東武鉄道、ダイヤ改正の裏側
意外というか、やはりそうか、という事実が判明しました。なにやら週刊誌的なタイトルですが、これらのネタはすべて東武鉄道ホームページのお知らせにさりげなく発表されています。
まずはこれ。6050系を改造したスカイツリートレインです。元は快速用でしたが、改造により特急用となりました。
モハ634形の車内。2人掛け座席はこの位置で固定されています。クハは通常の回転式リクライニングシートです。
ダイヤ改正関連のニュースではノーマークだったのに、3月9日付けの「3・4月 スカイツリートレイン運行スケジュール」の隅っこを見ると、スカイツリートレインは4月16日をもって運転を終了します、と書かれています。この文面はスカイツリートレインという列車がなくなるということの告知で、車両がどうなるのかには一切触れていません。
スカイツリートレインへの改造は2012年10月なので、即廃車はないだろうと思われます。しかし、新製は1988年なので、そろそろ廃車になってもおかしくはありません。まぁ、しばらくは団体用で使うというのが妥当な線ではないかと思われます。
500系(リバティ)の登場で気になるのは300・350系の動向です。現在は6連の300系が臨時の「きりふり」(浅草~東武日光)、「ゆのさと」(浅草~鬼怒川温泉)、4連の350系が毎日運転の「しもつけ」(浅草~東武宇都宮)と使い分けています。で、3月27日付けのお知らせによれば、300系は4月16日の「きりふり275号」が引退記念列車として運転されます。現行ダイヤで「きりふり」は土休日に上下各2本が設定されているので、上りの「きりふり294号」が300系による最終運転となります(通勤ライナー的な283・285号を除く)。
なお、ダイヤ改正後も土休日に「きりふり281・284号」が設定されていますが、車両は350系と表示されています。
350系による「しもつけ」。これはビジネス用途の列車で、ダイヤ改正後も283・282号が残ります。
一番マイナーな「ゆのさと」は、改正後の定期ダイヤには見当たりません。
300・350系の車内。天井はクーラーの突起なくてすっきりしていますが、シートピッチは元が急行用なので少々窮屈です。その分、特急料金はスペーシアなんかより幾分安くなっています。
実は500系の新製両数と300・350系の両数がどちらも24両なので、最悪、全車置換えかとも考えていたのですが、取り敢えず350系は生き延びるようです。
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