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2016年9月に作成された記事

2016年9月29日 (木)

関西乗り鉄計画を実行する

 9月25日、今日はJRを乗り鉄して名古屋まで移動します。

Dscf3687今日1日の強~い味方、秋の関西1デイパスです。24日に京都駅で買っておきました。計画している行程は、大阪→相生→舞子→京都→敦賀→米原→名古屋。1デイパスの有効範囲は米原までです。

P9252114大阪から新快速に乗る前に福島でウォーミングアップ。環状線は内回りに103系が連続しているのに、外回りは3本待って全部201系でした。

Dscf3689大阪に着いたらこんな派手な103系が。これも内回りです。

P9252120予定していた1本前、8:45発の姫路行き新快速(3211M)に乗車。先頭のクハ222-2012です。JR西日本の車両は運転室仕切りの窓が大きく、前がよく見えます。
*以後、どの列車も先頭車に乗ります。

P9252126西明石からは複線ですが、スピードは120km/hを越えています。「はやさはJRのあかしです」の精神は健在ですね。電流計の最大が300Aなのは、インバータ1組あたりの数値なのでしょう。

P92521299:49姫路着。乗継ぐ播州赤穂行きの957M(クハ222-6036)は10:07発。223系6000番代の4連でした。これで相生まで行ってみます。

P9252149手柄山の手前には、まだモノレールの桁が残っていました。

P925213510:26相生着。相生まで来たのは黄色の電車を見たかったからです。同じホームの反対側に山陽本線経由の岡山行きが待っていました。

P925213710:30発なので、急いで隣のホームに移動して発車シーンを狙います。こうして見ると黄1色もそんなに悪くない。

P9252139待ち時間で駅前に出てみます。こぢんまりとした造りです。

P9252141駅前広場には錨のモニュメント。どういう由来なんだろうか。

P925214410:50頃、山陽本線の相生止まりが到着。10:52発の姫路行きに接続します。姫路行き950Mは223系で、先頭はクモハ223-3014。座席はほぼ埋まり、網干あたりからは立ち客も出ました。姫路は11:11着、同じホームで11:12発の新快速(3254M)に乗継げます。時間がないので前から3両目に飛び乗り、車内を通って先頭のクモハ223-2092に落ち着きます。

P925215311:22加古川着。ホームの反対側に停車中の762Tに乗換えます。221系で先頭はクモハ221-71。

P9252157初めて221系に乗った時の衝撃が蘇ります。この運転室仕切りの窓の大きさ、京急も真っ青です。新快速の後を追って11:24に発車。

P925215811:48舞子着。ホームの先端(大阪寄り)には数人の撮り鉄が構えています。私もそれに加わるべくホームを歩いていると、

おおおぅ! その行く手にあの青春Mさまのお姿が…

 すんません、気が動転してお姿を撮影するの忘れてました。

P9252160挨拶もそこそこにカメラを構えると、おっ、来た来た、て本当はEF200が入るスジなんだけど、見てのとおり、EF66の代走でした。次位に国鉄色のEF65が付いてますが、これは東武がSL運転で引かせる客車をJR四国まで引き取りに行くための回送だそうです。

P9252162ロクロクが行ってもまだ撮り鉄は解散せず、180度向きを変えて構えています。で、数分後にEF510-501が通過していきました。これで撮影タイムは終わり、予定より1本早い12:10発の普通(4526C)に乗ります。先頭はクモハ207-1010。青春Mさまには次の垂水までお付き合いただき、お土産まで頂戴しました。ありがとうございます。その時の詳細はこちら

P925218012:29神戸着。ホームの大阪寄りに渡り線があるので、その部分のホームが少し窪んでいます。

P9252174神戸駅のコンコース。何様式かは知りませんが、なかなか優雅な雰囲気です。

P9252179これは北口。日射しが眩しい!。

P9252171駅中で昼飯用のパンを仕入れます。阪急ベーカリーが安くてお気に入りなんですが、ここもそんなに高くはありません。

P9252182次は12:48発の新快速敦賀行き(3262M)で一気に敦賀まで乗通します。相変わらず223系で先頭はクモハ223-2098。神戸で乗継いだのは座席を確保するためで、この読みは当たっていました。山科を出ると東海道本線と別れ、湖西線に入ります。それにしてもフロントガラス汚いな。だいぶ車内も空いてきたので、座席を向かい合わせにして昼食タイムにします。

P9252184大津京で抹茶カラーの117系とご対面。国鉄色は向日町に2本、昼寝していました。

P9252190おごと温泉あたりから先は琵琶湖が付かず離れず。

P925219414:34近江今津着。ここで12両の後ろ8両を切り離します。ただし、解放した車両を後退したりはしないので、絵になりません。

P92521989分停車して発車は14:43。特急を待避するわけでもないのに。ここから先は1時間に1本のローカル区間になります。

P9252202上り(大阪行き)のサンダーバードが通過。ヤル気のない撮り方です。

P925221115:01近江塩津着。ホームの反対側には北陸本線米原経由の新快速が待っていて乗継ぎができますが、1デイパスを目一杯使おうというセコイ考えで、このまま敦賀まで乗り通します。

P925221315:15敦賀着。折り返し時間が少ないので、改札口の外には出ません。

P9252215神戸から乗り通した223系。もう一度これに近江塩津まで乗ります。オジサン、オバサンの観光客で座席はほぼ埋まりました。

P9252214となりのホームにいた521系。

P9252220ホームには恐竜もいます。

P925222515:23敦賀発。クハ222-2098に乗車します。構内の留置線に最新の除雪車がいました。除雪専用ではないのでキヤなんとかという形式です。

P925223315:39近江塩津着。少し乗り継ぎの時間があるので、外に出てみます。民家風の駅舎です。

P9252237ホームの端にはこんな注意書きがありました。車体に付いた雪が落ち、バラストを跳ね飛ばすのだろうか。

P925224016:05発の播州赤穂行き新快速(3299M)は225系でした。先頭のクモハ224-102に乗込みます。この形式は出た当初、台車内でブレーキの協調がうまくいかず、乗り心地が悪いと聞きましたが、私が乗った車両はスムーズに走っていました。

P9252243湖西線経由敦賀行きの接続を取って発車。乗り継ぐのは大半が1デイパス利用者のような感じでした。

P9252249発車するとすぐ、湖西線と分かれます。長浜あたりからは結構混んできて、16:42米原着。米原では増結車8両がホームに停車しているので、一旦停止してから誘導信号でトロトロと進みます。

P92522551デイパスの範囲はここまでなので、一度外に出ます。こちらは南口。質素な造りです。

P9252254近江鉄道の乗換え口。電車の姿はありません。

P9252257会社が変わっても乗る列車は新快速。土休日は新快速の一部が米原まで延長されるので、名古屋まで乗り換えなしで行けます。湖東方面への観光客は余り新幹線を使わないのでしょう。
 17:06発の5350F、先頭はクモハ313-8でした。車内のレイアウトはほぼ同じでも、西日本の車両とはだいぶ雰囲気が違います。

P925226018:12名古屋着。

P9252268少し構内をうろついて車両観察。中央本線の列車には元セントラルライナーの313系8000番代が入っていました。連結面の固定クロスはテーブル付きで、373系みたいです。

P9252276駅を出たらこの人にご対面。名鉄ナナちゃんという名前らしいけど、私の貧困な発想ではどう見ても南極1号さんのご親戚?。あぁ、これでもう、私は名古屋から永久追放か。

2016年9月27日 (火)

関西合運、私市に大集合

 仲間内では関西合運と呼んでいますが、正式名称は「鉄道模型大集合 IN OSAKA」。今年は第25回を迎えました。私が参加したのは何回目からかな。水無瀬の時代を知っているのはかなりの古顔になります。

Dscf3643 毎年、大阪まで行くのにいろいろなルートを考えています。今年は定番になっている夜行バスのドリーム343号で東京駅八重洲口発。なぜかバスタ新宿発の便に当たりません。関西方面のドリーム号はJRバス関東と西日本JRバスの共同運行で、ピンクをあしらったのは西日本JRバスの車両です。

Dscf364424日の6時05分、新名神の土山SAに到着。ここで30分間も休憩します。

Dscf3645このあたりは伊賀と並ぶ忍者の里。読みは「こうが」ではなく「こうか」なんですね。

Dscf3652予定より20分ほど早く、7時05分くらいに京都駅到着。もう、でかいキャリーバッグを引いた外人観光客が歩き回っていました。
 私市へ行くには京阪電車に乗ります。京都からだとJR奈良線で東福寺乗換え、近鉄京都線で丹波橋乗換えのルートがあります。しかし、地図をよく見れば七条まではそんなに遠くない。眠気覚ましに歩きます。

Dscf3656七条大橋を渡れば、

Dscf3655京阪電車の乗り場です。ただし、こちらは三条、出町柳方面。大阪方面は道路を渡った向こう側です。

Dscf3658ホームに降りたら5000系の準急が来ました。廃車も始まっているので、昇降式シートに座ってみます。戸袋の隙間は気密性が高く、隙間風はほとんど感じません。

Dscf3662ついでに貫通扉の戸袋窓にも注目。ドアチェックのアームが見えないよう、下10cmくらいを曇りガラスにしています。


P9242033枚方で降りてブリキ大王様の秘宝館に立寄り、朝飯をご馳走になります。これはJAMの労力奉仕とのバーターです。この近辺はかなり古い家並みが残っています。とはいえ最近は建替えが進み、原型を留めるのはこの1軒だけになりました。

P9242036軒下の補強を兼ねた飾り金具も凝っています。

P9242037塀の柱にある金具は家紋でしょうか。

P92420639時過ぎ、大王様の車で会場の「いわふね自然の森スポーツ・文化センター」に向かいます。メイン会場である体育館のほぼ全景。JORC関西は奥の舞台の上です。

P9242050レールはエンドレス1本。ヤードにはそこそこ車両が集まっています。EF65(500番代)は私のではありません。

P9242046舞台右手は展示とお喋りコーナー。

P9242043ゲストにお招きしたしるねこさんの作品(16番)。ご自身のブログで発表されていますが、カツミの中型客車を改造したフリーです。右から京阪3000系、山陽2000系、南海21000系、長電2000系、富山地鉄14720形、相鉄5000系、富士急5700形、東武5700形。こんなにあったとは。
 最近はネタの手持ちがなくなり、2軸車を継ぎ足しているそうで、3扉車はその副産物です。

P9242068_2昼飯のあとは各クラブを見て回ります。これは日本トロリーモデルクラブ。今年のテーマはナロー大集合なんだそうですが、なぜか新幹線500系の試作車だとか、近鉄の「しまかぜ」もいます。

P9242077倉石さんのギャラクシーレールウェイは今年も参加されていました。0番の直流3線式です。

P9242076これはもうお馴染みのギミック。路面電車は終端で線路ごと180度回転します。

P9242091今年はなんとシェイが登場していました。いつもながらこの造形センスには脱帽です。

P9242086裏も見せてもらいました。床下中央の三角カバーの部分にモーターを収めています。台車の回り止めがないので、不用意に持ち上げると推進軸が外れてしまいます。しかし、走りは非常に静かでスムーズでした。
*長くなるので他のクラブは割愛します。

Dscf3677日が暮れれば模型は放ったらかして懇親会です。今年から食堂の業者が撤退してしまったので、食べ物はすべて出前。後片付けもしないといけません。でも幹事さんのご尽力で、いつもどおりに盛り上がっていました。

Dscf3684外で気勢を上げているのは、概ね決まった顔ぶれです。1人、カメラ目線の人がいます。あっという間の2時間で20時にひとまずお開き。場所を代え、2次会、3次会と続いたそうですが、私はここまでで失礼しました。

2016年9月23日 (金)

出発!

 雨も止んだようだし、これから西へ向けて出発。本日最終のドリーム号です。このブログは26日の夜まで放置されます。

2016年9月22日 (木)

関西のJR、乗り鉄計画

 関西合運に参加した翌日の25日、最高気温30度という予報が出ているので、線路っ端での撮り鉄は止めておいた方がよさそう。ならば徹底的に乗ってみようと、こんなプランを考えました。

Dscf3630

Dscf3631用意するのはこれ。昔の大鉄局管内に相当する路線が1日乗り放題のきっぷです。国鉄時代には京阪神ミニ周遊券という便利なきっぷがあり、JRになってからも周遊きっぷとして引き継がれましたが、いろいろと制約がついて発券も面倒になり、いつのまにか廃止さてしまいました。
 ミニ周遊券と違うのは有効期間が1日限りなこと。そのかわり近江鉄道が全線フリーだし、京阪、近鉄、南海の一部にも乗れる特典があります。ただし、私鉄は選択した1社のみ。京阪は全線(大津線を除く)がフリーになりますが、京阪に拘っているとJRに乗る時間が少なくなり、モトが取れません。

Dscf3634さてどういうコースにしようか。今日は予定していた墓参りが雨で行けなかったので、1日中時刻表と睨めっこです。約半日熟考したプランは、大阪9:00発の新快速を振り出しに相生まで行き、折り返して途中、舞子で少し撮り鉄、神戸からは新快速で一気に敦賀、そこから北陸線経由で米原16:42着。これで3600円は十分モトが取れます。米原からはJR東海に乗継いで(もちろん在来線)名古屋18:12着となります。
 問題はどこで昼飯タイムにするか。落ち着いて食事するほどの待ち時間はないので、駅中のコンビニでパンか弁当を買い、車内でモソモソと食べることになりそうです。26日は関西本線のDD51をメインに、時間があれば中央本線、東海道本線のEF64なんかを狙ってみたいので、情報を収集しているところ。名古屋といったらシグ鉄さんの縄張りですが、今回はご挨拶なしで失礼させていただきます。

2016年9月20日 (火)

週末は関西合運

 やっと普段の生活ペースに戻り、朝寝(正確には二度寝)もできるようになりました。そしてこの週末は関西合運。以前は2日間フル参加し、3日目に少し寄り道しながら帰京するというパターンだったのですが、ここ数年は手ぶらで初日の懇親会まで参加し、残り2日は関西のあちこちをほっつき歩くようになっています。
 今年は23日の夜行バスで発ち、24日は合運に参加して大阪泊、25日は関西のJRを撮り鉄しながら東に移動して名古屋泊、26日はJR関西本線、名鉄などを撮り鉄して夕方に新幹線で帰京というスケジュールを考えています。
 23日のバスは早々と8月30日に予約を取りました。それでも休みの多い週なので残り2席というギリギリのタイミング。おまけに金曜発なので2番目に高い料金ランクになるけど、まぁ仕方ありません。

Dscf3626これはバスのきっぷ。一番右が23日発の分で、大阪方面行きでは1往復だけになった、プレミアムでもグランでもないスタンダードのドリーム号です。
 中と左はグランドリーム号運行2周年記念のキャンペーン(10月11日~12月11日)による特別割引のきっぷ。曜日、座席のランクを問わず(プレミアムシートを除く)、夜行は6000円、昼行は4000円になるので、これを利用して10月にもう一度関西に行くことにしました。帰りが昼行便なので大阪にいられるのは2日間だけですが、なかなかスケジュールが合わなかった日乃電にも顔を出せそうです。

2016年9月17日 (土)

秋祭りのシーズン

 本日、新宿に用事があり、帰りに西口のヨドバシに寄り道。かつてのバスターミナルの所から駅に抜けようとしたら、なにやら賑やかな音楽が聞こえます。

Dscf3610音のする方は駅への通り道。そうか、今日は熊野神社の秋祭りだったのです。

Dscf3616位置関係はこんな感じ。いわゆる御神酒所なんだけど、特設ステージになっています。

Dscf3625演奏していたのはブルーグラスのバンド。右からバンジョー、ギター、マンドリン、後がベースという構成で、ギター担当の女性がボーカルも兼ねています。ベースはエレキベースなんで弦の部分だけ。しっかり音は出ているけど、どうもサマになりません。

Dscf3611臨時バス乗り場がある歩道には屋台店も出ています。手前の派手なおねぇさんは、次に出演するフレンチカンカンのダンサーだそうです(時間がなくて見られなかった)。

Dscf3614祭りなのでこれが主役ですが、巡行は明日(18日)だとか。

Dscf3618傍らには寄付の一覧が掲示されています。左上が一番高額で、右→下にいくほど金額が低くなります。

Dscf3619野次馬根性で覗いてみました。小田急電鉄、ヨドバシカメラは20万円でトップクラスです。京王電鉄はちょっとケチって10万円。

Dscf3620百貨店は小田急、京王とも同額です。

Dscf3621京王プラザホテルは5万円。ヤマダ電機西口館は2万円でした。祭りは毎年あるので、こういう支出は予算に織り込まれているのだろうか。

2016年9月15日 (木)

世界鉄道博、終了 

 すでにchitetsuさんのブログに取り上げられていますが、Oゲージで走り抜いた車両を紹介して締めくくりたいと思います。

P9112008客の入りがいまひとつと心配されたのですが、8月最後の週末から尻上がりに賑わいを見せました。最終の9月11日、オープン前の行列です。実際は招待券の割合がかなり多かったとか。

Dscf3471日本形のブースもぎっしり。12時頃まで、列車の交代を10分ごとにして対応しました。

Dscf3400日本形は新幹線が2形式。500系は8連のこだまタイプです。

Dscf3403一番人気だった0系。

Dscf3406151系「こだま」も意外と知名度が高かった。厳密にはまだ151系ではなく、クハ26-モハ20-モハシ21-サロ25です。列車名の由来を知っている人は少なかったですね。

Dscf340580系も「昔の東海道線だよ」という反応がそこそこありました。製作はいわずと知れたK村師匠。

Dscf3408短いとか、グリーン車はないのとか、かなり鋭い突っ込みがあったものの、E233系は子供に人気がありました。HINODE MODELの特製品です。

Dscf2980最初の頃は12連で走っていた京急1000形。8月に入ってからは4両を予備にして8連としました。全貫通が基本ですが、その日の担当者の気分で6+2、4+4となることもありました。

Dscf3404ちょっと地味な客車列車。オハ35が主体で、マシ38とスイテ49が入ってなんとか特急らしく見せています。牽引機は最初がC62、8月に入ってから私の好みでC59に変更し、JAMで休んでいるうち、C53との重連になっていました。
 客車はクマタ製で、OJ用の薄い車輪のためそのままではポイントの先端レールで脱輪します。K村師匠の骨折りで僅かに外側に広げ、以後、快調に運転できました。

P91119688月末頃からはさらに流線型のC55を付けた三重連。こうなると完全に担当者の遊びです。

Dscf3364国鉄の代表的な蒸機が勢揃い。展示したのは5500、6760、8200(C52)、C12、C51、C53、C55、C56、C57、C58、C59、C61、C62、D52、E10の15両。蒸機と客車は原鉄所蔵です。

Dscf3481モハ32と営団300形。どちらもあまり人気がなく、数日間走ったあとは展示用になりました。モハ32は原鉄所蔵品です。

Dscf3475京成電鉄AE形の新塗色8連。オリジナル塗色の6連もありました。どちらも8月後半からは展示だけです。

Dscf3484京成の開運号はペーパー製。残念ながら走行不良で、ずっとこの位置に晒されていました。

Dscf3476北総7000形。幌のためポイント通過に難があり、走ったのは最初の1週間くらいでした。

Dscf3483玉電200形。タマに「走らせて」というリクエストがあったものの、スピードが遅すぎて展示専用でした。このほかにキハ07形が1両あり、展示台に上がった車両は105両になります。

Dscf3414アメリカ形は最初のうち動力車が不足気味でしたが、持込み車両が増えて賑やかになりました。 これはニューヨークセントラル鉄道の20世紀号。

Dscf3100

Dscf3098_220世紀号の客車をバラしたところ。車体はアルミの引き抜き材で、床板はスライドして嵌込み、妻板と流線型部分の屋根は別付けになっています。このバラしのカラクリは、所有者に教えてもらうまでわかりませんでした。

Dscf3415グレートノーザン鉄道のエンパイアビルダー号。湘南電車の塗色はこれのパクリです。

Dscf3416UP(ユニオンパシフィック鉄道)のシティオブロサンゼルス号。

Dscf3489_2これもUPの蒸機。アメリカ形にしては小柄にみえるけど、テンダーは3軸ボギー。最後までよく走りました。

Dscf3417SP(サザンパシフィック鉄道)のデイライト。

Dscf3511これもSPだけど、詳しいことはようわかりません。

Dscf3488デイライトといったらこちらの方が恰好いい(GS4形)。

Dscf3418ペンシルバニア鉄道のGG1(手前)とアムトラック。GG1は原鉄所蔵品。牽かれる客車はやたらと重かった。

Dscf3486電機牽引のアムトラック。この電機は数日でへたりました。

Dscf2990アメリカ形の呼び物は長い貨物列車。ヤードは2線に収容するので、その時の分割、併合作業も見せ場になります。

Dscf3493SP(原鉄所蔵)の蒸機。動輪が大きいから旅客用なのかも。このクラスが半径2.2mのカーブを通過するのはかなり無理があります。

Dscf3492これは私でもわかるUPのビッグボーイ。最後の1週間ほど、恐る恐る走りました。

Dscf3491そのほかのアメリカ形いろいろ。総勢約102両でした。

Dscf3343ヨーロッパ形の一番人気はTGV。最初は走りすぎて車輪のフランジが摩耗しましたが、スピードを抑えたり、カーブレールの内側にグリースを塗ったりして、持ちこたえました。

Dscf3502ドイツTEEのヘルベチア。横置きのモーターからベルトで落とし、ユニバーサルジョイントで2軸駆動という、ユニークな伝導方式でした。

Dscf3495スイスTEEのゴッタルド。動力車が少しひ弱な感じだったのでT車を1両抜き、その後はトラブルなしでした。

P9111984フランスのBB9200形。331km/hのレコードホルダーとして有名。その時の記録映画は交博で何度も見ました。ロンバルディというイタリアのメーカー製で、惰行はそんなに効かないけれども走りはスムーズ。目立ったトラブルもなく完走しました。

Dscf3496スイスのBe4/4。客車の最後尾以外は原鉄所蔵品。電機はレマコ製で、これもスムーズに走ります。

Dscf3504フランスの2D2。残念ながら動力装置不良で走れなかった。

P9111985

P9111986スイスの電車。2両で編成を組むが地味なので人気がなく、数日間で予備車になった。

Dscf3341フランスの蒸機231形(らしい)。レマコ製で非常に繊細、スピードも出た。展示用だったが調整して会期後半から戦列に加わる。

Dscf3497オーストリアの蒸機。かなり大型な本体の割にテンダーは小さ目。これも会期前半は展示専用だった。

Dscf3503珍しいスイスの蒸機。原鉄所蔵品で惰行がよく効く。8月末に本体のドローバーピンが脱落し、応急修理で持ちこたえた。客車はワゴンリとSNCFなど。走るは推進運転対策を施したものに限定された。
 このほかにもスイスのロッド式電機、ドイツのガラス電車など、ヨーロッパ形の合計は約64両。

Dscf3588明けて9月12日。撤収開始です。

Dscf3534HOの車両はコンテナに収めます。

Dscf3535走り抜いた立役者。これからの運命は…。

Dscf3564レールの継ぎ目部分。新幹線用で他のレールより汚れが目立ちます。レール自体は目に見えるほどの摩耗はありません。

Dscf3548HOの展示車両も片付けます。これは台帳と照合するので少々面倒。

Dscf3568バックヤードで一番お世話になったのはこれ。

Dscf3580原鉄車両は博物館の倉庫に戻し、夕方からは関内に場所を移して打ち上げ。ビールが体の隅々に染み渡ります。

Dscf359613日は残務整理。借りた模型とJORCの機材を稲毛まで運び、すべてが終わりました。

2016年9月 7日 (水)

鉄道強要講座(パンタグラフについて考える)

 だいぶ日も短くなって、季節は学びの秋。今回はパンタグラフについて考えてみます。

Pc260740電車には絶対不可欠なパンタグラフ。その語源は「菱形」という意味なので、パンタグラフ型集電装置というのが正しい表現ですが、鉄道用語ではパンタグラフで通用しています。
 で、このパンタグラフ、電車では特別な事情がない限り台車の真上、つまり、シューの位置ががボギーセンターの真上になるように取り付けられています。菱形のパンタは左右対称ですから、横から見てパンタ台の中心はボギーセンターと一致しています。この写真ではドアの右のラインがほぼボギーセンターで、パンタのシューもその真上にあることがわかります。

Pb078264しかし、世の中には必ず例外があります。これはご存知、阪急6000系で、パンタはだいぶ前寄りにせり出しています。クーラーの位置が優先され、パンタは余ったスペースに追いやられた形です。どうにも不安定な感じですが、このくらいで架線から外れるようなことはありません。冷房車が当たり前の現代では、敢えてパンタはボギーセンターの真上に拘る必要はないのでしょう。

P8061007ボギーセンターとの位置関係はひとまずよしとして、最近の主流になったシングルアーム式パンタ(以下、SAパンタ)は、よく見るとなかなか悩ましい問題を抱えています。まず第一に、これをパングラフの呼んでいのだろうか。どう見たって菱形ではありません。でも、コンクリート枕木の前例もあることなので、今回はこの問題についてはこれ以上追求しません。

Pc092629SAパンタの特徴は取付けスペースが小さくなること。しかし、そのままでは従来のパンタ台に取り付けられません。西武鉄道で実例を見てみましょう。写真は左が菱形パンタから換装した9000系、右が最初からSAパンタの20000系です。9000系では左右に脚を延ばして、従来のパンタ台に合わせています。

Pb262087SAパンタを横から見たところ(西武鉄道20000系)。下枠の回転中心がほぼ碍子の真ん中にあるので、シューはどちらかに寄った位置になります。

Pc220630これは最初からSAパンタを採用した小田急3000形。ボギーセンターとシューの位置を合わせているので、碍子の位置はボギーセンターから外れています。

Pb262089従来のパンタ台に取付ける場合は、フレームを前後方向に延長します。これはシューが碍子間の中央に来るように寸法を調節しています(西武鉄道10000系)。

P4130833菱形パンタから取換えた小田急2000形。シューとボギーセンターの位置は一致しています。

Pc080385東急8000系も同じ。

Pc220643こちらも菱形から取換えた京王8000系。ちょっと見にくいですが、下枠の回転中心が碍子間の真ん中にあるので、シューはほんの僅か車体中央寄りになります。この方がフレームの延長分が多少短くてすむ、ということを優先したのでしょうか。
 ずれたといってもたかだか数10cmくらい。乗っている分にはどうってことはありませんが、模型を作る場合には思わぬ落とし穴になりそうです。

2016年9月 2日 (金)

昼休みの覗き見

 ちょっと思わせぶりなタイトルですが、期待されるほど妖しげな内容ではありません(最初にネタばらしして、どないすんねん)。

Dscf3457パシフィコ横浜では1~3日まで、こんな催しが行われています。展示ホールもその場で事前登録すれば無料ですが、そこまで時間は取れないので、屋外会場だけ、ちらっと覗いてきました。

Dscf3437最初に目に付いたのはこれ。レッカー車なのは間違いないけど、詳しい用途はわかりません。

Dscf3438操作パネル。鉄人28号の操縦器より複雑そうです。

Dscf3454ベンツのトラック。後輪のサスペンションが、なんだか複雑そうな構造でした。

Dscf3443懐かしい日野のトラック。まだ現役のようです。私が子供の頃はこのクラス(4トン積み?)が最も大型でした。

Dscf3444剣道のお面のようなフロントグリル。

Dscf3447そのとなりは、んん、糸目三輪か! と思ったらダイハツでした。

Dscf3452屋外では荷台をこれでもかと持ち上げています。

Dscf3453これは乗用車を運ぶやつか。実用車なんで網タイツのおねぇさんはいませんが、なかなかおもしろいです。

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