脇道を行く、昔の電車キット(その3)
久しぶりの模型工作ですが、本命のEF65をほったらかして脇道に嵌っています。
2月にはまだ平板だったクハ68、4月に入ってから側板と妻板を接合しました。真ん中に35mm幅・0.5tの補強を入れ、正確な車体幅を維持します。
連結面はきっちり直角が出るよう、1tの補強板をがっちり半田付け。しかし、端を曲げた妻板に半田付けした結果、この部分の車体幅は61.9mm、一方、丸妻の前面は62.2mmでした。まぁ、このくらいの誤差は目を瞑りましょう。なお、現在は屋根取付用の幅板を前後の扉から車端寄りに追加しています。
金属工作はここで一休みして、屋根を作ります。5mm厚、60mm幅のアガチス材がベース。これに6×8の角材を1mmずつ張り出して接着し、幅62mm、厚さ11mmとするのがレイバンズの標準仕様です。しかし、このキットは幕板寸法が1mm短いので雨樋を1mm高く貼り、その分、屋根厚みを1mmプラスの12mmとすることで見た目を合わせます。
長手方向の寸法を合わせ、車体に嵌まり込むようにします。
角を鉋で削り、大まかな形を整えます。鉋は父親の遺品で、日本橋 木屋の銘が入っています。
片側が削れました。
気が変わらないうち、もう片側も。削りすぎないよう、少し控えめにしておきます。
削り屑は直径20cm、高さ23cmの屑入れのほぼ半分くらいになりました。
次はこいつで肩のカーブを整えます。細かい粉が出るので鼻はムズムズ、手はカサカサです。
怪しげなゲージでカーブを確認します。
車端部は目分量で。このあと、もう少し修正しています。
連結面は妻板の高さが少し足りません。雨樋でカバーできるか微妙なところ。
こういう光線状態だと、稜線の乱れがよくわかります。
車体に合わせて幅も修正しました。明日(3日)、この状態で藤沢に持って行き、晒し物にします。
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さすがな王道工作っぷり、きちんとしたつくりが眩しいです。
今日もしこしこと塗装仕上げに励む予定です。
投稿: Cedar | 2017年5月 3日 (水) 07時22分
Cedarさま、
技法は王道(定番)ですが、精度はなかなか思いどおりになりません。半田をたっぷり流すようにしているので、熱による歪みが結構目立ち、修正に手こずりました。
投稿: モハメイドペーパー | 2017年5月 3日 (水) 10時13分