伊賀鉄道の新旧交代

　昨日のシグ鉄さんのブログで伊賀鉄道が取り上げられました。近鉄から移籍した860系がお気に入りだったけど、実際に見ることができなかったそうなので、私の手元にある画像を発掘してみました。

まずは近鉄時代のお姿。昭和40年10月の撮影で、当時の形式は820系でした。場所はまだ地平だった布施です。簡易複写でかなりトリミングしているため、画質が悪いのはご容赦。Mc-Tcの２連で、近鉄時代に４本が狭軌化されて伊賀線に転属。伊賀鉄道が発足した1993年に残り３本も転属しています。

私が伊賀鉄道を訪れたのは2012年２月。この年はCP+と神戸の鉄道模型とあそぼうの日程がかぶったので、９日は夕方の新幹線に乗って名古屋泊まり。10日は朝９時発のバスで伊賀市（駅名は上野市）に向かいました。駅裏の車庫の看板はご覧のとおり。車両の管理は近鉄に委託していたのです。

２本残っていた860系のうち、ダークグリーンになっていた862編成に伊賀上野まで乗りました。画面右に電柱を引っ張るワイヤーがあり、広角で目一杯です。



連結面の銘板。昭和36年製です。

ついでに関西本線のキハ120も撮っておきました。

発車まで時間があるので、車内も撮ります。昔の生駒トンネルに合わせて幅が狭い。

貫通路は広幅。

冷房化したので扇風機は撤去されています。三角断面の蛍光灯カバーの近鉄の特徴。

運転台。マスコンはオリジナルではないと思います。

上野市に戻って、グリーンとマルーンの並び。

マルーンの863編成は側面の銀帯が復活しました。ただし、本来のステンレスではなくアルミだったそうです。

反対側からも１枚。パンタが降りて、動く気配はありません。

台車は南大阪線の6800系から転用しています。写真はク763のKD23B。

駅の伊賀上野寄りに車庫があります。ピンクの忍者は202編成。建屋の中にいるのはまだスッピンの205編成。

中間車に運転台を新設したモ203。この編成は不動産屋がスポンサーでした。

新旧を無理矢理１枚の画面に収めました。左は204編成で、前面のラッピングはゆるキャラの「ふくにん」。

走行写真を撮るため桑町に移動します。862編成が来ました。この鉄橋は駅の北側（上野市寄り）にあり、南側は名阪国道が通っています。

青忍者の201編成。

204編成の側面。天然温泉「芭蕉の湯」がスポンサーです。これで線路に乗っていた編成は全部撮りました。次の電車で伊賀神戸に出て、近鉄で大阪に向かいます。