« 東武のさよなら列車 | トップページ | 箱根登山鉄道3100形撮影会 »

2017年4月19日 (水)

横浜の脇道を徘徊する

 原鉄Oゲージ展の片付けも終わった12日、かねてから気になっていた場所に足を運んでみました。

P4124855その場所とは、京浜東北線の東神奈川から横浜寄りに歩いて7~8分の所にある歩道橋。いつも車窓から眺めていて、そこそこいい写真が撮れそうな気がしたのです。

P4124863上から横浜方面の眺め。この位置だともろに逆光なので、列車を撮るには後ろを向きます。線路は右から横須賀線、東海道本線、京浜東北線の上下で、6線とも架線はコンパウンドカテナリーです。左から合流するのは京急で、JR線と並んだあたりが神奈川駅。

P4124857京浜東北線には横浜線の電車も乗り入れています。

P4124858湘南新宿ラインの下り。

P4124860東海道本線下り。裏被りは湘南新宿ラインの上り。

P4124862横須賀線下りはE217系。もうこの形式も古顔です。ここまでのカメラ位置は東側階段の中頃。

P4124867歩道橋の上からだと架線や支持金具が邪魔をします。

P4124869東海道本線の下りは顔がまともに撮れるけど、正面過ぎておもしろくない。やはり最初の位置に戻りましょう。

P4124873ダメモトで撮ってみた京急。意外と見られます。バックの桜は幸ケ谷公園。

P4124892この色の方が京急らしい。

P4124881特急「踊り子」が見えたので構えていたら、後ろから京浜東北が・・・・・。はよ行かんかい、こらぁ。

P4124882逆光承知で後追い。全然気付かなかったのですが、この次の瞬間、上りのスーパービュー踊り子が顔を出しました。もう1秒遅ければ。185系と251系の並びが撮れたいたのに…、なんて未練たらしい愚痴はいいません。

P4124883251系の後追い。実はこの形式、まだ一度も乗っていません。

P4124890E231系ばかりで詰まらんと思っていたら、やっとE233系が来ました。これは“短い”10両編成。

P4124893午後になれば陽が西に回るので、反対側はどうかというと、京浜東北はまぁまぁです。

P4124894横須賀線は手前の架線柱が邪魔してダメ。結局、ここは思ったほどではないという結論に達しました。撮り鉄の姿を見かけないのも頷けます。1時間ほどで撤収となりますが、まだ時間は正午を回ったばかり。帰宅するには早いので、これも以前から気になっていた高島貨物線に回ってみます。といっても正確に下調べしたわけではなく、京急から線路がちらっと見えたので、そんなに遠くはないだろうという、いささか行き当たりばったりの行動です。

P4124899京急の線路から離れて5分も歩かないうちに出会った浄龍寺。日蓮宗の寺ですが、横浜が開港した時、イギリスの領事館がここに置かれたそうで、画面左にその碑が写っています。

P4124900第一京浜を渡ってさらに7・8分歩くと、架線柱が見えてきました。回りは倉庫だとか港湾関係の会社のビルが目立ちます。だいぶ場末感が高まってきたあたりに、神奈川台場跡の碑を発見。

P4124902このすぐ左が台場公園。昼時なのに誰もいません。画面右奥が高島貨物駅で、そこには近づけません。貨物駅でも線路はJR東日本が所有しているんですね。

P4124904倉庫の脇を抜けると踏切に出ました。画面奥が高島貨物駅。

P4124905踏切(画面左)を渡ってさらに進むと、なにやらシュールな光景が展開しています。

P4124906ここから海寄りは横浜市の中央卸売市場で、一般人は近寄りがたい雰囲気が漂っています。

P4124907倉庫に挟まれて、およそ場違いな感じの店もありました。近所に高層の集合住宅もできているから、女性客も来るのだろうか。

P4124908高島貨物駅の方には行けないので、みなとみらい方面に向かって歩きます。港内遊覧のシーバスは、かなり頻繁に運航しているので、これと貨物列車が絡めばいい絵になるのですが。

P4124909水路に沿った遊歩道を歩くと、見覚えのあるビルが見えてきました。左から3番目が、昨日まで通っていた横浜三井ビルです。

P4124921水路を渡った対岸は高島水際線公園。水際線(すいさいせん)というのは聞き慣れない言葉ですが、港湾関係の用語なのでしょうか。貨物線はこの公園を串刺しにしています。

P4124919こんなモニュメントもあります。クランクピンとバランスウェイトがあるから蒸機用なのだろうけど、かなり車輪径が小さいので国鉄制式機ではなさそう。

P4124910線路を横切る横断橋から三井ビル方向を見たところ。線路は地下に潜り、桜木町の手前で根岸線に合流します。左は木下サーカスのテント。

P4124912赤丸の所にカメラを持ったオジサンが立っているので、そろそろ貨物列車がくるのかも知れません。まずはコンビニで買ったパンで腹ごしらえと思っていた矢先に、EF210が姿を現しました。食べかけのパンをどこに置こうかと迷っているうち、列車はどんどん進んでしまいます。

P4124913後追いも全然まとまりがない。

P4124916それから約10分後、高島方からブルーサンダーが登場。今度はしっかり構えたものの、運悪く雲がかかってしまいました。ここはもう一度、天気のいいときに来る価値はありそう。ただし、日陰がないので夏は徹底的な熱中症対策が必要です。

« 東武のさよなら列車 | トップページ | 箱根登山鉄道3100形撮影会 »

鉄道全般」カテゴリの記事

コメント

去年原鉄訪問の後、下り踊り子に乗りました。その時、先に上りのスーパービューが出て行きましたので、まさにこのタイミングですね。

髙島貨物、昔は京浜東北桜木町の下に線路の洪水があり、京浜東北(根岸線)からの連絡線が操車場につながってましたね。
貨物は本当に寂しくなりました。

SVO251系、そう言えば小生も試乗会の時しか乗っていないな~。
だって、小田急ロマンスカーの方が安いし頻繁だから。

それにしてもまた今回も良くお歩きになる。
足腰鍛錬にご立派です。

日活映画によく出てきた霧の波止場臨港線の面影は微塵も無いですね。
高島あたりが地下線とは知りませんでした。

シク鉄さま、
185系はまだ普通列車の運用があった頃に乗りました。水際線公園を縦断する貨物線も、鉄橋の部分を見るとかつては3線だったことがわかります。昔は土地を贅沢に使っていましたね。

OER3001さま、(だと思います)
251系はまだよいとして、185系に特急料金払って乗ろうとは思いません。歩き回るのはこれから梅雨入り前までがベストコンディションです。

Cedarさま、
メリケン波止場にマドロス、どちらももう死語に近いですね。貨物は知らない間にあちこちで地下に潜っています。

私も、かのビルの近くに行くことがたまにあるので、貨物線を見に行ってみましょう。動輪も見てみたいし。

中央市場に米軍基地。
年々殺伐としていきますが、独特の風情ですよね。
まるっきり50年代のまま残ったバースターダストはまだあるでしょうか?

私も仲木戸から歩いて、そこの歩道橋まで行ったことがあります。
確かに「良さそうに見えてイマイチ」なところですね。
京急も手前の駐車場がなければ結構いい感じで撮れるのですけどね。。。

ぼっちぼちさま、
貨物列車は時間帯にもよるけど、運がよければ1時間に2本くらい遭遇できます。動輪の主は、どこかの専用線の蒸機だろうと思います。

ちょっと名前は長いわんわんさま、
その昔、本牧の南あたり(だろうと思う)でカマボコ型の米軍兵舎が並んでいた光景を覚えています。普通に歩いた限りでは、基地の面影は発見できないようです。

赤影さま、
考えることは同じですね。京急はいっそのこと駐車場の中からの方がよさそうです。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 横浜の脇道を徘徊する:

« 東武のさよなら列車 | トップページ | 箱根登山鉄道3100形撮影会 »

2023年7月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
フォト
無料ブログはココログ