半世紀前のカラーポジから
このところあまり外に出ないので、古いネタでつないでおきます。今回は昭和39・40年の名古屋市電と名鉄です。
昭和39年3月、私が初めて撮影したカラーポジで、ヨドバシで安売りしていた期限切れ間近のコダクロームです。名古屋駅前の2600形(2604)、行き先は浄心と読めます。形式は皇紀2600年製造にちなんだもので、連接部に旧型から流用の高床式台車を使っているため、この部分のみ床が少し高くなっています。裾の切込みと窓下辺の位置からもそのことがわかります。
これ以降は昭和40年4月の撮影で、フィルムはASA50のサクラクローム。これも間もなくASA100が出るので安売りされていたものです。
新岐阜駅前の岐阜市内線ですが、いきなりこんなのが現れてびっくりしました。扉は外吊りですね。
もう1枚はモ580形。廃車後は豊橋鉄道に譲渡され、同社の3200形として今も3両全車が在籍しています。
ここから各務ヶ原線に乗って犬山に向かいました。乗った電車が三柿野止まりだったので、次の電車を待ちます。
新鵜沼~犬山遊園、バックが有名な犬山橋です。車両は手前がモ3652、同形に3600形がありますが、高運改造されていない原型の前面は少なかったようです。
犬山遊園から少し犬山寄りで構えました。ちょうど桜が見頃です。5200形の中間に5050形を挟んだ4連で、5200形は原型の1段下降窓。名鉄の中では一番好きな形式で、この側面窓割をそっくりいただいたフリーを16番で作っています。
この時のカメラはフジカハーフのモータードライブ。といってもゼンマイ式で10枚くらいの連続撮影ができました。ピントは目測のゾーンフォーカス、プログラムシャッターなので走りものはブレています。
モノレールも走っていました。
ライトパープルになった3850系。モのみ全金車体になっているので、モ3859だと思います。
犬山駅構内で偶然に出会った貨物列車。電機(111)は日本鉄道自動車製のようです。
原型のイモムシ。
犬山から少し明治村口犬山口寄りに移動します。3730系の特急 吉良吉田行き。まだHL車が支線直通特急に使用されていました。犬山線、本線内では各駅に止まっているとSR車の足手まといになるため、特急(または急行)としていたものです。
ライトパープルの元祖となった3780系。行き先は八百津のようです。形式からわかるように足回りはHLです。クーラーさえ付いていれば支線直通はHL車で十分、というのが当時の名鉄の考えでした。
モ800形で両運の809・810が連結された3M1Tの編成。
意外にもパノラマカーはこの1コマだけ。まだ増備途中で、犬山線系統への運用は少なかったのでしょう。
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