辛気くさい工作
12月10日から始まる第2期模型スクールに備え、京急デハ230形を完成させないといけません。しかし、色を塗る前にちょいと追加しておきたいディテールもあり、一進一退の状態が続いています。
一番気になっていたのはこれ。生徒さんは栓受けだけですが、やはりジャンパ線本体もつけてみたくなります。26日の時に周りを眺めて見ると、キムラ先生のもchitetsuさんのも当然のように取付けすみになっていました。まったく、油断も隙もありません。
で、私もやむなくそれに追随します。栓受けにはドリルでグリグリと穴を空け、0.5mmの真鍮線を差し込みます。ここにビニールチューブを被せるという、16番ではお馴染みになっている技法を真似してみました。私にとっては0番の大きさでも、こんなのやってらんねぇや、の寸前です。
床下に付いているジャンパ線の受け。左が0.3mmの帯板、右は2×2くらいの角材で、1.4mmの穴を空けました。それにしても帯板を四角に曲げるのは結構面倒です。
床板に取付けてみました。この角度からだとまぁよさそうなのですが。
正面から見ると、だいぶ歪んでいます。ジャンパ線を付ければそんなに目立たなくなると思うけど、やはりこのままにはしておけません。
帯板は筋彫りしてから曲げているので曲げ直すと折れそう。低い方に紙を1枚挟み、なんとか高さは揃いました。左側の直角が出ていないけど、これで目を瞑ります。
次はパンタを加工します。chitetsuさんは上枠を作り替えたようですが、私はそのまま。関節部分のハンダがだいぶボテ盛りですが、下手にバラして寸法が狂うと、畳んだ時に歪んでしまうので、余分なハンダを最小限ヤスるだけにします。
シュー先端部はYの字にしてから円弧状に曲げます。最初は基の部分(シュー本体寄り)が長すぎたので、1mmほど短くしました。京急のバンタはこの先端部の曲がり具合が深いのが特徴なのです。
これは京成の3300形。
こちらは京急の800形。先端の曲がり具合が深く、ほぼ90度の円弧になっています。同じPT43でも600形、1500形、2000形は高速対応のシューに取換えられたので、この曲がり加減が見られるのは800形だけです。
写真を穴が空くほど見比べながら、先細のラジオペンチで曲げてゆきます。まぁ、こんなとろかな。実はもうひとつ、連結器部分の小細工も必要なので、なかなか床下も塗装できません。
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お疲れ様です。やはり精密度のレベル高いのですね。パンタの晴らしなど、Cedarには恐ろしくってとても出来ません。
投稿: Cedar | 2017年12月 1日 (金) 10時17分
Cedarさま、
バラシといっても上枠は簡単に外れます。関節部分に手を加えようとすると、新規に作った方が早いかも知れません。
投稿: モハメイドペーパー | 2017年12月 1日 (金) 12時01分
パンタグラフのホーン形状が会社によって違うのは気付きませんでした。
投稿: Chitetsu | 2017年12月 4日 (月) 19時35分
chitetsuさま、
たまには屋根上も見てください。まぁ、ほんの僅かの違いですが。京阪の1900なんかも京急に近い感じでした。
投稿: モハメイドペーパー | 2017年12月 4日 (月) 21時40分