ポール電車展、開催中

　OER3001氏のブログでご紹介いただいたように、去る９日から４月２日まで、横浜の原鉄道模型博物館で「追憶の横浜・京都　トロリーポール電車展」が開催されています。私も少々手伝いをしているので、準備の様子などをお目にかけます。

８日の昼頃から作業を開始。ベースは2700×900と小さめ。ポール電車だからなんとかなるはずです。

図面上のカーブは半径650mm。真ん中のダンボールが怪しげなカーブゲージです。レールをつないだら電車を通し、継ぎ目が角折れしていないか確認します。

エンドレスがつながる直前。ここまで約３時間弱でした。

架線は１mmの真鍮線で、線路に合わせてカーブしています。吊り金具は0.5mmくらいの銅線を半田付けして、架線柱のビームに引っ掛けるだけ。不用意に触ったらすぐ外れる方が、全体の被害が少ないだろうという考えです。

架線を張っての試運転。致命的なトラブルはなく、走ってくれました。本物同様、架線からも集電できます。

ポールと架線のアップ。ホィールはスケールより大きめにしてあり、クルクル回ります。

９日は開館前に内覧がありました。ポールが外れることもなく、やれやれ一安心、です。この後、私は神戸に出張でした。

改めて会場をご案内しましょう。入り口は２箇所あるので、向かって左から入ってください。

入って右奥に発車合図などをするチンチンベル（赤丸）、その右（緑丸）にフートゴングがあり、自由に鳴らせます。1人勤務は眠くなるので、来場されたらこれを眠気覚ましにガンガン鳴らしてください。

トロリーポールの先っちょなどのお宝も展示されています。

トロリーポール時代の嵐電と叡電、京都Ｎ電最後の映像が上映されています。

そして、トロリーポールの電車（Ｏゲージ）が走っています。右奥が運転席。

この角度だと車両がいっぱいいるように見えます。

運転席からの目線です。今日でちょうど１週間、今のところ架線のトラブルもなく順調です。