東武野田線の急行に初乗り
3月26日、東武鉄道野田線で急行運転開始という、画期的なダイヤ改正が行われました。野田線といったら単線で、クハニを連結した32形とか54形がトロトロ走っているというイメージなのですが、いつの間にか大宮~春日部間は複線、その他の区間でも複線化が進んでいます。60000系なんていう最新のVVVF車両も勢力を拡大しているし、勢いをかって線名もアーバンパークラインという愛称になっているらしいのですが、このブログでは従来どおりの野田線としておきます。
急行は平日の9~16時台、土休日の9~20時台に1時間あたり2本運転されます。大宮発は毎時11、41分で、急行運転となる大宮~春日部間は岩槻のみ停車。このため、急行の1本前の列車は春日部止まりになります。
11時11分発の急行は10030系でした。方向幕はフルカラーLEDなので、赤地の急行表示が目立ちます。発車時点で車内はガラ空き。4連でも全員着席できるくらいでした。
運転台にも急行の表示が出ています。春日部までの所要時間は15分で、普通より6分の短縮。通過駅が6駅あるので、1駅で1分短縮という計算です。途中、スピードメーターは何度か96km/hくらいまで上がったのですが、春日部の手前の八木崎では注意信号で減速になりました。
春日部到着。ホームは1面2線なので、先行の普通は降車を確認すると引上げ線に逃げ込みます。ここでモタつくと、急行が注意信号を食らうことになります。
各停となる春日部から先も、種別表示は急行のままです。
大宮行きは急行の後に春日部始発の普通が続きます。ただし、上下とも急行の前後の普通は間隔が13分くらいになり、等間隔運転が崩れています。
急行は車種限定がなく、運がよければ8000系の幕車が入ることもあります。
後追いもしっかり押さえておきます。
ここまで来たら伊勢崎線も無視できません。50052編成は春日部の大凧揚げのステッカー付きでした。
東急5000系の6扉車置換えサハも初めて見ました。
シートの背もたれが高くなり、ガラスを黒塗りにした部分に文字が入っています。
駅間で撮ろうと豊春から少し東岩槻寄りの踏切で構えます。60000系の前面表示は3色LEDなので、まともなシャッタースピードでは丸っきり読めません。
8000系もまだ半分くらいの確率で走っています。この次の柏行き急行に8000系の幕車が入るようなので、春日部に戻って迎撃ちます。
レンズを望遠ズームに換えてスタンバイ。最初に乗った10030系が急行で戻って来ました。
そして予想どおり、幕車が急行でやってきました。ここで車号を確認した結果、急行の運用がわかりました。大宮→(急行)→柏→(急行)→大宮→春日部→大宮を3時間半で回しています。つまり、急行運用は7本というわけで、春日部折返しを見れば、次に大宮発となる急行の車種がわかります。
帰りのJR大宮駅では、乗換え通路でこんなものを見付けました。
主に貨車用のパーツを使ったようで、標識灯はカエルの目玉をイメージしているのでしょう。
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友人が岩槻で開業医をやっているのですが、あの辺は非常に発展しましたね。
何と言っても、今じゃ「岩槻区」ですから・・・
ところで、南北線が岩槻まで伸びる様なことを聞いたことがありますが、どうなったんでしょうか。
投稿: シグ鉄 | 2016年4月26日 (火) 12時35分
旧大宮市の周辺がみんなさいたま市に編入されたので、見沼田圃も見沼区です。そうなるとそれぞれの地域固有の雰囲気が薄れていくような気がします。
南北線の延長、埼玉県の希望的な見解だったのでは。
投稿: モハメイドペーパー | 2016年4月26日 (火) 20時33分
10030系の青帯、なかなか良いですね。
投稿: 横山 | 2016年4月28日 (木) 00時32分
帯の配色がファミリーマートの看板の色とそっくりなんで、沿線ではファミマ電車と呼ばれています。
投稿: モハメイドペーパー | 2016年4月28日 (木) 08時46分