ、はこね23号が通過。

P612358613:56、はこね20号。陽の向きが変わり、側面の潰れが少なくなっています。

P6123588線路の向こうにこんな看板が。このあたりは二宮尊徳ゆかりの〇〇といった類いが多いのです。

P612358914:12、はこね29号。なかなかMSEの10連にはお目にかかれない(帰りに新松田で急行の発車前に通過して行ったメトロはこね22号が10連だった)。

P612359014:15、はこね22号。行っちゃった。せっかくなので約20分後に下ってくるVSEを待ちます。

P612359114:20、下りを見送った1000形の試運転。箱根湯本まで行った来たらしい。

P612359214:31、はこね31号。バックに雲があるけど、頭の上はカンカン照り。熱中症にならないうちに引揚げます。

P6123596駅の近くでダメ押しの1枚。来年はこのあたりで狙ってみようか。

2018年6月 9日 (土)

JORC関西の運転会とその前後(3日目)

 6月3日(日)、さて今日はどこへ行こうか。出発前は阪神間でJRを撮ろうかと思っていたのですが、当日になったら急に風向きが変わり、何度か乗ってはいるけど、ほとんど車両写真を撮っていない近鉄南大阪線に行ってみることにしました。
 といっても南大阪線は丸っきり土地勘がありません。各停の一番前に陣取りロケハンです。河内松原を出ると阪和自動車道をアンダークロスする手前が少し家並みが途切れて、そこそこ撮れそうです。一駅先の恵我ノ荘から戻り、線路端を歩いているうち、後続の「青の交響曲」が通過してしまいました。

P6033426駅から歩いて5・6分のところで構えます。河内長野行き準急で、前3両は最古参の6020系、後2両はVVVF制御の6400系。南大阪線は1時間あたり特急2本、急行2本(吉野行き)、準急6本(橿原神宮前行き2本、河内長野行き4本)、普通6本(藤井寺行き4本、古市行き2本)とかなりの高密度で運転されています。

P60334296620系4連の急行。橿原神宮前から先が各停になるので、昼間は全区間4連のようです。

P60334306400系2+2の橿原神宮前行き準急。これも昼間は4連のようです。

P60334326200系4連の各停。6020系の次の形式で、南大阪線初の新製冷房車。

P60334356620系+6400系のオールVVVF6連。車体断面も揃っています。

P6033436新塗色になった16000系。唯一の4連固定ですが、阿部野橋寄り(写真左)のユニットが故障したとかで、5月初めから16009-16109+16051-16108の変則編成になっています。

P60334376401系が先頭の5連。まだ表示幕が昔のままで、準急 長野になっています。

P60334452連の16000系。16009が4連に組込まれているから、これは16007-16107のはず。

P6033447阿部野橋から乗った編成で、6820系を併結しています。

P6033448シリーズ21の南大阪線バージョンとなる6820系は2連が2本だけです。

P6033451ラビットカー塗色の6020系も阿部野橋~藤井寺間の仕業に入っていました。

P603345216400系。標準軌の22000系に相当します。

P603345526000系「さくらライナー」。車体裾のピンクが写りにくい。12時近くになり、ひととおりの形式が撮れたのでここは撤収します。だいぶ腕が日に焼けました。実は矢田~河内天美間の大和川橋梁も候補にしていたのですが、どちらからも結構歩きそうなので諦めました。

P6033459
阿部野橋に戻る途中、高架の河堀口から阪和線が撮れるはずと考えていたのですが、線路脇にマンションが建ってどうにもなりません。見通しのよい時代に撮っておけばよかったのに。

P6033462阿部野橋は4番ホームの一部でホーム柵を試用中。横に張ったロープが上下する方式です。

P6033467帰京の時間が迫ってきたけど、もう一仕事はできそう。1度乗ったかも知れないけど記憶が曖昧なおおさか東線に乗ってみます。新加美を出て正覚寺信号場を通過。左に百済に向かう貨物線が分かれていきます。

P6033469その先が今年の3月17日に開業した「きずりかみきた」。

P6033475漢字ではこう書きます。駅の所在地は東大阪市衣摺6丁目。ホームの一部が大阪市平野区加美北にかかるので、どちらにも義理立てした駅名になりました。

P6033470放出寄りに定員2人くらいの撮影スペースがあります。

P6033479小一時間ほどしてそろそろ引揚げるかと思っていたら、中学生くらいの撮り鉄が2人登場。はるか向こうに貨物列車が見えてきましたが、信号のタイミングが悪く、こんなカットしか撮れません。ホーム端にいた撮り鉄はもろ被りです。これにて撮影は終了し、放出~京橋経由で新大阪に向かいます。途中にはまだ撮り鉄が群がっていて、放出から学研都市線に乗ったとき、EF65牽引の貨物が通過して行きました。

2018年6月 7日 (木)

JORC関西の運転会とその前後(当日)

 6月2日、本日が本命の運転会。昨年は阪神の香櫨園から会場の夙川教会まで歩きましたが、今回は今津で阪急に乗換えて行きます。

P60233962度目なので勝手のわかった夙川教会。9時少し過ぎに到着し、線路敷きを手伝います。

P6023408入り口から会場奥を見たところ。以下の画像は時系列順ではありません。向かって左を一般の観覧エリア、右を関係者エリアとしています。

P6023397関係者エリアは外線ヤードに面しています。

P6023401一般の観覧エリア。大々的な公開ではなく、たまたま教会に立ち寄った方はご覧くださいというスタンスです。

P6023406奥から入り口を見たところ。左の一番手前、線路のないところに私の京急デハ230形と作りかけのクハ280形を晒し者にしておきました。

P6023400奥の一角は3線式と小型車両のコーナー。ほぼ特定の招待者で占められています。

P6023403外線ヤードは私鉄ものが勢揃い。左の新ジェットカーは5500系ではなく5550系です。

P6023404模型では最新の青胴車5001形。阪神はこのほかに5001形試作車、3011形、3301形+3501形、7861形も走りました。電車談義に時間がたつのも忘れ、16時に終電となります。業界で旧知の方とも会えたし、中身の濃い1日でした。

2018年6月 5日 (火)

JORC関西の運転会とその前後(1日目)

 6月2日(土)はJORC関西の運転会。その前後と合わせて3日間の関西巡りです。

P53133315月31日のグランドリーム15号で出発。今回は2Cの席ですが、特に外を見ることもなく、定刻(6:28)より約15分ほど早く、大阪駅に到着しました。

P6013334大阪駅南口(バスターミナル側)におもしろい仕掛けを発見。水滴を落として絵や文字を表すディスプレイです。そろそろ出勤途上の人達から「あのオッサン、なにしとるんや」という眼差しを浴びつつ、5分くらいカメラを構えていました。

P6043488広場を横切り、阪神電鉄梅田駅の駅長室でこれを購入します。六甲ケーブル、六甲山上バス、六甲有馬ロープウェー、神戸電鉄(有馬温泉~谷上)、北神急行、神戸市営地下鉄(新神戸~三宮)、阪急電鉄(神戸三宮~阪急六甲)と阪神電鉄全線が1日乗り放題で2460円という、超お得な切符です。
 というのも、有馬温泉へは神戸電鉄だとかなり大回りをして時間もかかります。それが六甲山頂からロープウェーで行けるというのはなかなか自分の頭で納得できず、前々からぜひ1度実際に乗ってみたいと思っていたのです。

P6013348まずは阪神電車で大物へ。ここで近鉄に乗入れる10連を撮ろうと思ったのですが、8時頃ではまだ側面に陽が回りません。かといって本線側のホームからだと画面右端の箱と架線柱が邪魔。潔く諦めます。

P6013349本線普通で尼崎へ。赤信号になっているとはいえ、停止位置の10mくらい先を入庫の列車が横切っています。停止すると間もなく、右に近鉄からの尼崎止まり、左に東須磨行きの特急が到着します。

P6013351特急が発車、近鉄車はグネグネ曲がって折返し線に入ります。

P6013357各停で甲子園に到着。ここもまだ上り列車の側面に陽が回りません。そのかわり、朝ラッシュ時限定の甲子園で折返す区間急行が撮れました。

P6013353神戸高速開業50周年記念のマークは2種類あり、これはイラストが開業時の車両。

P6013361こちらは最新車両が描かれています。

P6013362もう少しスッキリした写真を狙い、香櫨園に移動します。時間は9:16。ちょっと雲がかかってきました。

P6013365さらに暗くなってきます。このカットはシャドーを少し明るく補正しています。実は大物でラスト1本となり、今年度に廃車予定の5131形が下って行ったのを見たので、それの戻りが来るまで粘ります。

P60133669:41、おっ、来た来たと思ったら、5001形でした。まぁ、これもその次の廃車候補ですから、しっかり撮っておきます。

P6013368やっと雲が切れ、陽が射してきました。この色は本命の1000系より9000系の方が似合っていると思います。

P6013369もう1本5001形が来てその次、10:06に5131形が来ました。5001形とどこがちゃうねん。まぁ、わからんでも普段の生活にはなんの不便もありません。

P6013370阪神といわず、全国的に希少となった電機子チョッパの制御器。左側の約1/3はコンデンサです。これは東芝製なんで形式は5131形、三菱製は5331形でした。形式の100位を東芝=トーシバ=10、というこじつけで、三菱は単純に3というわけです。

P6013371反対側も押さえておきます。ここでカメラのバッテリー警告マークが点灯。予備に取り換えたら、それも数コマ撮っただけで「もうアカン」の表示。やむなくこれ以後はバッテリーのご機嫌を伺いながらの撮影になります。

P6013373有馬・六甲周遊の出発点は阪神御影。ここから六甲ケーブル下までのバス(神戸市営16系統)も周遊パスで乗れます。ケーブルの駅を撮影する間もなく、11:00発のケーブルがすぐの発車です。平日でも座席の8割くらいが埋まっていました。ここは阪神淡路大震災の翌年、DJ誌の取材で乗って以来で、その時もこの2両連結の新型車両でした。

P6013375約10分で六甲山上に到着。トイレに行っているうち、すぐに接続するロープウェー山頂行きのバスは出てしまいました。

P6013376ちょっと霞んでいるけど、なかなかの絶景。海の向こうが2月に行っているポートアイランド、その先の細長いのが神戸空港です。11:35発のバスでロープウェー山頂に向かいます。

P6013377ここもすぐの接続11:50発の有馬温泉行きに乗車。バスの乗客の大半は途中の施設で降り、ロープウェーの乗客は10人足らずでした。

P6013379ロープウェーは全長2.7km、ゴンドラは2台なので、真ん中で行き違います。

P60133804/5くらい進んだあとは一気に下って行きます。ケーブルの右手に見えるのが有馬の温泉街。約12分で呆気なく有馬温泉(といっても温泉街の外れ)に到着しました。

P6013381日本3名湯のひとつですから、一風呂浴びていきます。周遊きっぷにはここと銀の湯のどちらかに入れる利用券もついています。金の湯は鉄分の多い茶色の湯で、大田区あたりの天然温泉と同じような感じでした。

P6013382風呂上がりに真っ昼間のカンカン照りはいささかきつく、冷房が入った神鉄電車に避難します。右が先発(13:09)なので、迷わずこれに乗ります。

P6013384せっかく乗っても次の有馬口が終点。これでは三宮や大阪に直通するバスにかなう訳が有馬温泉。すぐ接続の新開地行きを見送り、折返して有馬温泉に戻るところを撮影します。

P6013385谷上で北神急行に乗換え、一駅目の新神戸で下車。布引の滝が近そうなので見に行きます。一番下の雌滝(めんたき)。一番上の雄滝(おんたき)まで200mという案内板につられてさらに歩きます。

P6013386これが雄滝。しかし、200mというのは水平距離で、滝なんだから高低差があることに気が付かなかったのは迂闊でした。実はいきなりのかなり急な階段を這いつくばるようにして登ったのです。

P6013389だいぶエネルギーを消耗したので、三宮で腹ごしらえ。まだ陽も高いし、高速神戸行きの5131形を見かけたので、これの戻りを住吉で狙います。15時過ぎだと大阪寄り先頭は逆光。後追いは電線の影で前面が袈裟懸けです。

P6013390住吉の駅舎。丸窓がいい雰囲気です。

P6013394梅田までは各停で時間稼ぎ。民営に代わった地下鉄の表示を撮っておきます。ここでいよいよカメラのバッテリーがご臨終になりました。ちょうど阪神百貨店の新装オープンでしたが、かなりの混雑なので中には入らず、本日の塒(ねぐら)に向かいました。

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