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2017年1月28日 (土)

ちょいと脇道に

 寒波に対抗してハンダ鏝の出番が増えていますが、本命のEF65はまだ今年に入って手付かずで、ちょいと脇道に嵌まり込んでいます。

Dscf4082そのものズバリの電車キット。見てのとおり、だいぶ年代物です。ちょい訳ありで、某所からもう5・6年前(もっと前かも)、私の手元に横滑りしてきました。

Dscf4089中身はこんな具合。側板と妻板は真鍮、屋根と床は木、あとは車体取付用らしいブツ切りのアングルが2・3個入っていました。これはひととおりのハンダ付けが終わった状態で、一部欠品していた窓枠や扉は、現物合わせで作っています。

Dscf4141板厚は0.5mm。補強と床板、屋根板の取付を兼ね、裾は1.5×5、幕板は1×3の帯板をハンダ付けしました。ところでこの形式、扉間の窓が5個だからモハ41、あるいはシル・ヘッダー用の帯材が入っていないから、モハ60の初期タイプなのかも知れません。作る手間としてはノーシル・ノーヘッダーのモハ60の方が楽なのですが、そうするには大きな矛盾点があります。

Dscf4187問題はこの扉。これは軽合金製なので、昭和9~12年度の新製車に限られます。さらに前面半流となれば11・12年度製ですが、12年度製のモハ41は張上げ屋根なので、キットの木製屋根では工作上の問題あり。となると該当するのは昭和11年度製のモハ41か、昭和11・12年度製のクハ55のいずれかとなります。
 いっそのこと扉をプレス製に換え、レイバンズの飯田線シリーズに加えようかとも思ったのですが、窓高さが1.5mmほど大きく、逆に幕板は1mmほど狭いので、この案は却下。

Dscf4183なんとか軽合金扉を生かせる形式はないかと考えていた時、目に付いたのがこれ。関西で代用急電に使われていたクハ68078です。元は昭和11年製のクハ55039で、昭和29年でも扉、ベンチレーターなどほぼ新製時のスタイルを維持している。これこれ、こいつでいきましょう。
 でも、「急電は5両やろ。あとの4両はどないすんねん」といわれそうですが、もともと半端な1両ですから編成は考えません。これは1両単独のディスプレイモデルとします。

Dscf4118車号が特定できたら前面を加工します。運行灯とベンチレーターの穴をあけました。

Dscf4121一晩じっくり考えて作戦変更。一度穴を塞ぎ、運行窓は縁を残して切り抜き、ベンチレーターは0.8×1.1の帯板を4本並べてハンダ付けします。

Dscf4125それらしくなりました。尾灯は取付け式なので穴はあけません。

Dscf4126ベンチレーターのアップ。スリットの帯は上が半丸、下は直角ですが、ちょっと仕上がりが甘い。まぁ、1m以上離れればそんなにアラは目立ちません。

Dscf4185a幌枠はなかなかの曲者です。飯田線の旧国でも幌枠が細いのと太いのの2タイプがありました。これは細いタイプで、幌を直付けします。この車両にはないけど、貫通扉の上には収納した幌を引っ掛ける角みたいな金具があります。関西では下り向きの先頭車がこのタイプです。

Dscf4185b上り向き先頭車は幌枠の当て座となるので単純な帯板ではなくアングル状になっています。そのため正面からは幌枠が太く見えます。幌を取り込まないので、扉上の角もありません。
*上の写真2点はRM LIBRARY 60 美しき半流国電(ネコ・パブリッシング発行)から転載。

Dscf4171下り向き先頭の幌のない幌枠をどう作ればよいか。まず右の真鍮板で外形のゲージを作り、1mmのアルミ板を切り抜きました。この内側に嵌め込むように0.5×2の帯板を曲げようとしたのですが、意外と腰が強くて曲げにくい。そこでゲージの板を外形寸法より1mm小さくヤスり、その外周に沿ってハンダを点付けして長さを調整。外してから縦の直線部分の膨らみを修正し、なんとか所定の寸法に仕上げました。

Dscf4182さらに横の部分は妻のアールに合わせてヤスってからハンダ付け。上の大きいアールもまぁまぁです。

Dscf4177斜め横から。出っ張り加減もこんなところでしょう。次は箱に組んで、シル・ヘッダー、雨樋貼りです。今のレベルから見れば大雑把なキットなので、ディテールもほどほどにと思うものの、ついつい旧国は深味に嵌まってしまいます。

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コメント

これだけアップにして線が乱れてない~眩しいくらいの腕前です。
それに比べて誰かさんときたら・・・

Cedarさま、
前面通風口のスリットは、少し肩が落ちている所があります。写真はそれが目立たない角度からです。

半流お電車が大好きな糸目姐さん。時代考察しながらハンダを盛る作業では、キュンキュンソしてしまいました~ヽ(*´∀`)ノ♪

後はこのお電車が、どんな感じてプチ整形されるのか・・・

16番と思って見ていたら、若しかして0番ですか?
凄いキットがあったものですね。

OER3001さま、
もしかしての0番です。昭和25年前後のものと思われます。

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