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2016年8月に作成された記事

2016年8月30日 (火)

世界鉄道博の舞台裏(その3)

 もう2学期が始まった学校もあるようですが、鉄道博はまだ終わりません。まぁ、事実上は28日の日曜が最後のピーク、あとは消化試合のようなものです。

Dscf338828日はそこそこ賑わいました。でも入場者数は5000人に届かなかったようです。

Dscf3343オープンしてから5・6日くらいでTBGVの車輪摩耗が目立ち始めました。最初はカーブレールが真鍮の粉でキンキラキンになっているので、なにかと思ったら真鍮車輪のメッキが剥げ、洋白のレールとの競り合いでフランジが摩耗したのです。新幹線500系も同様で、こちらはステンレス車輪の動力台車は無事。真鍮車輪のトレーラー台車が軒並みやられました。
 対策としてどちらも多少でもカーブの緩い外側線に移し、カーブの始まりでは外側レールの内側にほんの僅か、グリースを塗ったりしてみました。その後はスピードを押さえたり、連続運転の時間を規制するなどで、異常な摩耗は収まっています。

Dscf3077そのTGVですが、外側線に移したらヤードの長さが足りません。端数レールを継ぎ足し、なんとか帳尻を合わせました。

Dscf3073それでも車止めを付けるとギリギリいっぱい。惰性が効くので、入庫は細心の注意が必要です。

Dscf3075頭(尻)は接触限界ギリギリ。先頭が絞ってあるので、なんとかクリアしています。

Dscf3081これはオープンから4・5日でダウンしたフランスのCC21000形電機。ちょっとギアが渋い感じでしたがそこそこ走っていました。

Dscf3080ところが少々走り方が不安定になったのでひっくり返してみると、ユニバーサルジョイントが大きくえぐれていました。細くてもピンは鉄だから、真鍮に勝ち目はありません。

Dscf3308ヨッロッパ形客車のドローバーも改良しました。上が改良型です。推進でぎくしゃくした時、頭が丸いより直線の方が、抜けにくいようです。使用中に少しひん曲がったものもあったので、板厚は0.8mmを1mmにしました。

Dscf3332列車交代のタイミングも運転者によりバラバラだったので、20分ごとに交代としました。これはお客さんにも待ち時間が読めて好評です。

Dscf3333遅ればせながら、今走っている列車は…という案内表示もできました。

Dscf3019HOの大レイアウトも毎日見ていると少しずつ編成が変わっています。長~い貨物列車(矢印が先頭、〇が最後尾)はDD51の重連が牽いていましたが。

Dscf3314先週あたりからEH10の重連に代わっています。583系は7連、103系は4連と短くなりながら、なんとか走っています。
 泣いても笑ってもあと10日そこそこ、ガンバンベェ~。

2016年8月26日 (金)

世界鉄道博の舞台裏(その2)

 そろそろ夏休みも終盤ですが、世界鉄道博はまだ会期が2週間残っています。なのでこの舞台裏シリーズ、もう数回はネタとして使えそうです。今回は文字どおり、来場者が見ることができない舞台裏のさわりをご覧ください。

Dscf3366会場のあちこちに「STAFF ONLY」と書かれたドアがあります。堅苦しく言えば「関係者以外立入り禁止」で、そうなるとちょいと覗きたくなるもの。1日に1人くらい、この近くに張り付き、じっと中の様子を気にしている子供もいます。

Dscf3143顔認証の鍵なんかはないので、中に入ります。バックヤードなどと恰好つけていっても、所詮は楽屋裏です。左の幕の中はHOゲージの運転室。奥の右は修理コーナーです。

Dscf3122運転室からの眺め。パワーパックが28台並び、上に全体の路線図が掲げられています。

Dscf3123足元は電気の取合いしています。タコ足ではないから保安上は問題なし。

Dscf3125こちらは修理コーナー。常に誰かが座って仕事しています。

Dscf3139整備すみの車両。走らせるとすぐに出戻ってくるヤツもいます。

Dscf3126整備が必要な人。

Dscf3128ドアの内側ではないけど、軽く目隠しされているOゲージの運転スペース。その日の担当者によりパワーパックの位置、置いてある道具などが微妙に異なります。

Dscf3373最初は列車交代のタイミング、スピードなどがまちまちだったのですが、現在はマニュアルが確立しています。

2016年8月22日 (月)

JAMも終わって

 いつものことですが、あっという間の3日間(準備を入れれば4日間)でした。今回は台風の影響で天気が安定せず、朝から晴れた最終日(21日)が一番賑わっていました。私が店番していた零番三線式の会のブースは特設ステージの脇、会場の端だったので、来場してもここまで辿り着けなかった方もいたようです。来年はアドバルーンでもあげて存在を誇示しないといけません。3日間いてもなかなか全部のブースは見られず、個人的に印象に残ったところを掻い摘んで、今年のJAMの締めくくりとします。

Dscf3237すぐ近くのブースでは、えらく小さい模型が動いていました。ゲージは3.5mmだとかで、threeの頭文字を取って「Tゲージ」というそうです。これでZゲージのナローができますね。

Dscf3197京急が勢揃いしているけど、とな会ではありません。横須賀鉄道同好会なので、地元の電車です。

Dscf3200お馴染みになったレゴの模型。Oゲージに近いサイズですが、ゲージはレゴのブロックを基準にしているそうです。

Dscf3192ギミック2016はJAM参加7周年を記念して、特別な仕掛けを用意しました。地下鉄がテーマのようですが、見せ場は赤い四角の部分です。

Dscf3191拡大してみても、もまだわかりにくい。赤丸部分のスリットの上に女性が立っています。で、下を地下鉄が通る時の風でスカートがめくれるという、オジサン達には有名なシーンが再現されるのです。最初は地下鉄に連動した送風機で風を送ったのですが、風量が足りなくてスカートがめくれず、前の写真の矢印の位置にあるブロワーをペコペコ押すという超アナログ的な仕掛けになりました。

Dscf3207個人的に一番気に入ったというか、ツボに嵌まったのがこれ。大阪環状線の定番的風景をひとつにまとめています。高架の複線が環状線ですが、車両は走らないし、ストラクチャーもそれほど細密ではない。しかし、なんとなく見入ってしまう不思議な雰囲気がありました。

Dscf3211ミナミの象徴、通天閣。スーパー玉出もあります。

Dscf3214道頓堀。阪神ファンが掘りに飛び込むところまでは再現されていません。

Dscf3226その反対側。ずぼら屋のふぐの看板だとか、巨大なビリケンさんは、言わずと知れた新世界です。

Dscf3225これも大阪名物。足が動いたら完璧なのですが。

Dscf3265チームおやびん、今年は気動車がずらりと並んでいました。

Dscf3273これはヤフオクに出ていたけど、売れなかったらしい。

Dscf3290僅かな時間ながら、クリニックも見てきました。

Dscf3201こんなものも登場しました。

Dscf3245閉館時は空気を抜いてペッタンコ。

Dscf3167これが一番のスクープ? 鉄ドル(名前は忘れた)とのトークショーのリハーサルです。

Dscf3264最終日はJAM以外のイベントもあり、頼りにしていたコンビニの棚がほぼカラッポになりました。やむなく会場内で崎陽軒のシウマイ弁当を購入。これを食べるの、何年ぶりだろうか。たい焼きも食べましたが、味はごく普通でした。

Dscf3299そして本日(22日)は休養日。近所の猫が軒先で雨宿りしていました。まだ風邪が完全に抜けないので、午後、医者に行って薬をもらい、今夜も早寝します。

2016年8月19日 (金)

JAM開幕(速報)

 本日(19日)、JAM(国際鉄道模型コンベンション)が開幕しました。なので私は22日まで鉄道博を放り出し、有明のビッグサイトに通っています。実は一昨日の夜、暑くてクーラーかけっぱなしで寝たのが裏目に出て、夏風邪を引いてしまいました。咳は出るし鼻もグスグス。朝から風邪薬を飲んでいますが、症状は一進一退。今夜は早寝するので、JAMの報告は写真中心の速報とします。

Dscf314818日の13時過ぎ、3人で設営を開始しました。これはほぼ1時間後で、天布、腰布を張ったところ。

Dscf3160線路を敷き、試運転もすませたのが17時過ぎ。豊洲に出で、早々と反省会を行いました。

Dscf316819日の9:20頃、ビッグサイト入り口に到着。

Dscf3174今回は東3ホールなので一番奥です。ゆりかもめを降りてから会場まで、10分近くかかります。

Dscf3175今年は行列がないなと思っていたら、振り返るとぎっしり並んでいました。

Dscf3179中に入り、電源を入れて試運転。今日は4人体制です。線路配置は昨年とほぼ同じ。外周にFレールのエンドレス。右半分に小エンドレス2本です。

Dscf3203小エンドレスの部分はゴザを敷きました。レールの反りがありますが、なんとか脱線しない程度に調整しています。

Dscf3177反対側はお宝車両がぎっしり。なお、先日送られきたナニワ科学のEB58は、いろいろ手を加えたい部分があるので、来年までの宿題にすることで話しがまとまりました。

2016年8月17日 (水)

東村山のちょっとした変化

 台風一過で最高気温が34度を越えた17日、久しぶりにカメラのフルセット(といっても標準と望遠のズームレンズ2本と予備のコンデジ)を持って出かけました。目的は西武新宿線でピンクの電車を撮るつもりだったのですが、そちらはタイミングが悪くて満足できる写真が撮れず、代わりに予想外の収穫がありました。

P1140969表題の東村山は国分寺線、西武園線が分岐するジャンクション。駅前は東口の方が賑やかですが、西口にはこういう由緒ある石碑があります。西武鉄道の前身である川越鉄道が開業し、東村山停車場が開設されたことを記念したものです。

P1140973この店も結構歴史は古そうです。そのうち、志村けんは東村山市の名誉市民に祭り上げられるのだろうか。そんなヨタ話しはさておき、たまたま乗った急行が東村山に到着する時、
「次の東村山で特急を待合わせます。特急はとなりホームの5番線から発車します」
というアナウンスがありました。んっ、確かいままで特急待避は同じホームだったはず。これは真相を解明しないといけません。
 ここでシグ鉄さんならホームの特別図解が出てきますが、私は面倒なんで省略します。東村山は3面6線の配置で、西側から1・2番線が国分寺線、3・4番線は新宿線下り(4番線が本線、3番線が待避線で西武園線も主にここから発着)、5・6番線が新宿線上り(5番線が待避線、6番線が本線)となっていました。しかし、昨年度から高架化工事が始まり、一部、配線変更が行われていたのです。

P81719093番線はホームの真ん中あたりに車止めができ、西武園線の発着にしか使えません。

P8171911新宿寄りの端は見事に線路が切れています。人が立っている所の左が新宿線の下りです。

P1140924これが本来の配線。今年1月の撮影です。右の線路が国分寺線で、3・4番線ともつながっていました。

P1140944特急待避のため3番線に入る20000系。上の写真に見えているダブルクロスを渡っています。

P8131258所沢寄りも少し変化しています。これは2015年8月の撮影。信号機の前方で西武園からの線路が平面交差しています。数年前にここを通過中の20000系が脱線したので、それ以来、西武園からの直通運転は休止されました。

P1140934今年の1月、5番線からの撮影。クロスはポイントに変わり、西武園線との連絡は断たれました。出発信号機はカバーをかけて使用停止、下り線と合流する手前に車止めがあります。その時は気付かなかったけれど、すでに3番線の待避機能停止に対応していたわけです。

P8171917そして高架工事の進捗に伴いともない、3月26日から5番線が下りの待避線も兼ねるようになりました。信号機も生きているし、当然、途中の車止めも撤去されています。

P8171925では、実際に特急を待避する場面を見てみましょう。4番線に急行が到着。本来なら右の3番線に入ります。

P8171926ほどなく特急が到着。下り本線から5番線への渡り線が新設されています。シャッターを切ったらすぐ、4番線に移動します。

P8171928特急が先発します。6000系は冷房効果を高めるため、3ドア締切り扱いをしています。

P8171913特急の発着がなくなったので、3・4番ホームの特急券発売機は撤去されています。

P8171931代わりに5・6番ホームでは所沢寄りの階段下にある上りの特急券発売機に加え、

P8171932西武新宿寄り階段下には下りの特急券発売機が新設されました。写真は同じ位置からカメラを左右に振っています。

2016年8月15日 (月)

小田急、登戸駅の現状

 7月10日に江ノ島へ行った帰り道、ちょっと登戸で途中下車して、下り1番線の整備工事が始まった様子を眺めました。当然、ブログのネタにするつもりだったのですが、なんとその翌日、OER3001氏に先を越されてしまいました。二番煎じになりますが、こちらは改札の外に出ているので、まるっきりパクリというわけではなかろうと気を取り直し、私の備忘録としてアップしておきます。

P7101799このあたりは復習になります。下りホームの小田原寄りは矢印の所から先(写真では右)が不自然に狭くなっています。

P7101788本来の計画では登戸のホームまでが複々線になるのですが、実際の下り1番線になる路盤はここ(前の写真の矢印の部分)で切れています。

P7101789ホームの真ん中あたり。線路になる部分が今はホームの一部として使われています。

P7101790新宿寄りは線路のスペースが空きのままです。

P7101792ホーム端から新宿方面を見たところ。工事のためホームを新宿寄りに延長したので、その分、本来の1番線になるレールの一部が撤去され、車止めも仮設になっています。

P31024902009年3月、登戸~向ヶ丘遊園間が3線化された時の撮影。この時はちゃんした車止めがありました。画角が違うのでわかりにくいですが、今は車止めがほぼ架線柱1本分、新宿寄りに移動しています。

P7101785改札の外に出で見ます。工事の完成予定は2年後の平成30年です。

P7101786これが1番線開通を阻んでいる建物。

P7101784少し引いてみました。街並みとしては悪くないのですが、駅前への取付道路もここがネックになっています。

P7101780反対側から。かなり高架と接近しています。ビルができた頃はここまでホームがなかったのでしょう。

P7101809これは和泉多摩川で急行の通過待ちをする各停。出発信号は注意ですが、すぐ次の信号が停止なので発車を見合わせています。登戸の下り1番線ができれば、同時進入して緩急接続が可能になります。

2016年8月12日 (金)

鉄道博への通勤ルート

 お盆の帰省シーズンに入ったせいか、今朝の電車はだいぶ空いていました。しかし、お盆、土休日に関係なく、ほぼ2日働いて1日休みのペースで鉄道博のお勤めが続いています。通勤には原鉄道模型博物館だと京急、東急、JRという選択肢がありますが、パシフィコ横浜だと最寄駅がみなとみらいなので、乗換えの便を考えればJR~地下鉄副都心線~東急東横線~横浜高速鉄道というルートに限定されます。実際の乗りえは新宿~新宿三丁目の1回だけなので、まぁ、楽なルートといえるでしょう。
 以前は副都心線を利用するとき、新宿の東口から丸ノ内線に1駅乗るか、メトロプロムナードを歩いていたのですが、南口からなら歩いて連絡できることに気がつきました。朝の中央線は上り先頭が女性専用車なので、2両目に乗ります。新宿は7・8番線交互発着なのに、最近は高円寺で乗る時、どちらに着くかの表示がありません。乗ってみて中野が7番線(左側)なら当たり、そうでなければ、必死になって激混みの車内を反対側まで移動します。

Dscf2892新宿は新南口(今はサザンテラス口というらしい)を抜け、高島屋の前のエスカレーターで地上に降ります。目の前の道路を横切り、この狭い路地が都下鉄への近道。ちょうどベンチ代わりになる囲いがあるので、ここに座ってタバコを吸ったり、近くのコンビニで買ったカップ麺を食べている人もいます。

Dscf2893ここが地下鉄の入り口。エスカレーターは上りしかないので、すぐ右にあるエレベーターで地下2階に降ります。

Dscf2895新宿3丁目も横浜寄りはそんなに混んでいません。

Dscf2977_2乗るのは30分発の通勤急行。渋谷からは通勤特急になります。

Dscf2978車両はこれ、飯能か小手指あたりが始発なのでしょう。新宿3丁目でもかなり降り、渋谷でたいてい座れます。中目黒も降りる人が多く、自由が丘からまた混み始め、菊名~横浜間が再度のピークを迎えます。

Dscf2896乗車時間は約40分、ほとんど寝ているうちに「みなとみらい」に到着。新宿3丁目からのIC運賃は612円。横浜高速の分が別勘定なので、そこそこの金額になります。地上に向かう長~いエスカレーターもぎっしり。立ち止まっているのはトロいので歩きますが、ちょっと息が上がります。

Dscf2897クィーンズスクエアの中はまだ空調が効いていますが…。

Dscf2899最終コースで表の暑さを実感します。

Dscf2900左にパシフィコ横浜が見えてきました。鉄道博会場のホールAは一番手前です。

Dscf2901ひっそりした物販コーナーを通り、持ち場に向かいます。さぁ、今日も一日、車両のご機嫌伺いだぁ。

*詰まらんネタでよく引っ張った。反省。

2016年8月 8日 (月)

走れ、走れ!

 地球の裏側でオリンピックが始まった昨日(7日)、真夏日をものともせず、いつもより重たいリュックを背負ってお出かけです。

Dscf3103_2京急の快特と普通を乗継ぎ、横浜から2駅目の日ノ出町で下車。日乃電の最寄り駅ではありません。

Dscf3107_2ここでの見所はこれ。柱のタイルが斑になっていると思ったら、赤っぽい部分は三浦半島を表しているのです。湘南電鉄時代の遺構で、残っているのは上りホームの1本のみ。無精して下りホームから望遠で撮りました。

Dscf3108_2この駅、ホームには何度か降りているけど、改札の外に出たのは初めてです。ガード下の通りを北に行けば桜木町。昔はここも市電が走っていました。

Dscf3110_2北に向かって5分も歩かないうち、この日の目的、野毛地区センターに到着。ちぇるる野毛という商業施設が入ったビルの3階で、陽当たりのいい外階段をトコトコ昇ります。

Dscf3111_2やっと冷房の効いた室内に入りました。会場へは靴を脱ぎ、スリッパに履き替えます。

Dscf3112_2一歩足を踏み入れれば、見慣れた運転会の風景。でも、缶ビールだとかツマミが並んだコーナーがありません。いつの間にかどこぞの酔いどれ運転会が標準のように勘違いしていましたが、こちらが正しい運転会の姿です。
 鉄道フェスタ2016とあるので、野毛地区センターの恒例行事なのでしょう。鉄道友の会神奈川サークルが協力、HOの線路は合運でもお馴染みのサークル165が持ち込んでいます。今回はサークル165の主催者であるY氏のお招きにより、私を含めてちょいとわけありな前期高齢者3人がお邪魔しました。

Dscf3113_2久しぶりに懐かしい顔とも出会い、挨拶もそこそこに車両を取り出します。いきなり私の4000系4連とY氏の8000形5連を併結。リハーサルなしでも快調に突っ走りました。H氏F氏の車両も40数年ぶりでレールに乗り、最初は少しとまどっていましたが、段々に調子を取り戻しました。老いてなお健在です。

P8071825_2ひとしきり走り回ったところで、4形式を並べて記念撮影。後ろで製作者がドヤ顔をしているカットは自粛しておきます。どうしても見たい方は個人的にご相談に応じます。

P8071828_2実はこれらの車両、単なるフリーではなく、地下鉄による相互乗入れを想定した共通仕様車なのです。地下鉄日比谷線に準拠して18m・3扉、前面貫通式(非常口付き)、M車割合75%以上という条件に合う実物を各自が想定し、それを模型化したわけで、40数年前のつたない知識のなか、各人の思い入れが凝縮されています。

P8071852_2気がつけば昼飯を食べるのも忘れ、2時間ほどエンドレス2本を占拠していました。運転会は15時でお開きとなり、片付けを手伝って16時前に解散。サークル165ほか、関係者のみな様、ありがとうございました。
 帰りがけに私とH氏、F氏の3人は桜木町駅前の磯丸水産で反省会(呑み会の同義語、出典:とな会)を開き、元気なうちに共通仕様車の2代目(年代的には3代目か)を作ろうということが決議されました。

2016年8月 3日 (水)

JAMに向けて

 8月に入れば、どこからか「ジャム~」という声が聞こえてきます。そして昨日、荷物がひとつ届きました。差出人は天の川の近くにおわしますブリキ大王様です。

Dscf3082今回はだいぶ小振りです。事前の電話では「EB58なんやけど、並みのゴハチとはちゃうで」ということでした。

Dscf3088早速開封してみます。緑一色の役満ですね。同封されたコピーにある「ナニワ科學模型綜合社」の製品だそうで、昔、TMSの広告で見かけた名前です。名前のとおり模型全般の卸をやっていて、カツミの関西代理店であることを謳っています。

Dscf3089車体はちょっと見たところ、側と前面の継ぎ目がありません。まさか、一体プレス?

Dscf3093裏返してみると、隅柱と屋根の稜線にハンダが盛られています。プレスした前面をハンダ付けし、サンダーで強引に継ぎ目を削ったのですね。改めて表から見ると、屋根肩、隅柱のカーブがかなりいい加減だし、削り跡も見えています。

Dscf3097車体と台車枠がオリジナルで、そのほかのパーツ一式も同封されています。なにせ大王様は、こういったパーツをしこたま貯め込んでいますから。
 で、これはとりもなおさず、JAMの初日には走れるようにして持って来いということ。15日締切りの原稿書きもあるけど、なんとかしないといけません。

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