揺れ枕を揺れないようにする
古典的な台車構造では、枕梁が吊りリンクで台車枠と結ばれ、左右に動けるようになっていて、この機構を揺れ枕と称しています。模型も0番くらいの大きさになると、ほぼ実物どおりの構造で作れますが、吊りリンクなどの精度が低いと傾いたり、特定の方向で脱線するなどトラブルの原因になります。
こみやのEF65キットも揺れ枕は可動できる構造になっているのですが、荷重を負担させるには強度的に無理があります。模型では軸バネがそこそこに効いていれば脱線しないし、枕バネはダミーなのだから、揺れ枕だけ動くようにすることもなかろうと割切りました。
台車を上から見たところ。荷重受けと台車枠とは2mmくらいの隙間があるので、ここを埋めれば揺れ枕は揺れなくなります。
ストッパーとして1mm厚と0.8mm厚の真鍮板を5×3くらいに切り、嵌め込んでみました。1mm2枚でちょうどガタもなくなったので、上から瞬間接着剤を流して固めます。いかにもやっつけ仕事ですが、車体を乗せれば見えなくなります。
横から見たところ。0番なので吊りリンクの角度は本物より緩くなりますが、そんなに不自然ではありません。
本物の角度はこのくらい。ついでに、実物の左右動はどのくらいかというと。
これは両端台車。円筒形ゴムのストッパーがあり、実際の左右動は10cmもないくらいでしょう。荷重受けの丸い穴の部分に、このゴムを固定するボルトが通されています。
中間台車はカーブでの変位を揺れ枕で吸収するので、左右動を大きくとっています。
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ようやくまた始動しましたね、ロクゴ。
完成はまだまだ先でしょうね。
投稿: OER3001 | 2016年6月25日 (土) 23時46分
今の状態で色を塗れば、誰が見たってEF65です。ブレーキシューがなくても模型はちゃんと止まれるんだけど、そこまではまだ割り切れません。消費税を見習うわけではありませんが、完成は少々先送りになることは確か。
投稿: モハメイドペーパー | 2016年6月26日 (日) 11時06分