京急、各駅停車の旅(その2)
浦賀では駅の外に出ないで折り返し、三崎口に向かいます。堀ノ内の本線と久里浜線の交差部分。左が本線(浦賀方面)、右が久里浜線です。上り、下りとも同時発車、同時進入が可能です。交差部分をシングルスリップにしたことで、浦賀から久里浜の車両管理区へ回送する列車が、エンド交換だけで久里浜線に入れます。
北久里浜を出てすぐが北久里浜信号場です。本線の左側が久里浜工場(正式には京急ファテインテック久里浜事業所)、右側が車両管理区と分かれています。
一般公開などで車両が展示されるのは、ちょうどこの左側のあたりです。
京急久里浜。15時を過ぎると2100形のA快特は久里浜止まりとなって一旦入庫し、ウィング号運用に備えます。
久里浜をでるといきなり単線。複線分の用地は途中までしか確保されていません。
駅名に横文字が入るYRP野比。YRPは横須賀リサーチパークの略で、開業時はただの「野比」でした。
次の京急長沢までも単線ですが、YRP野比寄りは複線対応になっています。
京急長沢のホームから見たトンネル。間隔が広いのは複線になった時にホームを延長しようという意図なのか。
京急長沢を出ると左に海(東京湾)が見えます。
開業時は海水浴客で賑わった三浦海岸。計画時の駅名は上宮田で、6連固定となった1000形には上宮田の字幕が入っていました。
最後の1駅間も単線。左は引上げ線として使用していて、カーブの先端あたりで切れています。
終点、三崎口到着。最近はこのあたりも高層のマンションが目につきます。
三崎口の終端部。わざわざ道路の下をくぐっているのは、油壺方面へ延長する計画があったからですが、諸般の事情で免許は取下げています。
三崎口では改札を出て軽い昼食を摂り、逗子線が分岐する金沢八景まで戻ります。写真は左2本が逗子線、右2本が本線。逗子線の上り(一番左)は狭軌との3線になっています。
金沢八景の品川寄りは3線ポイントが2基続いています。言わずと知れた総合車両製作所(旧 東急車輌)への出入り線です。
金沢八景~神武寺間の上り線が3線なのですが、途中の六浦では駅の手前で共用レールの位置を入換えています。
ホームを過ぎるとまた元に戻ります。これはホーム通過時に狭軌車両の車体中心をホームから遠ざけようとするためなので、もし六浦が島式ホームなら、こんな面倒な細工は不要になります。
神武寺の手前で狭軌のレールが分かれ、その先はJR横須賀線の逗子につながっています。
残るは大師線と空港線。今月中に乗りに行けるだろうか。
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お疲れ様でした。
大昔、葉山に海水浴に行く際、良く乗りましたが、京浜逗子、逗子海岸の順でした。
今は新逗子に統一されたみたいですね。
投稿: シグ鉄 | 2016年5月27日 (金) 10時01分
六浦の乗り移りポイントが気になりました。
シカゴに貨物列車通過のためにホーム部分だけガントレットになってる区間があったのと似てます。
投稿: Cedar | 2016年5月27日 (金) 11時05分
シク鉄さま、
京急の駅統合は駒場東大前みたいに両方の駅名を足すのではなく、新〇〇で収めています。社名を冠するのは湘南→京浜→京急と変化している例もありますが、今なら湘南の方が人気が出ていたかも知れません。
Cedarさま、
確かに機能的にはガントレットと同じですね。昔はなかったので、狭軌車両の幅が広くなり、ホームに接触する恐れが出たためと思われます。
投稿: モハメイドペーパー | 2016年5月27日 (金) 21時54分