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2016年2月25日 (木)

台車ステップを作りかけた

 久々に0番EF65の工作レポートです。思えば昨年の1月に揺れ枕ストッパーを仕上げたところで、2月の「鉄道模型とあそぼう」で中断。そのまま、JAMに向けての3線式に嵌まり込み、EF65はずっと放置されていました。
 数年前から走行は可能になり、見た目にはもうすぐ完成しそうなのですが、残るブレーキ関係と、連結器の復心装置がなかなかの曲者。さらにもうひとつ、手強いやつが残っているのです。

P3108778その手強いやつとはこれ。台車に付いているステップです。前寄りから見ると、ブレーキシリンダと軸箱を避け、かなり複雑な形をしています。

P3108779車体中心寄りから見るとこんな形。左右非対称なので、模型はどこで分割して組み合わせればいいのだろうか。

Dscf2251なかなか頭の中ではまとまらないので、スノープラウと同様に紙で怪しげなモックアップを作ってみました。間違えて上段の足掛けとなるアングル状のパーツを裏返しに付けてしまいましたが、おおよその感覚は掴めます。

Dscf2266なんとかいけそうなんで、まず枕バネ寄りの部分を作ります。真鍮板は0.3mmだと弱そうだし、0.5mmでは少し分厚いかなと思い、中を取って0.4mmにしました。左下のL字型を横に並べて罫書き、折り曲げ位置を筋掘りしておきます。

Dscf2270上段の足掛けは2×2のアングルを作って仮留め。外幅で7.8mmくらいになり、台車に当ててみると少し大きめです。

Dscf2272ダメとわかればさっさと作り直します。L字の内側の部分は、直線部分だけミニ丸鋸で切り込みました。10数mmだけど糸鋸より格段に早くて楽ができます。

Dscf2274真鍮板の幅いっぱいで5個とれるので、1枚は予備になります。慎重にヤスリをかけ、各部分の誤差はほぼ0.1mm以内に仕上げました(写真は仕上げ前)。

Dscf2278最初に作ったのと並べてみました。外幅はほぼ6.4mmです。

Dscf2282台車にあててみます。大きさはこんなものでしょう。これに左側の支え腕と上段の足掛けを組み合わせるのですが、治具を使ったとしても最後に熱が回ってバラけることは十分に予想されます。かといって2分割は無理そうだし、うまくできたとしても、台車への取付はどうするのか。まだまだ課題は山積しています。

Pb260318さらに、足を乗せる部分は格子状に抜けています。網目板で誤魔化すわけにはいかないかなぁ。とはいえ、そこそこのところで手を打って次に進まないと、すぐに年の瀬が迫ってきます。

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コメント

模型になると楠居さんらしからぬ弱気な言動が・・・・
こちらもパンタで止まっていますが、工作再開です。
年の瀬なんて言わずに、合運までの競争をしましょう!

http://blog.ap.teacup.com/h5hensei/

 弱気ではないけど、考えれば考えるほど「さぁ、どうする」の連続です。
できあがっても台車にハンダ付けするのはまず無理でしょう。

半田に劣らない接着剤が有りますので弊社では
使い分けております。

 確かに真鍮だからといって半田付けに拘っている時代ではないですね。台車への取付は接着剤を考えています。

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