鉄道模型とあそぶ前の一仕事(その2)
四条大宮で13時を回ったので、乗り歩きは一区切りをつけ、次の目的地、京都鉄道博物館に向かいます。大宮通りを南に下り、水族館前を経由するバスに乗りました。京都のバスは初乗り230円、高い!
バスを降り、道路を渡れば梅小路公園。おっ、京都市電がいる。手前は800形890号。800形の最終グループで顔付きは900形と同じ。ワンマン化されずに800形で残った車両です。
その台車。軸箱支持はアルストム式みたいな構造です。
となりは700形。軽量車体が仇になり、短命だった形式です。中学の修学旅行でこの電車を見て、4枚折り戸がシュッ、パタンと開閉するのに感激しました。
クラシックな500形と、京都市電の代表ともいえる600形をワンマン化した1600形。市電カフェになったりでボロクソに言われているけど、残っているだけよしとしましょう。
バッテリーのN電は土・日・祝日のみの運転。金曜日なのでお目にかかれません。動力はともあれ、ダミーでも架線くらいは張って欲しい。
線路に沿って歩けば公園の外れ。山陰本線の高架をくぐればいよいよ京都鉄道博物館です。
その前にちょっと振り返ったら、もう1両、京都市電を発見。これは連結運転を行った2000形です。中は資料館になっているらしいけど、平日は公開されていません。
左に鎮座している旧二条駅舎はミュージアムショップになっています。博物館の入り口はこの先。レールきっぷのA券を見せ、1割引の1080円で入館します。
C62、湘南電車、新幹線がお出迎え。0系をEF58に代えれば、子供の頃の乗り物絵本の表紙です。
80系は丸っきり足回りの観察ができません。それにしてもすごい所に修復銘板を付けたもんだ。妻面にもちゃんと付いているのに。このモハ80001、メーカーが日立製作所(笠戸)というのは意外でした。
80系のドア。ガラスが3分割というのが初期車の特徴でしたが、これはよく見ると最上段が少し大きい。つまり、2分割タイプをベースにしているので、正しく3等分になっていないのです。
朱色同士の並び。DD54も足回りが見たい。
中庭に並ぶEF81とEF58。ここも越路吹雪の祟りじゃ~。
やっと建物の中に入ります。これはじっと見ていても飽きない。
やたら尖ったのがいます。右のクハ489は「雷鳥」。次の日に鉄道模型とあそぼうで151系を走らせたら、子供が「あっ、雷鳥だ」といったのはこれを見ていたからでしょう。
地味だけど私には懐かしい機関車。中央本線で準急を牽いていたのを覚えています。
これは鉄道技研で見たことがある。
これも懐かしい。といっても実際に見た覚えはほとんどない。
よくぞこんなものまで。この部分のレールがカーリターダーなのに気付く人は、ほとんどいないでしょう。
少し高い位置に置かれたDD51。となりのEF66もそうだけど、足回りがよく見えて、模型屋にはありがたい。
うぉぉぉ、これは空気バネ実用化の第1号といえるKS50。よくまぁ処分せず、弁天町から持って来てくれました。となりには阪急のFS345も並んでいます。
軸バネに使われた空気バネ。まだ鉄道用の製品がなく、スクーターのタイヤのチューブを流用したといわれています。
集電装置のコーナーには500系の翼型パンタもあります。これがゆっくり立ち上がるさまは、なかなかセクシーです。
2階の鉄道ジオラマ。カシオペアとかキハ110なんかも走っていました。
私鉄まで揃えているのは褒めてつかわす。この時は京阪特急(8000系)が走っていました。
*このあとSLひろばをウロつきますが、長くなるので次回に回します。
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うわーっ、京都鉄道博物館って見所たくさんあるんですね(笑)
SL233とEF52の動輪は照明がよく、思わず撮ってしまいました
投稿: 青春M | 2017年2月16日 (木) 00時58分
いろいろ楽しめそうなところですね。蒸気の博物館が拡張されたくらいにしか思っていませんでした。これは行ってみなければ。
投稿: ぼっちぼち | 2017年2月16日 (木) 07時27分
糸目は平日とはいえ夏休みにスリスリしたので、貨車の展示スペースはキッズだらけで撮影出来なかったのよねぇ~。KS50とミゼットも撮影していなかったので、リベンジしないと・・・
今日はドラマの宣伝をするので、博物館ネタは週明けかなぁ~
投稿: 糸目今日子 | 2017年2月16日 (木) 08時55分
京都鉄道博物館に行かれたのですね。
小生も昨年12月頭に行きました。開館当初の混雑も無くゆっくり?見ることが出来ました。
といっても団体(20名程度)での見学でしたので制限はありましたが・・・。鉄道模型ジオラマは貸切で見学できました。
何処かの博物館と違って、明るくゆったりしてますね。
投稿: 八千代運転所 | 2017年2月16日 (木) 09時26分
青春Mさま、
これでもまだだいぶ端折っています。EF52は弁天町の一番奥に押し込められていましたが、京都ではゆったりと見られます。デッキ付きの電機はこれ1両だけですから。
ぼっちぼちさま、
車両以外にもかなり見所はあります。1日いても退屈しませんよ。
糸目今日子さま、
天気の悪さが幸して、貨車のあたりは人影も疎らでした。学校が休みの時期は避けた方がよさそうですね。
八千代運転所さま、
暗いめの所にスポットを当て、車両の存在を強調するのが流行のようですが、観察したり写真を撮るには、平均に明るい方がありがたいです。
投稿: モハメイドペーパー | 2017年2月16日 (木) 10時10分
私鉄関連も展示されてるのは、やはり関西だからでしょうか?
某大宮の国鉄(JR)偏重が面白くなかったので・・・
投稿: Cedar | 2017年2月16日 (木) 10時24分
未体験の京都の博物館、モデラー的にはせめて片側で良いから下廻りが見たいですね。
両側塞がれるとダルマさんみたいですね。
まずは我が目で見なくちゃいけないですが・・。
投稿: Chitetsu | 2017年2月16日 (木) 13時40分
Cedarさま、
見た限りで私鉄関係の展示品は台車の2点だけでした。弁天町からの引継ぎですが、ちゃんと展示していることは評価できます。
Chitetsuさま、
やはり床下あっての車両です。みんなで回りを歩き回って床を踏み抜きますか。
投稿: モハメイドペーパー | 2017年2月16日 (木) 16時29分
名鉄2200をわかる人はほとんどいないでしょうね。
投稿: シグ鉄 | 2017年2月16日 (木) 19時03分
シグ鉄さま、
子供は意外と知っているかも。大人はどうかな。
投稿: モハメイドペーパー | 2017年2月16日 (木) 22時06分