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2017年6月に作成された記事

2017年6月28日 (水)

北勢線、全駅の記録

 数少ない電化ナローの北勢線は、三重交通→近鉄を経て現在は三岐鉄道の路線になっています。三岐鉄道では車両や施設の改良とともに、駅の統廃合も行われました。
 今回ご覧いただくのは、近鉄時代の1977(昭和52)年2月の撮影で、まだ三重交通時代の車両が活躍し、終点では電動車の付替えを行っていました。阿下喜からの帰り道、最後尾の座席に座ったので、そこから走り去る各駅を撮影したものです。当時は起点、終点を含めて17の駅があり、三岐鉄道になってから4駅が廃止、3駅が駅名を改称し、一部は移転しています。

P5072933阿下喜(あげき)。これは車内からではありません。モニ225が機回しをしてトレーラーに連結したところです。

P5114340六石[廃止]。かつては交換設備があったようです。駅員はいません。ホームの有効長は3連くらいなので、朝の5連ははみ出します。
P5114341麻生田(おうだ)。ここも交換設備があったようです。

P5114342上笠田[廃止](1)。阿下喜行きと交換します。タブレット交換のためか、交換駅は右側通行です。

P5114343上笠田(2)。員弁川に近く、周囲はだいぶ開けています。

P5114344楚原。側線も1本ある交換駅ですが、よく見ると画面中央のホームは短くて低い。レールも錆びていて、ここでの交換は行われていないようです。

P5114345長宮[廃止]。最小限の設備ながら、ホームは鉄骨のしっかりした造りです。

P5114346大泉東→大泉。中央の側線に貨車が留置されています。左側が駅本屋のようです。現在も交換駅ですが側線は撤去され、大泉と改称。

P8083261現在の大泉。2005年8月の撮影。レールは40kg、バラストもたっぷり撒かれています。

P5114347北大社(きたおおやしろ)[廃止](1)。当時は車庫が西桑名にあり、駅前の区画整理のため、新しい車庫を北大社に建設する工事が始まっていました。

P5114348北大社(2)。画面左に組立てられたポイントが見えます。

P5114349北大社(3)。西桑名方面の乗り場は仮ホームになっています。

P5114350北大社(4)。左の建物は変電所。車庫ができ、周囲にそこそこの集落もあるのに、三岐鉄道になって廃止されたのは意外でした。

P5114351六把野(ろっぱの)→東員。阪Sさまが仕事で通われたことがあるという駅。現在は少し北大社寄りに移転し、東員と改称しています。

P8083246現在の東員。駅前広場が整備され、路線バスも発着します。

P5114352穴太(あのう)。ホームの端がだいぶ朽ち果てていますが、駅員は常駐しているようでした。

P5114353七和(ななわ)。私が初めて北勢線で下車したのがこの駅だったはず。

P5114354坂井橋→星川。周囲がそこそこ市街地らしくなってきて、桑名に出るバスの便もあります。七和寄りに移転して星川に改称。

P5114355在良(ありよし)。道路とアンダークロスしています。

P5114356蓮花寺。だいぶ家が建て込んできたが、ホームの脇には農地もあります。

P5114357西別所。

P5114358馬道。駅本屋はかなり立派です。

P5114362西桑名を発車した阿下喜行き。当時の西桑名は現在の駅の手前をほぼ90度カーブした位置にありました。バックはまだ盛業中だった桑栄メイト。

P5114359先端がカーブにかかっている西桑名のホーム。列車を据付けてから改札するシステムで、大勢の乗客が待機しています。

P5114367当時の駅舎。

P5114366カーブの内側が車庫になっていました。

*この年の5月に西桑名の駅は現在の位置に移り、北大社の車庫が開設されました。

2017年6月25日 (日)

初めてのコダクローム

 初めてのカラーポジがそこそこうまく撮れたのに気をよくして、2本目はコダクロームに挑戦しました。といっても、前作と同様にヨドバシで期限切れ間近を安売りしていたものです。当時のコダクローム(KM)はASA25、シネフィルムだとASA10という、今では信じられない低感度でした。
 使ったカメラはフジカハーフ(モータードライブ付き)、モードラといってもスプリングモーター、早い話しがゼンマイです。いっぱいに巻き上げて10コマくらいの連写ができました。ピント合わせは目測式、プログラム式でシャッター速度は1/500秒が最速。モードラをいいことに片手撮りなんかもしたので、今見れば被写体ブレが多発しています。撮影は昭和42年の3~4月、一部、カビが発生して見苦しいのはご容赦。

P5144737日暮里駅付近の跨線橋から写したキハ81系「はつかり」。左側の2線が常磐線だから上野への回送列車です。バックの京成電車は3100形。

P5144736同じ位置から401系。

P5144735東京駅でブルトレとスカ線の並び。EF65の前面がだいぶ汚れています。

P5144738常磐線ホームから撮った京成1600形「開運号」。成田から戻ってきた上り列車です。

P5144740同じ位置から750形。汽車会社のKS110を履くグループで、個人的には京成の中で最も好きな形式です。

P5144704この時期は春休みを利用して名古屋方面に足を延ばしました。名古屋駅で湘南色とスカ色の並び。

P5144712キハ80系の特急「くろしお」。関西本線のホームは屋根が3両分くらいしかありません。

P5144713昼寝中の70系。6連で4両目にサハ75が入っています。

P5144710三つ窓のクハ86もいました。8連の貫通編成です。

P5144702駅前で名古屋市電の2600形。連接部分がモーター付きの高床台車なので、そこだけ窓下辺が少し高くなっています。形式は皇紀2600年にちなんだもので、準戦時形といえます。

P5144705近鉄名古屋線、1600形。準急の平田町行きです。場所は弥富だったと思います。

P5144706ビスタカーのC編成。特急のマークがえぇなぁ。当時のトップスターです。

P5144707北勢線は2度目の訪問。西桑名からせいぜい3駅目くらいの所です。写真のモニ225は事故復旧でパンタ寄りの前面が2枚窓に改造されています。

P5144708連接車の200形。三重交通が湯の山線用の看板列車として新製しました。電動車時代を見たのはこれが最後で、残念ながら垂直カルダンの乗り心地は体験できませんでした。

P5144709桑名付近の関西本線。この頃はまだ非電化なので、手前の架線がある線路は、近鉄養老線の一部(貨車受渡し用)だろうか。

2017年6月23日 (金)

レールを冷やす

 昨日(22日)の17時、中野駅北口に前期高齢者と同予備軍のオジサン3人が集合しました。

Dscf4817目的地はそこから歩いて数分のここ、だったのですが、テーブル席がすでに満席だったので予定を変更しました。それにしてもこの信号機、赤と緑を同時に点灯させるなって。

Dscf4819結局ここに落ち着いて「カンパ~イ」。さぁ、たっぷり反省しましょう。いろいろと鉄絡みの話しが出た中で、中野の東京メトロの線路から水煙らしきものが噴き上がっているという報告があり、証拠の写真も回覧されました。
 地元民の私が気付かなかったのはいささか悔しくもあり、かといって帰りはもう暗くて確認できません。そこで本日、ちょっと出かけたついでに現場を観察してみました。

P6236194場所は東西線が中野に進入する直前のダブルクロス、そのクロッシングの部分です。ご覧のように、レールが見えなくなるくらい勢いよく噴き上げています。最初はドライアイスの煙かと思いましたが、よく見るとやはり水でした。

P6236191JRの2番線から見たところ。枕木1本ごとに噴射ノズルが取り付けられています。手前のドラム缶が水源ではなさそうです。カーブでもないし、電車が通過しなくてもずっと水は出っぱなし、いったいなんのため?。いろいろ考えてみましたが、これは恐らくレールを冷やしているのだと思います。
 このクロスは可動式なので、その可動部分が熱で伸びるとレールの内側に張り出してしまいます。ここではまだそれが原因のトラブルはありませんが、これからの暑さに備えて先手を打ったのでしょう。いずれ、夜や雨の日にも水が出ているかを確認しないといけません。

2017年6月21日 (水)

姿を消す、千駄ヶ谷駅臨時ホーム

 タイトルどおりの内容です。最近、原宿駅がリニューアル中で、外回りの臨時ホームは工事の真っ最中です。その原宿からほど近い中央線の千駄ヶ谷駅にも、下り線に臨時ホームがあったのです。

P1193835これは今年の1月19日に撮影したもので、最後部(信濃町寄り)から代々木方向を見ています。首都高と下り線の間に屋根のないホームがあり、手前はすでに取り壊されています。このホーム、かつては初詣とかメーデーの時に使用されていましたが、もうここ10年以上、使われていません。ついでにいえば、信濃町も下り線に臨時ホームがありました。駅のリニューアルの時に撤去され、よく見ると下り線の外側になんとなく不自然な空きがあるのに気付きます。

P6165991ほぼ同じ位置から6月16日に撮影。このあたりはホームの跡形もありません。

P6165988少し代々木寄りから振り返ってみます。

P6165987ホームの中ほど。左が改札口になります。

P6165983_2その先に行くと、まだホームの骨組みが残っています。左端が改札口への階段でした。

P6165978代々木寄りの先端部。臨時ホームにしては、かなり骨組みがしっかりしています。JR東日本の6月8日付けプレスリリースによれば、臨時ホームの跡には新たに下り線専用のホームが新設されるそうで、2020年のオリンピック前に完成を見込んでいます。

2017年6月19日 (月)

運転会の翌日

 運転会の前日でたいぶ引っ張りましたが、翌日は1回で終わります。4日も朝から快晴、しかし、少し朝寝をしてしまいました。

P6045968今日はこの1dayチケットを使います。阪神全線と山陽の西代~西二見間(元町~西代間の神戸高速を含む)が乗り放題でお値段1500円。梅田~西二見間の片道が1040円なので、これもかなりお得です。前日に買っておきました。

P6045906定番の甲子園で30分ほど上り列車を撮影します。ホームが少し伸びても、撮影ポジションはほとんど変わりません。一昨日乗った5700系の第1編成が来ました。

P6045908創業110周年のマークを付けた山陽5000系。

P6045909近鉄9820系。

P6045912阪神の急行車では少数派の9300系。

P60459135700系の増備で注目度が高まる青胴車、5131系。すでに5331系は形式消滅しています。ひととりの形式が撮れたので、西に向かいます。次の目的地は山陽電鉄の大蔵谷。
 あるブログでJRの列車(特に貨物列車)を撮るのよい場所だと紹介されています。ならばここでEF200が牽く(はず)貨物列車を狙おうというわけです。しかし、神戸高速を通過するのに時間を食ってしまいました。

P6045914舞子公園で12時を回り、霞ヶ丘では特急待避。これはまずいと電車を降り、JRの線路まで歩きます。数分で線路に出ましたが、築堤の上でアウトカーブというトホホなロケーション。なんとか築堤によじ登り(近くに先客がいました)、待つこと5分ほど。やってきたのは誰が見てもEF200ではありません。

P6045915再び山電に乗り、先頭からロケハン。西舞子の先が緩いインカーブでよさそうなので下車します。次が目的の大蔵谷だから、ここは地元の青春Mさんに敬意を表し、一駅歩こうを実践してみます。
 歩き始めたら、前方に6000系が見えてきました。 これはラッキー。しかし、線路と道路の間に歩道はなく、手前は車が頻繁に行き交っています。どこでシャッター切ったらいいんじゃ~と迷っているうち、6000系は足早に走り去っていきました。でもまぁ、阪急三宮行きの各停だから、次に乗る頃には戻ってくるだろう。ところが折返しは東須磨で入庫してしまったのか、以後、他の編成も姿を見せません。続け様に3本出会ったという人もいるのに。

P604591710分くらい歩いたところで踏切があったので、遮断機の脇にへばりつきます。上り列車は少々苦しいアングル。

P6045921上りの後追いはまぁまぁです。最古参の3000系第1編成が来ました。これからいつでも撮れる6000系より貴重です。

P6045918踏切は山陽とJRが少し食い違っていて、その間の僅かなスペースがあります。そこから側面が逆光になるのを承知で、バックに明石海峡大橋を入れてみました。

P604592815分ほどで切り上げ、歩道に戻って大蔵谷を目指します。折角なのでJRの223系も1枚。

P6045929線路が道路より一段高いので、ガードレールがあっても足回りは潰れません。この編成は左から2両目に初期アルミのサハ3501が組み込まれています。

P6045932信号の切れ目で車が被らないこともあります。

P6045934車が途切れ、絶好のタイミングと引きつけていたのに、シャッターを切った瞬間に対向車が飛び込んできました。この先(画面左)に駅が見えていたのでもう少しと思ったら、そこはJRの朝霧で、山電の大蔵谷はまだ先でした。

P6045935やっと大蔵谷に到着。後で調べたら、西舞子~大蔵谷間は1.9kmあり、山電の駅間距離では4番目に長い。このあたりまで来ると一段高い所を走っていたJRの列車線も山電と同じ高さになり、上りホームの屋根のない部分は、噂に違わぬ絶好の撮影ポジションです。

P6045939大蔵谷での撮影は帰り道にして、西二見まで行ってみます。降りた下りホームから上り列車の後追い。帯がだいぶ波打っていますが、よく見ると車体もだいぶギクシャクしています。未更新車だから仕方ないか。

P6045940西二見の駅舎。ここが明石市の西端になります。停車する電車は15分に1本。それでもホームで待っている人は数人でした。

P6045944大蔵谷に戻る途中、明石で特急から乗継ぎの待ち時間にパンを買っておきます。昼飯の時間が取れなかったので、帰りの新幹線の中で腹の足しにします。東経135度を通過。

P6045947大蔵谷の上りホームで構えると、タイミングよく貨物列車が来ました。

P6045951スーパー白兎は後部が貫通型でした。ここは一番手前の下り電車線以外、ほぼ完璧な条件で撮影できます。次は目的をここに絞ってみよう。

P6045954次の各停に乗り、舞子公園で直通特急に乗換え。5000系の1人掛け転換クロスに座り、一気に梅田までと思ったのですが、少し時間に余裕があるので甲子園で降り、最後の一仕事。上りホームからの後追いは、延長工事中のホームに邪魔され、これを避けるとやや詰まり気味になってしまいます。写真は4両のみで終わってしまう5550系。

P6045960延長したホームの先端まで行けるようになれば、もう少しなんとかなるんじゃないかな。

P6045955下りホームからだとカーブの内側を物置が邪魔して、6連を収めるのが難しい。迷っていたら架線ビームの影が引っかかった。今回はこの手のミスショットが多い。

P60459584連ならなんとか収まります。

P6045964これ、こいつがガンです。なんとかならんのか~(右端の物置らしきもののことです)。

P6045965慣れてきたらなんとか収まった。

P60459635500系のリニューアル編成が撮れ、もう思い残すことはない。カメラをしまい、あとは新幹線で東京までひとっ飛びです。

2017年6月16日 (金)

鉄道フェスタ(東武百貨店)

 昨日(15日)から20日まで、池袋の東武百貨店で鉄道フェスタが開催されています。百貨店開店55周年を記念し、「特別展示や体験コーナーなど、家族で楽しめる鉄道博覧会!」というサブタイトルがついていますが、さてその内容は…。

Dscf4815これが入場券。なんと大人で800円です(私は出展者の片割れなので、優待券で入りました)。

Dscf4809まず入ってすぐに、この夏から開始される蒸機列車運転に至る経緯が説明されています。

Dscf4808整備途中や試運転の写真など、ほとんどはすでに公表されている画像です。

Dscf4804こちらが特別展示コーナーのメイン?。最上段がJORCで保管しているスペーシア、2段目が151系で、以上がOゲージ。以下の蒸機列車などはOJで、スペーシア以外は川島コレクションです。

Dscf4801運転はレールクラブ千葉の大レイアウトが目を引きます。

Dscf4797こちらは体験運転もできる小レイアウト。大樹の編成が走っています。

Dscf4813奥にひっそりと止まっていたキハ2000。何人が気付くだろうか。

Dscf4811東武鉄道としては一番アピールしたい500系。カツミの特製品だとか。このほか、東武鉄道の代表車両のパネル、愛称板などの実物展示、映像コーナー、模擬投炭台らしきものなどがありますが、ゆっくり見ても小一時間あれば十分。800円払ってまでお薦めできるかは微妙なところです。

Dscf4814会場外の同じフロアに展示してあった、大きめの500系。1/20くらいでしょう。このほか、書籍や鉄道部品などの物販コーナー、東武沿線の名産品販売などもあります。
 ところで、東武百貨店といえは開店当初は売り場面積の制約に引っかかり、4階あたりが2階ブチ抜きでスケートリンクになっていました。夏も営業していたので、高校生だった私は1学期の期末テストが終わったちょうど今頃、同級生と滑りに行ったことがあります。1時間も滑っていたら、半袖で剥き出しだった腕が冷えて感覚がなくなってきたのも、懐かしい思い出です。

2017年6月14日 (水)

運転会の前日(その3、京阪大津線)

野江での撮影を切上げ、一旦、京橋に戻って特急に乗り、一気に三条へ。昔ならすぐ京津線に乗換えられたのですが、今は地下通路を京都市営地下鉄の三条京阪まで歩きます。タイミングよく浜大津行きが来て、先頭のクロスシートに座れました。

P6025825_2800形の扉部分には跳上げ式の吊り手があります。もう元祖の近鉄では見られません。京阪も本線の6000系にあったけど、今はほとんど普通のタイプに取換えられているようです。

P6025751浜大津では先に到着した近江神宮前行きに乗換え、先頭にかぶりついて撮影地をロケハンします。このあたりでいいかなと降りたのは皇子山。JRの湖西線が斜めにオーバークロスして,乗換えができます。乗ってきた電車を後追いで1枚。比叡山とびわ湖をPRするラッピングです。

P6025754降りた電車が次の近江神宮前で折返してきました。遠目には黒っぽく見えて、あまり綺麗な感じではありません。

P6025755時々雲がかかるので長居は止め、一駅乗って車庫のある近江神宮前へ。駅名は近江神宮前でも、車庫は錦織(にしごおり)車庫というのがややこしい。昼間は1時間に8本のうち、半数がここで折返します。

P6025756ホーム端からなんとか撮れるものの、カメラの位置が高くなってしまいます。それにしても短い2連で、おまけに前パンなのは実にまとめにくい。

P6025761ここも数本で切上げ、終点の坂本まで行ってみます。えらくブッ飛んだデザインの駅舎になっていました。比叡山には行かず、写真を撮ったらすぐにUターンして、石山寺行きに乗込みます。

P6025763浜大津も降りずに、そのまま乗通します。

P6025768石山寺に到着。腹が減ってきたけど、付近にコンビニもなし。証拠写真を撮ったら折返します。

P6025779京阪膳所で降り、前後のカーブを狙ってみます。これは浜大津寄り。陽が出ると側面はもろ逆光です。

P6025781石山寺寄りの急カーブが本命と思ったのですが、思ったよりまとまりが悪い(腕が悪いだけか)。

P6025786浜大津の手前の島ノ関で降り、線路沿いを歩きます。午後は陽の回りが悪く、まともに撮れるのは途中の踏切1箇所だけでした。ここは素直に浜大津~三井寺間の併用軌道を狙うのが正解だったようです。

P6025789専用軌道と併用軌道の境目。奥が三井寺駅です。

P6025792三井寺の駅舎。左隣の公衆便所が立派な造りです。

P6025796もう一度近江神宮前に向かいます。今日、最初に乗った編成が来ました。

P6025797次の別所でホーム撮り。この日に動いていた700形は、これとラッピング車の2本だけでした。

P6025803もう1本の派手なラッピング車。ちはやふる といっても落語ではなく、歌留多(百人一首)をテーマにしたコミックで、三井寺がその聖地になっていることにちなんだものらしい。

P60258042両で色違いです。

P602581216時を過ぎると、夕方のラッシュに備えて800形が出庫します。一般車も全列車が坂本行きになるので2本出庫しますが、80形塗色の700形は出てきませんでした。

P6025806近江神宮前のホーム横にある空き地、なんと国指定史跡なんだそうです。右に説明板もあるけど、どう見ても単なる空き地です。

P6025816先ほど坂本まで乗った時、車庫の中に気になるものが見えたので、それを確認してみます。これは行きがけの駄賃。80形の晒し首です。パンタまで半分でチョン切れてますが、これだけでも残ったのをよしとしましょう。

P6025818車庫の端をぐるっと回ってやっと撮れました。左端にちらっと見えているのが本線と同じ塗色になった707-708。7日に試運転をしたそうです。京阪のイメージ統一のため、大津線の全形式を平成33年までに塗替えると発表されています。

P6025775ここで600・700形のちょっと変わったマスコン操作についての特別講座です。
 普通のマスコンは多くても5ノッチですが、これは10~70km/hまで、5km/h刻みにノッチがあります。力行で大津線の最高速度の65km/hにハンドルを合わせたとすると、65km/hに達したらオフに戻さなくても、電流は0になります(惰行の状態)。そのまま下り勾配にかかって65km/hを越えると自動的に回生ブレーキがかかり、65km/hまで減速すると再び電流は0。駅に近づてハンドルを1段目(10km/h)に戻すとこれが停止用回生ブレーキとなり、回生が失効する寸前に初めてブレーキハンドルを回して空気ブレーキをかけます。
 複巻モーターの界磁を弱めれば力行、強めれば回生ブレーキという特性を応用したもので、80形からこの方式が採用されています。力行から回生に移るのに回路の切替がなく、従って応答が早いし、制御器の作動頻度も少ないという利点があります。興味のある方はマスコン、電流計、速度計の動きをしっかり追ってみてください。

Dscf4776a陽もだいぶ西に回ってきたので、大阪に戻ります。途中の大谷は前後が急カーブで、京都寄りにはお誂え向きな歩道橋もあったので、迷わず途中下車しました。

P6025827歩道橋から思いっきり引きつけてみます。あっ、架線ビームの影がかかってしまった。

P6025833反対方向はもっと酷い。

P6025845これはホームの端から。レールに水を撒いているのがわかります。しかし、今ひとつまとまりが悪い。

Dscf4781aホームのベンチ。勾配に対して水平になるようにしているけど、少し傾けすぎです。
 このあと、出町柳からダブルデッカーの2階に座って淀屋橋へ。京阪の特急といったら、終端駅で降車がすむと少し移動して乗車口の前に止まるという儀式があったのですが、今はもうそんな悠長なことはやっていないのですね。

2017年6月11日 (日)

運転会の前日(その2、京阪電車本線)

 9時少し前で環状線の撮影を切り上げ、寝屋川を渡って京橋で下車します。

P6025810京阪の駅事務室でこんなきっぷを買いました。男山ケーブル以外の京阪全線と、京都市営地下鉄の三条京阪~御陵間が1日乗り放題で1500円。淀屋橋~坂本間が970円ですから、単純に往復するだけでも超お得。京阪さん、こんな値段で売ってえぇんかいな。ま、売っている以上、せいぜい利用さしてもらいます。

Dscf4795こんな立派なパンフレットと、おまけのピンバッジも付いていました。当然、大津線、石山坂本線も乗り潰すつもりですが、まずは複々線区間の野江で、9時15分頃から10時40分頃まで、選り好みせずに撮影しました。以下、撮影順、形式別にアップします。

P60256993000系で、1日2本のみの特急「洛楽」。向かって左の窓に「京橋~七条間ノンストップ」の表示が出ています。しかし、せっかくのノンストップなら8000系にして欲しいところ。

P60257007000系の普通。この前面は京阪では一番不細工?。京都地下線開業30周年の運板付きです。

P60257058000系の特急。プレミアムカー改造のため7連になっているのも貴重な記録になるでしょう。

P60257086000系の準急。112両と一番の大所帯です。

P60257142200系の急行。昭和39年登場なので、もう半世紀以上走っています。

P60257217200系。編成短縮により7連3本という少数派です。ぶらり、京阪たび の運板付きはこの1本(7203編成)だけ。

P60257221500系の急行。ストレートな車体断面で独特の風貌です。

P6025724支線用として登場した13000系ですが、最近は2200系の置換え用として7連も新製されています。

P6025728だいぶ数が減ってきた2600系。2000系の車体改造車は7連3本だけです。7連でパンタは6台、それも向きはバラバラというのは、昔の阪神電車(小型車)みたいです。

P60257292600系でも昇圧時に登場した30番代は完全な新車です。

P6025739京阪初の冷房車、2400系。

P60257405扉の5000系、前面の庇が浅い第1編成です。まだ1本が廃車になっただけですが、1時間ちょいで来たのはこの1本だけでした。たまたまこの日だけかも知れませんが、凋落の気配を感じさせられます。
 結局、撮れなかったのは9000系と10000系の2形式。9000系は乗っただけ、10000系は帰りに宇治線か交野線で捕まえようと思ったのですが、時間切れでアウトでした。

2017年6月10日 (土)

こんなバスを発見

 本日、USBメモリーの買いだしなんかで秋葉原に行って来ました。昔のヤマギワの跡にビックカメラが進出するようで、もうプレオープンになっていました。

Dscf4794まだビックカメラの看板は控えめです。この画面の矢印の下に、見慣れないバスが止まっていました。

Dscf4789ビックカメラの方から見たところ。買い物ツアーのバスではなさそうです。

Dscf4786近寄ってみます。SMOKING BUSと書いてあるけど、相撲協会とは関係ないらしい。

Dscf4788運転席の窓になにやら細かい字の説明文が貼ってあります。サンプリングといっているけど、タダでタバコを配っているらしいから、宣伝なのか。

Dscf4784

Dscf4791出入り口の側。中でどんな怪しいシーンが展開しているのか、タバコを吸わない私としては、外から想像を巡らせるだけでした。

2017年6月 9日 (金)

運転会の前日(その1)

 2日は6時20分頃、大阪駅高速バスターミナルに到着。朝方の休憩が多賀SAだったので「あれっ?」と思ったのですが、新名神が集中工事のため、名神経由になったようです。

P6025667まずは朝飯前の一仕事。環状線の外回りに乗り、どこかいい場所はないと探します。桃谷で降りてホーム撮りとしましたが、雲が多いので10分くらいで撤収し、天王寺に向かいます。

P6025674ここでは線路が移設された阪堺電車の様子を見てみます。以前のように歩道橋からホームに降りられるようになっていました。

P6025676ホーム端の横断歩道。阪堺の定番ともいえる岡崎屋質店の広告電車です。

P6025678堺トラムもやってきました。1003号なので「青らん」です。

P6025681移設された線路跡はまだ整地作業中でした。

P6025685道路が整備されると、このアングルでの撮影はできなくなるかも知れません。

P6025689朝食は天王寺駅構内の喫茶店ですませました。本日の目的は京阪電車なので、京橋に戻ります。途中、光線状態のよい大阪城公園で内回りを少し撮影しました。201系も当たり前に撮れるのは今のうちです。

P6025693大和路快速の221系。もうほとんどがリニューアルすみになっています。

P6025694関空/紀州路快速の223系。

P6025695103系で動いているのはこの1本だけだったようです。

P6025696数本待てばやってくるようになった323系。乗り心地もいいけど、座席数が4扉車より少ないのはどうよ、と突っ込みたくなります。

2017年6月 7日 (水)

JORC関西の運転会

 1週間のご無沙汰です。家を空けているうちに溜まっていた仕事を片付け、やっとブログに取りかかれるようになりました。
 3日に行われたJORC関西のOゲージ運転会、今回から会場が夙川の教会になりました。最寄り駅は阪急神戸線の夙川で、梅田から特急に乗れば3駅目という便利な所です。しかし、私は阪急には乗りませんでした。

P6035852阪神間では一番南側(海寄り)を走る阪神電車に乗り、西宮で乗り換えた普通はこれでした。

P6035856鉄道友の会のブルーリボン賞を受賞したので、そのプレートが車内に取付けられていました。

P6035861一駅だけ乗って、次の香櫨園で下車。阪神らしくない、お洒落な造りの駅です。

P6035866ホームの下を貫いている川が夙川。これを遡れば阪急の夙川に出るはずなので、右岸(画面の左)を歩きます。それにしてもこういうロケーションは、関東ではなかなかお目にかかれません。

P6035870このあたりは阪神、JR、阪急が一番接近していて、歩き始めるとすぐ、JRの列車が通過する音が聞こえてきました。5分ほどで阪神国道に出て、その橋からは鉄道雑誌で何度も見たシーンが展開しています。
 早速、橋の真ん中あたりでカメラを構えたものの、車両が見通せるのは20mもなく、前後に踏切もないので、いつ列車が来るのか予測がつきません。両肘をついてカメラを支え、モニターからは目を離し、ひたすら線路を注視します。

P60358725分ほどで電車2本とこれ(スーパー白兎)が撮れました。貨物列車は来ないようなので、また歩きます。

P6035874こんな池もありました。

P6035875_2そこから阪急の夙川までは目と鼻の先でした。会場へはこの左へ行けばいいらしい。

P6035876線路沿いに歩くと跨線橋に出ました。甲陽線に出入りするための引き上げ線の様子がよくわかります。

P6035878さらに西(神戸寄り)に歩き、線路と同じ高さになったところで1枚。阪急電車のカットはこれだけです。

P6035880先ほどの跨線橋から南に折れた所に尖った塔が見えていました。これが本日の会場、カトリック夙川教会です。画面の右側に地下ホールの入り口があります。

P6035902なんとなく荘厳な雰囲気も漂う入り口。こんな所でOゲージの運転会をやっているなんて、お釈迦様キリスト様でも気が付くめぇ。

P6035904入り口の脇には教会の来歴が説明されています。

P603588310時前に着いたら、まだ線路敷きの真っ最中。私も手伝います。地下ホールといっても実際には半地下なので外光も入り、閉塞感はありません。

P6035884新設された内側線のヤード。まだ電線は接続されていません。ポイントの作動は問題なしですが、電気的には多少手直しが必要なようです。

P603588912時を回り、だいぶ賑わってきました。

P6035891私鉄車両が集まった外側線のヤード。手前にいるのは熊本市電8200形。

P60358933線式も個性的な車両が集まっています。

P6035897個人的に一番ウケたのがこれ。機関車?は敢えてモーター丸出しです。
 私の車両はレールに乗らないので、写真は撮っていません。関西タイプなので、懐かしいねとか、昔はこれによく乗ったよという反応はありましたが、お、これは11年度形か、という突っ込みはありませんでした。

2017年6月 1日 (木)

東京脱出

 借金で首が回らなくなって夜逃げするわけではありませんが、今夜のグランドリーム15号で大阪に向かいます。本命は3日に行われるJORC関西の運転会で、その前後各1日は、世俗の汚れを清める社寺巡り…なんてこともちらっと考えてみたものの、結局は電車の乗り倒しになるでしょう。
 2日は曇り時々雨という予報が昨日あたりから風向きが変わり、3日、4日と合わせて晴れ時々曇りとなりました。これで明日は早朝から目一杯動き回れます。
 肝心の運転会は、新製された電車ヤードがお披露目となります。場所もいままでの芦屋から夙川に変わり、なんと教会の地下ホールだとか。私は手ぶらというわけにもいかないので、製作中の電車キットを持って行きますが、20m車なんでリュックに入りません。今から収納する箱を作ろうかと、バタバタしています。

Dscf4774電車キットを持ち運ぶ箱を作りました。余り物利用の超手抜き構造ですが、3日間くらいは持つでしょう。

*4日の夜まで、このブログは放置されます。

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