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2017年5月 6日 (土)

複写台を作る

 マクロレンズを買い、ネガ複写の態勢は整いました。しかし、その都度いちいち三脚にカメラをセットするのは面倒。もっと簡単で確実な方法はないものか。要はカメラを水平に固定し、複写するネガとの間隔を一定に保てればいいわけです。

Dscf4585最初は適当な高さの箱を作ろうと考えたのですが、近所の島忠ホームセンターでこんな台を見つけたので、これを利用することにします。台の上面までは約20cm、お値段1280円。材料費と手間を考えれば、自分で組み立てるよりも遥かにお得です。

Dscf4586_2レンズが嵌まり込む穴(直径58mm)をあけます。真ん中だと節にかかるので、少しずらしました。

Dscf4587円周に沿って3mmのドリルで穴をあけるという、超原始的な方法です。

Dscf4591最後の切り離しが意外に手こずり、結局、回し引き鋸を買う羽目に。これなら最初から回し引きで切り抜けばよかった。

Dscf4592抜けました。といっても切り口は凸凹なので、綺麗な円弧に仕上げないといけません。

Dscf4648円弧に見合った甲丸ヤスリがないりで、細い平と甲丸のヤスリを使い、なんとか円に近い状態になりました。レンズを嵌めてみてガタはないので、これでよしとします。

Dscf4649カメラの前面にはマウントのロックを解除するための押しボタンなどがあるので、これを避けるスペーサーを作ります。アガチス材の半端から切り出しました。

Dscf4650木工ボンドで固定します。

Dscf4654カメラをセットしてみます。実用上差し支えないくらいに固定できます。

Dscf4657横から見たところ。ライトボックスは床面から57mmの高さで、ちょうどネガの1コマが画面いっぱいになります。その分、台の脚をちょん切ってもいいのですが、完全に直角を出して切れる自信がない。55mmくらいの箱を作り、あとはボール紙などを挟んで微調整するのがよさそうです。
 このあと、桧の素材を生かして透明ニスを塗りました。

●追加
Dscf4660勢いに乗って高さ55mmのスペーサーも作りました。

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コメント

手回しのドリルは初めて見ましたが・・・

ひととおり穴を開けたら

ハンマーでバーン!しちゃいますねぇ~(´ω<) テヘペロ♪

「(後で)削れば何とかなるじゃろ?」

基本イラっちなんで~(←鉄道模型には絶対向いてない)

糸目今日子さま、

ハンドドリル、今でもホームセンターの片隅に置いてあると思います。もっと体裁はよくなっていますが。最後にハンマーでバーンとやると、木目に沿って割れたり、めくれたりするので、止めておいた方が無難です。

ハヤワザですね。模型も作って、フィルムスキャン用の治具も作って。一昔前ならば、ほかに作るものないの?って言ってる所ですが。

ぼっちぼちさま、
フィルムがもう一刻の猶予もできない状態なので、模型より優先させました。木工は久しぶりです。

先日もお仲間との会話の中でスキャンより複写→紙焼きがいちばん!との話がでました。真似してみようかなあ~

Cedarさま、
市販のスキャナは一応フィルムもスキャンできる、というレベルです。マクロレンズはそんなに高価ではないし、なんといっても処理時間が桁違いです。

良いものを作りましたね。
しかし模型に複写台に、なんでも作っちゃうジイジって素晴らしい!

OER3001さま、
過程はどうあれ、結果が出ればよいと割り切っています。複写台は若干の修正を加え、昨日から稼働しています。

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