世界鉄道博の舞台裏(その3)
もう2学期が始まった学校もあるようですが、鉄道博はまだ終わりません。まぁ、事実上は28日の日曜が最後のピーク、あとは消化試合のようなものです。
28日はそこそこ賑わいました。でも入場者数は5000人に届かなかったようです。
オープンしてから5・6日くらいでTBGVの車輪摩耗が目立ち始めました。最初はカーブレールが真鍮の粉でキンキラキンになっているので、なにかと思ったら真鍮車輪のメッキが剥げ、洋白のレールとの競り合いでフランジが摩耗したのです。新幹線500系も同様で、こちらはステンレス車輪の動力台車は無事。真鍮車輪のトレーラー台車が軒並みやられました。
対策としてどちらも多少でもカーブの緩い外側線に移し、カーブの始まりでは外側レールの内側にほんの僅か、グリースを塗ったりしてみました。その後はスピードを押さえたり、連続運転の時間を規制するなどで、異常な摩耗は収まっています。
そのTGVですが、外側線に移したらヤードの長さが足りません。端数レールを継ぎ足し、なんとか帳尻を合わせました。
それでも車止めを付けるとギリギリいっぱい。惰性が効くので、入庫は細心の注意が必要です。
頭(尻)は接触限界ギリギリ。先頭が絞ってあるので、なんとかクリアしています。
これはオープンから4・5日でダウンしたフランスのCC21000形電機。ちょっとギアが渋い感じでしたがそこそこ走っていました。
ところが少々走り方が不安定になったのでひっくり返してみると、ユニバーサルジョイントが大きくえぐれていました。細くてもピンは鉄だから、真鍮に勝ち目はありません。
ヨッロッパ形客車のドローバーも改良しました。上が改良型です。推進でぎくしゃくした時、頭が丸いより直線の方が、抜けにくいようです。使用中に少しひん曲がったものもあったので、板厚は0.8mmを1mmにしました。
列車交代のタイミングも運転者によりバラバラだったので、20分ごとに交代としました。これはお客さんにも待ち時間が読めて好評です。
遅ればせながら、今走っている列車は…という案内表示もできました。
HOの大レイアウトも毎日見ていると少しずつ編成が変わっています。長~い貨物列車(矢印が先頭、〇が最後尾)はDD51の重連が牽いていましたが。
先週あたりからEH10の重連に代わっています。583系は7連、103系は4連と短くなりながら、なんとか走っています。
泣いても笑ってもあと10日そこそこ、ガンバンベェ~。
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