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2017年7月11日 (火)

E235系量産車

 スマホみたいな前面のE235系は今年度から量産車の増備が始まり、6月現在で第5編成までが営業運転に就いています。

P61760196月17日に目撃した第4編成。

P5220482こちらが2015年5月22日に撮影した、試運転中の第1編成。さてどこかに違いがあるのだろうか。この写真ではわかりませんが、ドアのグリーンのラッピングの両端が、量産車ではわずかにグラデーションになっています。
 もうひとつ、第1編成は3号車(写真で前から3両目)のモハE235に架線監視装置が付いていました。夜間にこれが作動しているとパンタがライトアップされ、なかなか目立ちます。しかし、こんな装置は1編成か、せいぜい予備にもう1本くらいあれば十分なので、量産車では省略されています。

P5220479もう一度別の角度から第1編成を見てみましょう。赤丸部分にご注目。幕板から雨樋のあたりが違いますね。この10号車、実は新車ではなくセコハンなのです。

P6176006これはE231系の10号車に組込まれていたサハE231形4600番代。田端~田町間で10連の京浜東北線とドア位置を合わせるため、右端の部分の窓配置が変則的になっています。ホームドアのために作られた異端車なので、この車両だけは他の線区に転用せず、引通し線などを改造してE235系に組込まれています。

P6176015ところが、第4・5編成だけは10号車も転用ではない、純正のサハE235形(500番代)が組み込まれていています。その理由は、転用には引通し線の取替などで2ヶ月くらいかかるので、E235系新製で浮いたE231系からサハを抜いて転用改造というサイクルでは置き換えのペースが遅くなってしまう。そこでオール純正E235系を2本新製することで、転用改造の時間差を埋めようということだそうです。

P6176016そんなわけで、サハE235形500番代の新製は2両のみ。変則的な窓配置から他の線区への転用は考えられず、E235系での廃車第1号になることでしょう。

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コメント

ついこの間まで、めったに見かけなかったスマホ顔、有楽町界隈でも毎日見かけています。異論あるでしょうが、あのデザイン、割と好き。

Cedarさま、
これからは、あっという間に増殖するはずです。西武の30000系もそうですが、車体断面を無視した前面は、まだ馴染めません。

登場してからつい最近までほとんど見かけなかったのですが、いつの間にか増殖してますね~。
先日も、浜松町の住人を撮影にいったら撮影中に続けて3本も通り過ぎました。小生もあの前面は馴染めませんね。
まだ、現行の500番台の方が良いですね。

新造車両説明会でJR設計担当者が、この顔を盛んに売り込んで、おりましたが如何な状態なりますやら。JR関西の環状線の設計担当が、さかんに恐縮している所を思い出しました。

八千代運転所さま、
これからは1月に1本以上のペースで出場となるのでしょう。この先頭部、横から見ると完全な平面ですね。

スマホみたいな電車さま、
顔付きはさておき、引通し線の伝達速度がE233系の10倍とか。かなりのハイテクであることは確かです。

変則的、半端な窓割があるなと以前から気になっていました。
京浜東北の10連に合わせるためでしたか! 勉強になりました。
ということは、山手の11両目は必ず同方向に出っ張るのですね。

廃車第一号にはならず、数奇な運命で運転台を新造され、最後まで生き残った・・・、なんてストーリーもあり得たりして(笑)
こっちが見届けられないですかね。。。

シグ鉄さま、
田端~田町間では、外回り、内回りとも品川寄りの頭または尻を合わせることになります。

赤影さま、
運転台付けて京浜東北用に化けるか。10数年先だと私は微妙なところです。

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