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2016年3月に作成された記事

2016年3月31日 (木)

E235系初乗り

 3月に入ってから営業運転を再開したE235系、その後は順調なようで、今日の朝方までに3回目撃しています。そして今日の原鉄からの帰り、品川で外回りを待っていたら、運よくE235系がやってきました。
 乗ったのは7号車のサハE234-1。車内に入ってまず目に付くのは黄緑の吊り手。正に緑一色(リューイーソー)の満貫です。荷物棚はE233系より穴あき部分が大きくなり、さほど鬱陶しい感じはありません。復活した中吊り広告は在来車より少なめのようで、貫通扉の上は扉上と同じ内容のカラーモニタ。ほかに扉間の荷棚上に3面連続のカラーモニタがあります。
 このモニタは今のところE235系のPR動画で、3面が連続した画面になったり、個別のマルチスクリーンになるなど、なかなか凝った演出をしています。座席も吊り手と同じように明るい黄緑、床は前面と同じ、グラデーション付きのドット模様でした。
 それと、3号車のモハE235-3は営業運転中にパンタと架線の検測を行うようで、LEDに照らされているのが目立ちます。乗り心地はE233系と同じくらいのレベル、力行、ブレーキはかなり滑らか。乗ったのがサハだったので、PMSMの特徴ある音はほとんど聞こえませんでした。
 以上、夕方の通勤時間帯だったので写真は撮れず、文字だけの報告です。

2016年3月25日 (金)

Oゲージ、運転中

 3月19日から4月11日まで、横浜の原鉄道模型博物館で、「今年も走る、春のOゲージ!」を開催しています。

Dscf2392場所は横浜駅東口から普通に歩いて5分くらい。帷子川の川沿いにある横浜三井ビルの2階です。

Dscf2423館内に入って一番奥の部屋。ちょうど天賞堂の上あたりです。

Dscf2424線路配置は昨年と同じ。この手前にMTHの3線式エンドレスを敷き、子供がトーマスを運転できます。

Dscf2418車両は大体昨年と同じ。手前のワゴンリにはドイツの古典客車が3両増結されています。

P3250528そのとなりにいるのが、今回初登場のGG-1。フルスケールの重量級で、実物どおりのツインモーター(6軸に対して12個)という化け物です。走りは軽快ですが、会期中、ポイントの先端レールが持つかどうか、ちょっと心配です。

Dscf2419電車ものが2本になっています。茶色の編成も昨年の3連から4連に増結しました。

P3250531ナハ22000タイプはグリーンの蒸機重連で牽きます。

P3250530これは車輪の錆がひどかったのですが、サンドペーパーでこすったら快調に走っています。ただ、錆が完全に取り切れないので、走ると少しゴロゴロ音がします。
 ヤードに乗せられる両数は限りがあるし、時々、車輪の清掃をするため牽引機が変わります。あれを動かして、というリクエストにはできる限りお応えしますので、声をかけて下さい(差し入れがあると効果的です)。

2016年3月23日 (水)

赤くない京急を撮る

 先週の17日は特に予定がなく、天気はピーカンのポカポカ陽気。早い話が絶好の撮影日和なんで、京急の台湾鉄道もどきを狙ってみようと、同社のHPから特別塗装列車の運行予定を確認してみると、昼前の品川発下り快特に黄色とブルーが連続して入る模様。これはラッキーなんだけど、この時間は下り列車を上りホームから構えても、横浜あたりまでは側面に陽が回りません。地図を見ると、上大岡から先に行けばなんなとんなりそうなんで、遠くても金沢文庫あたりまでで迎え撃つことにします。
 黄色の2本前の快特に乗ったところ、京急蒲田で次発のエアポート急行に2000形のオリジナル塗色編成が入ってきました。なんと、一石二鳥どころか一石三鳥の巡り合わせ。しかし、上大岡の先にいっても時間差は10分くらいしか稼げないから、駅間を歩くより、駅撮りにした方が無難です。

P3170511上大岡で普通に乗換え、最後尾からロケハンしていたら、次の屏風浦がそこそこよさそうな感じだし、上りホーム先端には誰もいません。早速カメラを構えてリハーサルの1本。8連だと後部がほんのちょっとカーブにかかり、画面に変化がつきます。

P31705122分後の12:09、上大岡で快特を待避したエアポート急行がやってきました。この時だけ上りの普通に少し被られてしまったのは残念ですが、相手が800形だから、これも貴重な記録になるかも知れません。

P3170513快特、エア急の後は普通。これが10分サイクルで繰返されます。

P317051412:17、ハッピーイエロートレインが通過。心持ちシャッタータイミングが遅く、右端がギリギリです。

P3170515次のエア急は600形の8連。

P3170516普通は6連の銀1000。京急ファンからはボロクソだけど、私はそんなに嫌いではありません。

P317051712:27、やってきました。台湾鉄道との友好協定記念で、3月26日までの限定バージョンです。もともとのブルースカイトレインに白帯と台鉄のマークを入れ、スカートをトラ塗りにしただけですが、それらしい雰囲気になっています。それと600形や1500形もそうなのですが、最近になって取換えたLEDは1/1000秒でも字が切れません。

P3170518お目当ては全部撮れたので、あとは800形が来るまで粘ります。最近はエア急にも1000形の8連固定が入っています。

P31705211500形6連の普通。このLEDも字切れしないで写っています。

P3170523少し影が薄くなった1500形の8連。

P3170524そして12:51、800形が来てひととおりの形式が撮れたので、カメラをしまって引き揚げます。出会わなかったのは1000形の4連2本併結くらいかな。

2016年3月21日 (月)

完成! ダンボール製D51

 19日にはまだ組立て中だったダンボール製D51ですが、20日の10時頃もまだ完成していませんでした。

Dscf2393この位置からだと、ほぼ完成のように見えます。

Dscf2394ポスターでは門デフになっていましたが、実車は標準デフです。

Dscf2398ボイラー側面はまだランボードが付いていません。

Dscf2400テンダーのキャブ寄り。車軸は通っていません。14時過ぎにはほぼ完成していたようですが、仕事中なので写真はお預け。

Dscf2407これは19時過ぎ。もうテンダー台車の端梁が脱落しています。

Dscf2411クロスヘッド回りはなかなかいい雰囲気です。

Dscf2413前から見た全景。連結器解放テコは省略されていました。給水温め器が少し太いような気もしますが、ダンボールでここまで作ったのはご立派。

2016年3月19日 (土)

プログネタにお困りでしたら

 どこぞにブログのネタがないとボヤイているオジサンが約1人ほどいるようですが、そういう方に恰好のネタを提供しましょう。場所は横浜駅東口すぐ、帷子川の岸辺に建つ横浜三井ビル、早い話が原鉄道模型博物館が入っているビルです。
 その原鉄春のイベントの一環として、ビル1階の吹き抜け部分にダンボール製、原寸大のD51が出現します。

Dscf2350これは18日の21時頃。パーツごとに分解されたものが運び込まれました。

Dscf2357手前は煙室扉、後ろに車輪、右奥はドームの前後部分です。

Dscf2360板バネがあります。

Dscf2361キャブ下の検査標記。はるばる九州から運んできたようです。

Dscf2363今日(19日)の14時頃です。かなりデカイ。

Dscf2364こちらが公式側。

Dscf2367_2キャブ回りを組み立てています。

Dscf2368テンダーも形になってきました。

Dscf2370傍らではレールになる部材を作っています。

Dscf2374約4時間後の18時過ぎ。連結面寄りから見たテンダーです。それぞれの位置に車輪が置かれています。

Dscf2378キャブ回りでは従台車の板バネを取付けていました。

Dscf2377キャブ内に取付けるパーツ。圧力計は針も含めて印刷です。

Dscf2379動輪とメインロッド。なかなか実感的です。

Dscf2383先台車とシリンダー部分。

Dscf2385_2連結器。解放テコも付くのだろうか。

Dscf2384だいぶD51らしくなってきました。完成予想図によれば門デフだそうです。ということで明日(20日)いっぱいには完成しそうです。
 ところで、これを見に来たら、ぜひ原鉄道模型博物館にも足をお運びください。本日から4月11日まで、恒例となりつつあるOゲージ公開運転を行っています。いわゆるシャングリラ仕様の車両は走らせてみないとその違いがわかりません。実際に音を聞き、指で押して転がりの良さを確かめ、小型発電機を回して自分で運転しながら、惰力の効き具合も実感できるという、中身の濃い催しです。

2016年3月16日 (水)

お宝発掘(その2)

 今週末の19日から、原鉄道模型博物館で「春のOゲージ展」が始まりますが、車両のチェックはまだ1/3くらいが残っています。リストに従って棚から箱を下ろし、蓋を開けてプチプチにくるまれた車両を取り出す時のワクワク感は、何回通っても変わりません。今回も思わず「おっ~」と声を上げそうになった車両を紹介します。

Dscf2332フランス国鉄のBB9200形。もう半世紀以上前、331km/hというスピード記録を打ち立てた電機です。その時の記録映画(モノクロ)は交博のホールで何度も見ています。

Dscf2333戦前の千代田計器工作所製のED50(後のED17)です。縮尺は1/40くらいでしょう。全体に線は太いけど、かなり忠実な造りです。もちろん3線式なんで、このレールでは走れません。
 以下は今日発掘したもの。こんなの見たら心中穏やかではない、という人が一人、思い浮かびます。

Dscf2337トラムのニモ電。前面が5枚窓で阪神電車みたい、というより、阪神が真似したんですね。車体は同じで台車が違います。右のは箱にしまう時に押されたのか、ポールベース部分の屋根が少し凹んでいます。このくらいなら直せるでしょう。ポールのホィールは実際に架線集電するため、スケールより大きめです。

Dscf2340これもニモ電。前面は丸窓です。パンタ付きにしたのは原さんの好みでしょう。左のは二段窓の下段だけ埋めて(塗潰し)います。

Dscf2345やっと客電が出てきました。よく見ると窓配置がほんの僅か違います。この2両はOゲージ展で走らせようと思います。というより、個人的にぜひ走らせたいです。これら6両はすべて4個モーターで、2個直列でもかなりスピードが出るし、よく転がります。

Dscf2346グレーの電車はすべてボールドウィンタイプの台車です。模型ではどうしてもコイルバネが細くなってしまうのですが、これは本物に近い太さでありながら適度に柔らかく、レールに乗せた時の沈み加減が非常に実感的です。

2016年3月 9日 (水)

鉄道強要講座(電車の前面を考える-5)

 今回は非常口付きについて考えてみます。そもそも非常口の定義ですが、車両の前後方向への脱出口なので、車両間を通り抜ける機能は必要としません。実は私がずっと係わってきた私鉄車両編成表という本でも、この区別にはだいぶ悩まされ、「一般的な貫通式の形態でも、幌の取付などができないものは、非常口付きに含める」としていました。

P7107956その紛らわしいのがこれ。京急1500形です。中央の扉はスライドして横に開くので、どう頑張っても貫通幌は取付けられません。もちろん、車内も通路にできるような仕切りはありません。この考えに従えば、前面に大きな手摺りが付いた小田急の旧型なんかも、非常口付きということになります。

P2068579前面が傾斜していても、強引に幌を取り付ける例もありますが、これは完全に非常口です。

P7125001非常口付きの元祖といったらこれでしょう。電車の前面は左右対称、という常識を破った画期的なデザインです。

P7124907非常用扉を窓なしとしたのには、ちゃんと理由があります。扉の裏が階段になっていて、えいやっと線路に飛び降りなくてもいいという優れものです。

P7124931しかし、車内からの見通しは最悪です。登場した時は未来的デザインとして絶賛された6000系ですが、乗ってみるとあまりいいところはありません。

P9217043窓なしの非常口は京都市営地下鉄10系でも採用されています。どういう風に開くのかは聞き漏らしました。

P1186764非常口の位置は端に寄せるタイプ(便宜的にタイプⅠ)と、

P1186775真ん中寄りにして、左端に小窓ができるタイプ(便宜的にタイプⅡ)に大別できます。どちらも非常口の幅は車体幅の1/3くらいです。

P4189371窓回りを黒く塗り、非常口が目立たないようにした東急1000系。9000系や2000系も同様です。

P4152988京王1000系は左側の窓柱を黒く塗り、湘南マスクのように見せています。

P1150561大阪市営地下鉄20系はタイプⅠですが、かなり好き嫌いが分かれるデザインです。スマホフェイスはこれが元祖かも。

P2081845京阪6000系は非常口が車体幅の半分弱を占めています。

P6048528東武鉄道9000系は、前面が2面折妻という変わり種。扉上の空間がなんとも間延びして、いまひとつ垢抜けません。

P3163009東京メトロ16000系の1次車は非常口が中央にありました。

P6295506これでは運転席が狭苦しいと運転士から文句が出て、2次からは左に寄せられました。どちらがよいかは各社で試行錯誤が続けられています。

Pb251886最後に非常口が開いたところをご覧下さい。西武鉄道6000系はちょっと前にせり出してから、横にスライドします。

Pa192400小田急60000形。地下鉄乗入れがウリなので、流線型でも非常口を付けないといけません。デザイナーが一番頭を捻ったところでしょう。

2016年3月 4日 (金)

お宝発掘

 3月になったらブログのアップがパッタリ止まっています。この世界は3日も音沙汰がないと、勝手に模型の形見分けが進められてしまいますが、安心してください、まだ生きています。実はこのところ小口の仕事が重なり、なかなかブログまで手が回らないのです。

Dscf2285そのうちのひとつが、某模型博物館に収蔵されている模型(主にOゲージ)の動作チェック、というお仕事。1日中倉庫に籠もり、箱から出した模型をレールに乗せ、走るかどうか、部品の欠損はないかなどをチェックリストに書き込んでいきます。倉庫といっても空調完備ですから我が家よりずっと快適だし、そこそこの重さの箱を棚から出し入れするので、結構いい運動にもなります。

Dscf2287今日で4回目になるけど、まぁ中身は特注品からトイトレインまで玉石混淆、実にいろいろな珍品も出てきて退屈しません。これはメルクリンの製品で、屋根が開く食堂車。屋根がすっぽり外れるのはよく見かけますが、こういう開き方は珍しい。

Dscf2326有名なサウスショアの凸電かと思ったら、一回り小型で台車も電車用のKS33になっています。じっくり眺めると、自由型のEB50の車体をベースにして、ボンネット部分を付け足したようにも見えますね。
 ディテールらしきものはないけど、なかなかいい雰囲気です。3線式で直巻モーターなのに、どこにも逆転器が見当たりません。

Dscf2330これは1番ゲージの京急800形。登場当初の3連です。車体はペーパー製で室内も簡単に作られているものの、全体にかなり痛んでいます。

Dscf2328中間車が動力車で各台車に1個ずつ、吊掛式のモーターが付いています。残念なことに車体の隅が1箇所剥がれかけ、台車も片方はセンターピンが破損しています。通電したところ、モーターはしっかり回りました。
 チェックリストを見ると、片付けたのはやっと4割くらい。まだまだ珍品がいっぱい埋もれているようです。

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