花見がてら
昨日(6日)はそこそこの天気、翌日(今日)は春の嵐という予報なので、桜を撮れるのはこの1日しかなさそう。少々花粉が飛ぼうが、カメラを持って出かけました。地元であり、定点観測をしている東中野は午後からの方が光線がよいので、その前にこちらから攻めてみます。
東中野ほど有名ではないものの、巣鴨も電車と桜を絡めて撮影できます。線路の南側を左に見えている跨線橋まで歩きます。
この名前に反応するのは、ごく一部の人達だけでしょう。
橋を渡った向側の、なんの変哲もないビル。しかし、その1階に足を踏み入れると。
かなり異次元的な空間に迷い込みます。
私の頭ではレイアウトセクションと理解していますが、これは運転を考えていないようなので、車両もストラクチャーの一部。だとすればジオラマという方が適切なのだろうか。
ホームの鉄柱を囲む田島駅前という駅名標が実にリアルです。その右に見える建物の青い看板、「BAR 痴漢電車」という名前に、作者のセンスが滲み出ているように思えます。踏切脇の球形グローブが付いた街路灯も実にいい。それにしてもこのジオラマ、広さの割に食堂が多いようです。
*この画像は拡大できます。
車庫から顔を出しているデト。単端でビューゲル付きなので、東武日光軌道線のデトを思い出します。
アーリーアメリカンな建物はOナロー用だそうです。
以上、宮下洋一作品展は17日まで、さかつうギャラリーで開催されています。
巣鴨から桜の本場、飛鳥山に移動します。都電通りを歩いていたら、後ろからこれが来たので、車の合間を縫って1枚。
公園内から桜を絡めて都電を撮れるのは、このアングルしかありません。昨年も同じ位置から撮影しています。
次は歩道橋の階段途中から。それにしても7000形はめっきり少なくなり、30分ほどで出会ったのは先ほどの7022とこの7030の2両だけでした。
8500形も艶めかしいラッピングになっています。
これに東池袋4丁目まで乗りました。平日でもメチャ混みです。
池袋から東中野に回る途中、ちょっと千駄ヶ谷に寄り道。菜の花は満開ですが、桜は線路際からは見えにくい。
やっと東中野に到着。いきなりこんなのが通過して行きました。
今年は菜の花がいまひとつで、あまり目立ちません。
実は桜に異変あり。真ん中の木はつい最近切られたそうで、右の木も左側の枝が切られています。
その真相は、木の老朽化にによる伐採だそうで、折れた枝が線路上に落ちたのがことの発端だとか。染井吉野の寿命は50~60年、植えたのは昭和29年なので、確かに木としての盛は過ぎています。
木が植わっている斜面はJRの土地、管理しているのは中野区なので、列車の運行を支障する恐れがあるからといわれれば、正面切って反対はできません。
ものにはすべて寿命があります。撮れるうちにその姿を記録しておきましよう。
こういう構図なら、木が1本だけでも絵になります。
こうして見ると、だいぶ線路の近くにまで枝が張り出しています。安全優先は致し方ないでしょう。
山手通りの橋の袂に、こんなモニュメントを発見。まだ新しいので、最近できたようです。
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都電8500、機能的でありながら丸みもあるデザイン、こういうのが好きです。
富山地鉄の8000に似ているから、これも日車かなと思ったらアルナでした。
相変わらず、車両鑑識眼がありません。
投稿: シグ鉄 | 2016年4月 8日 (金) 11時02分
都電に限らないけど、車体は丸くなったり、角張ったりという周期があるようです。
富山地鉄の市内線は7000形も日車だから、その流れなのでしょう。今の超低床車はいろいろとパテントが絡むので、メーカーが限定されるようですね。
投稿: モハメイドペーパー | 2016年4月 8日 (金) 20時56分