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2016年12月24日 (土)

地下鉄の車庫

 方南町に残る?なもの、の続きです。ホームでの観察を終えて地上に出ました。ここは環7(環状7号線)と方南通りが交差していて、環7を少し青梅街道方向に行けば、かなり有名な模型屋もあります。

Pc063254買い物のあてはないので模型屋には寄らず、方南通りを新宿方向に歩きます。ここも公孫樹の落ち葉でいっぱい。

Pc063255銀杏も落ちています。

Pc063253なんだか紛らわしい看板を発見。松屋は道路の反対側にあります。方南町は杉並区ですが、このあたりから中野区弥生町になります。

Pc063256数分歩いて神田川を渡ると、その右岸に地下鉄の車庫が広がっています。正式名は東京地下鉄中野検車区です。

Pc063260_2近くの歩道橋から全景を眺められます。丸ノ内線の02系336両が所属していますが、奥の方と右端にちょっと色違いの車両が見えています。

Pc063258黄色いのは銀座線の1000系です。ここに搬入されて編成を組み、上野検車区に回送されます。

Pc063259赤いのはアルゼンチンから戻ってきた500形。これから整備するのでしょう。しかし、地下鉄博物館には先輩の300形がいるし、最終的な居場所はどこになるのだろうか。

Pc063263方南通りを左折し、車庫に沿って歩きます。ここは大型トラックの出入り口で、陸送されてきた車両はここから車庫に入ります。画面中央を斜めに突っ切る線路、よく見るとダブルスリップが4基連続しています。

Pc063266こちらが正門。車両管理所という名称は、検車区と工場が併設されていることを意味しています。中野工場は銀座線車両の定期検査も受け持っています。

Pc063267こんな施設もあります。かつて、このあたりは富士見町という町名でした。駅名の中野富士見町もそれに由来していますが、現在の町名は弥生町です。

Pc063274もう少し歩くと神田川。三畳一間の下宿は見当たりませんが、この付近に地下から車庫に通じる線路があるはず。

Pc063271_2ありました。カーブしているので地下からの穴は見えません。画面の右奥が神田川の橋の所です。

Pc063272車庫の方を見てみます。かなり勾配はきつそうですね。

Pc063273車庫線と同レベルになった所。左に勾配標がありますが、なんと50‰。叡電や南海高野線と同じです。

Pc063275車庫の回りをほぼ一周したので、神田川に沿って戻ります。このあたりは営団が戦前から土地を手配していたそうで、車庫のほかにもいろいろな関連施設があります。

Pc063277中野富士町駅。神田川沿の低地なんで、富士山は見えません。

Pc063280ホームからは地上への出入り口が確認できました。実質的にはここが方南町支線の終点といえるわけで、方南町までの一駅を延ばした理由はよくわかりません。

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コメント

中野車庫ってこんなに外から見えるとは知りませんでした。
DS4連発に痺れますが、JRではありえないですね。
松屋と松乃屋、同系列なんで並んでることも多いですね。

中野車庫、いっぺん見に行きたいと思っていました。
架線がないと線路のクチャクチャ感がはっきりわかりますね。
ところで、茗荷谷は昔のままあるんですかね。

Cedarさま、
昔は川沿いの低湿地だから、土地代なんてタダ同然だったのでしょう。松屋と松乃家、同系列なんですね。しかし、松のやというのもあって、区別がよくわかりません。

シグ鉄さま、
今の感覚ではかなり贅沢な土地の使い方をしています。茗荷谷の車庫も昔のままです。正式名は中野検車区小石川分室。こちらの方が線路のうねりが凄いです。

「三畳一間の下宿屋」や「横丁の風呂屋」はもっと下流の高田馬場辺りと記憶
してます。
珊瑚模型は未だ在りましたか? 在るとすると昔からの模型屋さんが潰れていく中
ご長寿ですね。

 中野区と新宿区の境目あたりは似たような雰囲気です。もう3畳一間の下宿はないでしょうね。珊瑚模型店は鉄道模型社の流れを汲む貴重な店です。他人事ながら、後継者がいるのか気になります。

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