京急230形を組む
chitetsuさんのレポートにもあるように、Oゲージの模型スクールに向けての準備は着々と進められ、もう後戻りはできません。22日の検討会ではメンバー6人中の3人がすでに箱にしてきているので、講師の片割れを務める私も、ここまでやっているという実績を示さないといけません。
このキットは外板をドアの前寄りで継ぎます。隅柱が非常に細く、その部分は裏側に筋彫りが入っていますが、曲げは細心の注意が必要です。さらにRが付くため、先に内張を貼るわけにはいきません。
取り敢えず片面に前面、妻面を貼り付けました。
車体枠に嵌め込み、前面、妻面のカーブを修正します。
もう片面も貼り付けます。この状態ではまだヘナヘナです。
前後とも内張を貼り、側板の上縁に合わせて厚紙の妻面ガイドを貼り付けます。これにより妻のカーブと車体幅がきっちりと出せます。
床板取付用のアルミアングルを接着します。接着剤はスコッチ(3M)の多用途強力タイプを使いました。
前面は内張でそこそこの強度になりますが、妻面は貫通路にドアがないため、そのままでは不安です。補強は台枠部分につけるしかないので、床板の端をちょん切り、妻板の内側に接着しました。
これでもまだ窓柱部分が弱いので、幌枠をがっちり接着して強度を保つようにしました。幌枠の厚みは約3mm、真ん中は妻面のRに合わせて窪ませています。
多用途強力タイプで接着し、隙間に瞬間接着剤を流したので、なんとか実用上は問題ない強度が確保できました。
ところで、別の仕事でアルミの平角棒(2×10)を電動丸鋸で切ろうとしたら、なんと、超硬刃が欠けてしまいました。7~8mmほど切り込んだところでガツンガツンと抵抗が大きくなり、何度か行きつ戻りつさせたのですが、ちょっとした力の加減でパキンといきました。
摩擦熱で切り粉が固まったのが原因のようで、無精せずスライダックで回転を落とせばよかったのです。まぁ、破片で怪我をしなかっただけよしとしましょう。
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いや~やはり難しそうなキットですね!初心者=Cedarみたいに模型歴は長くても腕は初心者も含む=には歯が立ちそうにないです。
ましてや原型に改造なんてとんでもないですね!
最後になりましたが相互乗り入れ開通、ありがとうございます。
投稿: Cedar | 2017年7月27日 (木) 16時23分
Cedarさま、
キットそのものは非常によく考え、親切な造りになっていますが、実物があまりにも繊細すぎるのです。
投稿: モハメイドペーパー | 2017年7月27日 (木) 17時59分
グループの共通課題として造るのも面白いですね。
投稿: ぬか屋 | 2017年7月28日 (金) 08時54分
ぬか屋さま、
実は半世紀ほど前、ODCというグループでこの車両を競作するという話しがまとまり、10人が参加して20両が完成するはずでした。私もその一人だったのですが…。
投稿: モハメイドペーパー | 2017年7月28日 (金) 12時29分