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2016年6月10日 (金)

モーターに抵抗をかます

 久々にEF65の駆動装置をいじくりました。車体を乗せれば見えない部分です。

Dscf2741クラウンギア1段の吊掛式で、スピードが出過ぎるため、モーターを2個直列に接続しています。ところが、レールに乗せずに空回しすると、1個だけ少しサボリ気味で、電圧を上げると仕方なく回っているという状態です。これはレールに乗った状態ではほとんどお荷物になっているわけなので、無視できません。
 対策は並列に戻し、スピード調整用の抵抗をかますのが一番確実そうです。モーターの内部抵抗を計ってみると約6オーム、20Vで100mAとして2Wとなるので、この条件に合いそうな抵抗を探しました。

Dscf2737右は5W5オームのセメント抵抗。秋月電子通商で1個30円でした。ついでに坂口電熱で300Wのニクロム線も買っておきました。これは税込み162円也。

Dscf2739まず1個取付け。片方は抵抗なしで回転数を比べてみました。抵抗入りの回転数はほぼ直列の時と同じくらいのようです。

Dscf2746連続運転してもほとんど発熱はないので、全部抵抗入りの並列つなぎにしました。しかし、抵抗が嵩張るので、床板の穴を少し広げないといけません。

Dscf2760それならば場所を取らないニクロム線にしようとテスターで抵抗値を計り、ほぼ5オームになるようにちょん切りました。
ところが!
ニクロム線はハンダが付かないのです。

Dscf2744仕方なくセメント抵抗に合わせて床板を加工します。ついでに中間台車の荷重受けバネが当たる部分に真鍮板を貼ります。切れっ端を利用したので大きさが微妙に違いますが、台車を取り付ければわかりません。

Dscf2755床板に取付けた状態。空回しで電流を計ると、20Vで350mAくらい。指で1軸を押さえると500mAくらいになります。4個並列だから1個あたりだと125mAで2.5W、抵抗の容量は十分に余裕があります。実際にレールの上で負荷がかかった時の電流はどのくらいか、来月の例会で確認してみます。

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コメント

ニッケルもクロムもはんだ付けは厳しいかも。ニクロム線と銅線をカシメ(圧着)るって手もありますけど、模型じゃスペースがありませんね。やはり抵抗制御ですね。

ぼっちぼちさま、
ステンレス用フラックスを試してみようかと思ったのですが、電気配線なのでそれは無理。ちょん切ったニクロム線の活用方を考えます。

モーターに抵抗入れてスピード適生化はわが鉄道でも検討しています。
参考にさせていただきます。

Cedarさま、
抵抗を入れればスピードは落ちますが、その分、出力も落ちるわけです。本来ならもっと定格回転数の低いモーターを使いたいところですが、貰い物なので致し方ありません。

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