代々木八幡、改良工事始まる
2年前に紹介した小田急電鉄代々木八幡駅は、先月からいよいよ改良工事が始まりました。近い将来の各停10連化に向けてホームを延長するものですが、カーブにかかり、前後が踏切という厳しい条件があり、小田急では異例の島式ホームになるようです。南新宿と参宮橋のホーム延長はすでに完了しています。
これは南新宿。上り線の出発信号機はまだ移設されていません。しかし、これをホームの先に移すと踏切の所にある信号機(赤丸囲み)に限りなく接近してしまいます。統合してもよさそうですが。
参宮橋は下り方向に延長。駅舎はいじっていないので、上りホームは道路とホームの段差がないままです。
4月23日に様子を見に行って来ました。下りホームの新宿寄りから、乗ってきた電車を見送ります。
ホームの中ほどから新宿方向を振り返ったところ。ホーム端に保護ネットが張られています。
小田原寄りの線路間隔が拡がった部分には、いろいろと機材が置かれています。
4月12日から上りホームの改札口が新宿寄りに移設され、階段も小田原寄りが閉鎖されました。これを補うため新宿寄りにホームが継足されています。
下りホームの改札口も、向かって右側にあった窓口と販売機が左側に移設されました。駅名の看板も撤去されましたが、八幡そば(画面の右端)はまだ営業しています。
2014年7月はこんな感じでした。もう少し引いて全体がわかるカットを撮っておくべきだった。
山手通りへの階段の途中から俯瞰したところ。駅舎は三角形のかなり半端な地形にあることがわかります。
改札口の移設などの案内板。
こちらは工事のお知らせ。完了予定は2019年3月なので、世田谷代田~代々木上原間の複々線使用開始となる2018年3月には間に合いません。
閉鎖された上りホームの改札口。
2014年7月に撮影した同じ場所。
新しい改札口は新宿寄りに移りました。
上りホーム(右側)の新宿寄り。屋根のない所が継足された部分です。
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環六が跨いでいるので、高架化はさらにその上に作らなければならない。
かといって、地下化しようにも千代田線とバッティングする。
都心にもかかわらず、地上駅のままでごまかしていくしかないのでしょうね。
投稿: シグ鉄 | 2016年5月10日 (火) 11時03分
新宿~代々木八幡間はそれほど大きな道路との交差がなく、どうしてもとなったら道路の地下化で対応できそうです。最大のネックは代々木八幡のカーブですが、これはもうどうにもなりませんね。
投稿: モハメイドペーパー | 2016年5月10日 (火) 13時14分
小田急の都内の駅の中でjは、昔の面影が残っていた代々木八幡駅舎ですが10両化で消えるとは残念ですね。新宿~代々木上原のみ各停、なんて種別もできるかも?
投稿: Cedar | 2016年5月10日 (火) 15時04分
駅改良が複々線完成より1年遅いということは、急いで各停を10両にする必要はないけど、設備は作っておこう、ということだと思います。
10両対応になっても参宮橋の駅舎は基本的に昔のままです。
投稿: モハメイドペーパー | 2016年5月10日 (火) 19時58分
少年時代の地元駅のひとつ。
千代田線接続関連工事で上り線が山側に拡がったお陰で上下線間隔が拡がり、東北沢の待避線が無くなった後、床下と屋根上撮るのに良い駅でしたが、ついにそれもできなくなります。
島式ホームとなれば、その昔の梅ヶ丘駅を思い出します。
投稿: OER3001 | 2016年5月12日 (木) 00時23分
島式ホームになっても屋根上の写真は撮れそう。梅ヶ丘はちっぽけな駅でした(ほかも似たりよったりだったけど)。代々木八幡が変わると、代々木上原、東北沢、下北沢と合わせて島式ホームが続きますね。
投稿: モハメイドペーパー | 2016年5月12日 (木) 09時59分
ここ開かずの踏み切りで改良義務が出ましたよね。
にも関わらずホーム拡大とか行政指導とか大丈夫なんでしょうかね。
投稿: | 2016年10月13日 (木) 11時38分
車の通行量からいえば、新宿を出てからの2本の方が放っておけない状態です。
ホームを延ばしてもカーブは手の打ちようがないですね。
投稿: モハメイドペーパー | 2016年10月13日 (木) 15時45分