小田急ダイヤ改正
もう旧聞になりますが、3月26日に小田急電鉄のダイヤ改正が実施されました。小田急ファンの私としては非常に気になっているものの、3月中は原鉄の当番で忙しく、4月に入ってから、やっと様子を見てきました。
今回のダイヤ改正の要点は、
1.特急は原則として1時間に3本。海老名、伊勢原にも停車
2.快速急行を倍増
3.地下鉄千代田線直通急行を1時間あたり2本から3本に増発
4.区間準急の廃止
といったところで、快速急行の倍増による速達化が一番の目玉といえます。
ダイヤ改正のたびに増える特急の停車駅。伊勢原は朝の下り2本、午後の上り2本のみですが、海老名はほぼ1時間に1本。下りだと新宿毎時30分発、上りはややイレギュラーです。
特急の新宿発はデータイムが毎時10、30、50分発となるので、2番線だけで捌けます。3番線からの発着はごく一部のようです。
新宿~小田原間無停車の「スーパーはこね」は、平日ダイヤで10時10分発の「スーパーはこね13号」1本のみ。無停車でも68分かかっています。
土休日は9時00分発の「スーパーはこね9号」と10時10分発の「スーパーはこね13号」の2本。13号は小田原まで63分で走る最速列車です。複々線になっても特急は全然速くなりません。
快速急行は1時間に6本の大盤振舞い。新宿発で毎時00、20、40分が小田原行(一部は新松田行き)、11、31、51分が藤沢行きとなります。このほかに01、21、41分発の小田原行き(一部は新松田行き)の急行もあります。
新宿発の快速急行、急行が1時間に9本となるので、4・5番線がフルに使用されます。改正前はほとんどが5番線発着だったので、特急との力関係が逆転しています。写真は4番線に停車中の藤沢行き快速急行と、5番線に到着した次発の小田原行き快速急行。
藤沢行きの快速急行は、代々木上原で千代田線からの唐木田行き急行に乗継げます。両者はほぼ同時着なので、急行から快速急行への乗継ぎもできます。
これにより代々木上原~新百合ヶ丘間では1時間あたり特急3本、快速急行、急行各6本、普通6本の計21本となり、京王の笹塚~調布間、京急の品川~京急蒲田間と肩を並べます。しかし、複々線区間では急行線15本、緩行線6本と、かなりアンバランスになっています。
写真は代々木上原で唐木田行き急行(手前)と藤沢行き快速急行が並んだところなのですが、行き先表示が写らないので、単なる並びにしか見えません。
千代田線直通列車は小田急とJRの車両も常磐線~小田急線の直通運転が可能になりました。
こちらは小田急4000形の我孫子行き。
メトロ16000系の唐木田行き急行ですが、よく見ると帯(上下とも)に黄色が追加されています。最新の車両からなのか、全車に及ぶのかは不明。
これが従来の帯。
以下は区間準急の追悼篇です。
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江の島線、昼間部の町田折返しが消えたようですが、これも今回の改正でですかね。
投稿: シグ鉄 | 2016年4月14日 (木) 11時18分
快速急行と急行の連携で複々線効果がやっと活かされた感じがします。
しかし、ご指摘通り各停10分ヘッドはかなりの混雑で、DT線よりかなりマシですが世田谷区民は冷遇されてますね。
投稿: Cedar | 2016年4月14日 (木) 11時36分
江ノ島線の普通は昼間がすべて相模大野止まりになりましたが、本数は変わりません。1時間に1本あった急行が快速急行になったので、南林間と長後が割を食ったことになります。
梅ヶ丘から新百合ヶ丘までの各駅は、区間準急がなくなった分だけ減便となります。とはいえ10分ヘッドは他の私鉄も同じだし、急行が増えた分でトントンというところではないでしょうか。
投稿: モハメイドペーパー | 2016年4月14日 (木) 14時18分