東横フラワー緑道を歩く

　東急東横線と接続する「みなとみらい線」が開業したのが2004年２月１日。同時に東横線の反町～横浜間が地下化されました。そしてその線路跡が「東横フラワー緑道」として整備されているという話しを聞き、どんなものかと一昨日（29日）、現地を訪れてみました。

反町の駅舎。国道１号線に面していて、画面の右が横浜方面、左に見えているのが東横線の線路跡、すなわち東横フラワー緑道です。

道路をオーバークロスするガードは、緑道として再利用されています。

駅舎の反対側にある階段を上ります。

東白楽方面にも緑道が続いているようなので、まずそちらに進んでみます。道路を渡るとすぐ、地上に降ります。

かつては高架橋だった部分で、なぜか元の下り線の方が一段低くなっています。レールは全区間で５カ所ほど出現しますが、もちろん、この位置にレールがあったわけではありません。ところどころに換気塔（画面左）があるので、地下を走る電車の音が聞こえます。

緑道の脇には年季の入った商店も残っています。

数100ｍ行くと上り坂になります。

坂の上に来ました。ということは、ここが地下に入るトンネルの真上ということです。

緑道の西側にある平川町公園から見た、トンネル入り口。地上へはこちら側が階段とエレベーター、東側はスロープで結ばれています。

地下に入るところを西側から。あまりいいアングルとはいえません。

東側のスロープの途中からは、そこそこいけそうです。といっても実際は万歳をしてカメラを構え、なんとかフェンスが画面に入らないようにしています。チルト式モニター付きのカメラか、自撮棒が必要です。

光線の具合もいいので、少し粘ってみます。東武鉄道50070系。

西武鉄道6000系。

横浜高速Y500系。腕が疲れてきたので、メトロ車が来るのを待たずに移動します。

スロープを降り、高架に沿って東白楽方向に歩きます。

結局、東白楽まで来ました。手前の道路を右に行けばＪＲの東神奈川に出ます。

同じ位置で振り返ると、ここが緑道の起点であることを示す案内板があります。改めてここから出発しましょう。

反町のホームがあった部分。地下化される直前に撮影しているはずなので、いずれそのネガも発掘してみます。ホームはかなりカーブしていました。

しっかりとした案内板もあります。

横浜方向に歩きます。トンネルが見えてきました。手前にゲートがあります。

トンネルを通行できるのは6:00から21:30まで。

高島山トンネルという名前で、かつては東横線の電車が走り抜けていました。トンネルの上は住宅が建ち並んでいます。

入り口にあるプレート。内側に補強のコンクリートを打った分だけ、断面が小さくなっているそうです。このトンネルの整備が2011年４月16日に完了し、東横フラワー緑道が全通しました。

トンネルの中はヒンヤリしています。横浜方面への近道になったので、昼間でも歩いている人は結構多い。

横浜方の出口付近はかなり急な下り勾配です。

出た所は切り通しみたいで、緑が眩しい。

しかし、地形上は少し危ない場所のようです。

ゲートを越えたところで振り返ってみます。大雨が降った時の排水は大丈夫なんだろうか。

勾配が緩くなり、その先に横浜駅が遠望できます。

環状１号線に遮られた所で緑道は終わり。この先は工事中で、いずれは横浜駅の北西出口まで延長されるようです。左にはＪＲと京急の線路が見えます。

反町方向を見る。東白楽からここまで1.4kmです。まだ12時を回ったばかりなので、帰るにはまだ早い。さてどうするか。

横浜駅を横断し、高島水際線公園まで来ました。４月に来て天気が今いちだった貨物線を狙います。

13:30を過ぎ、まずはEF65の単機。時刻表を見ると単機のスジはなく、8584レの貨物なしらしい。

14:00頃に地下から顔を出すのは8571レ。

締めは中央線竜王発の80レ。この時期でもタキは17両つながっていました。