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2016年1月31日 (日)

余計な仕事なのだが

 考えたらEF65の工作は昨年2月から中断したまま。年が明けたところで心を入れ換え、製作に励まないといけません。と思いつつ、まだ松の内にふとヤフオクを覗いたら、0番のKS-33L台車が出ていました。これは住友の鋳鋼製釣合梁式台車で、私が高校生の頃、すでに品切れで買えなかったのです。
 しかし、一般的にはあまり人気がないようで、以前に1回出品されても売れ残っていました。値段は1両分で7500円。これならもし競り合っても1万円くらいで落とせるだろうと思い、枚方のブリキ大王様に
「あの台車欲しいねん。上限一万で落としてんか」
とメールしたところ、
「それならうちにあるからわざわざ買わんでもえぇ。今度の例会に持ってくわ」
というありがたいお言葉。私としてはすぐ使うあてはなく、ある所にあることが確認できればよかったのですが、なんと11日の例会に現物を持ってきてくれました。

Dscf2191これがその現物。片方のイコライザーが外れていますが、部品に欠品はありません。このまましまっておけばいいものを、取り敢えずいい加減な塗装は剥がしておこうと考え、シンナープールの準備に取りかかります。

Dscf2194今まではアルミのバットではなく、こんな入れ物を使いました。見る人が見ればわかる、フィルム現像用のタンクです。長物ではないから寸法的にはぴったりなものの、実際にシンナーを注ぐまでには少々の葛藤もありました。でも、今後フィルム現像をすることはまずないだろうし、蓋をすればきっちり密閉できて、逆さまにしても大丈夫なのだから、こういう用途にはうってつけといえます。
 いつも平バットでバシャバシャやっていると、10分もたたないうちにカミサンから「またやってるの」といわれるのですが、今回はタンクの脇を何度か通っても全然気付かないようでした。完全密閉構造の威力は抜群です。

Dscf2197塗装が剥がれて綺麗になりました。よく見ると右上の枠の軸箱が黒っぽいし、イコライザーも他の3枚は少し表面の光加減が違います。さらによく観察すると、黒い軸箱は表面の刻印がNSK(日本精工所)ではなくKTMになっていました。イコライザーも裏に赤錆のようなものが見えるので、磁石を当ててみるとピタっと吸い付きます。なんと3枚はブリキだったのです。
 さらにイコライザーは2枚合わせが上下方向に少しずれているし、軸箱にはただ乗っているだけなので、車軸方向にガタがあります。コイルバネの受けも台車枠とイコライザーで位置が微妙にずれ、バネが少し傾いているのも気に入りません。結局、全部バラして修正することにしました。

Dscf2204イコライザー組立て用の治具を作りました。イコライザーは裏表を固定する横梁にコイルバネの受けがハンダ付けされますが、この位置が左右で少し狂っています。なので、バネ座は写真の右側を少し外側寄りに取り付けます。

Dscf2208軸箱には0.7φの洋白線を植込み、これにイコライザー先端の横梁を差込んで、車軸方向のガタを押さえます。右の真鍮片はポンチマークの位置を決めるための治具です。

Dscf2214ひととおりの修正をして組立てました。こうなると端梁も欲しい。実は1台車分だけブリキ製のいい加減なのが付いていたけど、どうせなら真鍮で作りましょう。

Dscf2215まず0.3tで元形となる1枚を作り、0.8tに重ねて外形をなぞります。先に取付穴を開け、元形をこれにビス止めすれば、ずれる心配はありません。

Dscf2218逆台形の部分を糸鋸を抜いてから、ミニサーキュラーソーで切り離します。歯の厚みが0.75mmあるので、ケガキは切り代として1mmの間隔を空けています。

Dscf22194枚に切り離されました。反りが出ないので、あとあとの工作が楽です。

Dscf22212枚ずつ固定して、所定の寸法になるようヤスリがけします。0番の先輩からは「4枚重ねて一度に仕上げりゃいいじゃないか」といわれそうですが、私の腕では2枚くらいが無難です。

Dscf2223バラした1枚ずつがしっかり立ちます。ちょっとした自己満足。

Dscf2224ブリキの端梁よりは、だいぶ見映えがよくなりました。取付穴は左右に少し長穴にします。

Dscf2229本物の端梁の形がこれでいいのかはわかりませんが、まぁ、だいぶ見てくれは良くなったはず。なんのかんので2週間くらい、この台車と係わっていました。半田鏝の感覚も取り戻したし、これで明日からEF65に取りかかれるだろうか。

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コメント

あまりに高度すぎて素人にはコメントのしようがありませんが、
これだけはハッキリ言えます。

モハメイドペーパーさんは私より老眼が進んでいない。

 もともとが近視なんで、現状は外用(遠距離)と室内用(近距離)のメガネを使い分け、さらに細かい仕事の時はメガネなしという3段構えです。
 細かいケガキ線なんかは完全に見えているわけではなく、ここまで糸鋸を進めればこれだけ切れているはずという、体が覚えた感覚に頼っています。

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