関西合運前日の寄り道(その1)
関西合運前日の寄り道は北陸の路面電車を見てみたい。しかし、富山、高岡、福井と欲張ると1日では足りないので、福井に的を絞ることにしました。福井までは当然、夜行バスです。
私が乗ったのはバスタ新宿22:55発のドリーム福井1号。京福バスの運行で、機材は日野のセレガです。9月初めの予約で早売り席は最後の1席(8B)でしたが、実際の乗車率は6割ちょいくらい、B席は3人だけでした。
8Bというとちょうど後輪の上あたりですが、格別飛び跳ねることもなく、エンジンの音や振動もほとんど気になりません。二階建てだとかなり爆発音が耳に付きますが、こちらは我が家の洗濯機が脱水で唸っているくらいの感じでした。シートはリクライニングしても座面はそのままだし、B席は個別のカーテンがなく、JRバスのグランドリームに比べると少々古さが感じられます。
6:30の定刻より10分弱早く、福井駅東口に到着。大阪より距離は長いのに時間は短い。この便は途中の休憩も一切車外には出られません。途中で買食いしたい人には不便ですね。
東口は裏口という感じで人通りも疎ら。暫定的に新幹線の高架を間借りしているえちぜん鉄道の福井駅が目の前です。
2006年に来た時、まだえち鉄は地平でした。
高架の下をくぐり抜けて西口に出ます。おぉ、ちゃんと屋根が付いた福井鉄道(以下、福鉄)の乗り場が見えます。
上の写真の左端あたりからの眺め。
かつてはここが終点の福井駅前でした。田原町発の急行で福井経由は朝の2本だけです。
2006年の福井駅前。線路は横断歩道を渡った所で切れていました。バックの建物はほとんど変わっていませんね。
ホームは2面2線。広場側の1番線は降車専用。乗車は画面左の2番線からになります。
7:29発の越前武生行きは、1日に1本だけという区間急行です。途中の神明までが急行でその先は各停。以前、神明止まりの準急(だったと思う)があり、それを越前武生まで延長したのでしょう。このあと、8:14発まで電車がないので、フェニックス通りに出てみます。
足羽川を渡る幸橋。フクラムの第1編成がやってきました。予想以上に大きく見えます。朝のラッシュなので,定員を少し上回るくらい乗っています。
2006年、幸橋はまだ工事中で、電車は仮橋を走っていました。
もう1本来ました。これは第4編成。細身の元名鉄車とはかなりプロポーションが違います。
この時間帯は本数が稼げるので、田原町まで歩いてみます。市役所前は線路の改良工事中で、新しいホームがほぼできあがっていました。
越前武生方面のホームは、地下道からの階段が閉鎖されています。
運転士がポイントを切換えるスイッチは健在です。
フクラム第3編成は福大前西福井行き。一駅だけえち鉄に乗入れます。電停は仁愛女子高校。
田原町のえち鉄踏切手前にある歩道橋は絶好の撮影ポイント。
田原町駅の全景が見渡せます。左端が折返し用ホーム、中央が乗入れ用ホームで、先ほどの第3編成が戻ってきました。屋根の右がえち鉄のホームです。
えち鉄も撮っておきます。JR当会の119系を譲受けた7001形。なんと、VVVF改造されています。
元愛知環状の6101形。昼間は大体これが来ます。
自社発注車の5001形。2両のうち1両が事故で廃車になり、5001だけが残っています。
駅構内の案内図。左端で福鉄とえち鉄が合流します。
合流地点。両方が単線なのでポイント1個だけです。
まだ鷲塚針原行きが来るまでに1時間以上あるので、一旦えち鉄に乗って福井に戻ります。次の西別院でえち鉄のL形(キーボ)と交換。これは鷲塚針原まで回送され、最初の田原町越前武生行き急行になります。
福井口を出ると仮線で高架に上がります。
高架脇に張付いた新福井。廃止直前の阪神西宮東口みたいです。カーブの先には福井の渡り線が見えています。
福井はホームの先まで線路が延びていて、車庫の代わりになっています。
7001形の車内。JR時代とほぼ同じ。蛍光灯が増えているかな。
運転室の後に虫除けがぶら下がっていました。
クハのトイレ跡はなんにもありません。
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