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2015年11月11日 (水)

こんなものも…

  今回のネタは鉄分少なめ、MOドライブとは違い、まだ使う可能性は残されているカセットテープです。

Dscf1984カセット収納ケースの引出しを抜き出しました。いろいろな銘柄がありますね。左は上からTDK(東洋電機ではなく、東京電気化学工業)、日立、フジフイルム、Aurex(東芝)、右は上からフジフイルム、Aurex、TDK、スコッチなどで、いずれもノーマルポジションです。

Dscf1985いくつかを並べて見ました。こうして見るとフジフイルムの製品が一番多いです。この頃(昭和40~50年代)はメーカーも百花繚乱。ドイツのアグファとかバスフなんていうのもありました。
 カセットテープはオランダのフィリップス社が開発して特許を公開したもので、昭和40年頃から日本にもお目見えしました。最初にポータブルタイプのレコーダーを発売したのはアイワだったと思います。
 私は昭和42年にビクターのポータブルレコーダーを買い、都電銀座線最終日の様子を収録したのが最初です。なにせテープスピードが4.75cm/秒と遅いので、音質は人の声が聞き分けられる程度でしたが、技術の進歩で数年後にはオーディオ用としても使えるレベルになりました。
 テープもクロームテープが出てきて17,000Hzまで再生できるとか、デッキもワウフラが0.03%だとか、ドルビーシステムでノイズレベルがなん%下がるとか、クロームテープになったらヘッドはフェライトにしないといかんとか、なんのかんのとかなり嵌まり込みました。

Dscf1986これはちょっと珍しいやつ。テーブデッキで有名なTEAC(ティアック)製です。

Dscf1987なにが珍しいかというと、テープをケースから外せるのです。リールだけにしておけば収納のスペースが少なくてすむというのがウリで、リール用の専用ケースもあったはずですが、これは行方不明になっています。
 実際には出し入れの時に落として転がすと大変なことになるし、テープを直に触ったりするリスクも多く、あまり普及せずに消えてしまいました。
 これらのテープは8割方がFM放送をエアチェックした洋物ポップス、残りは電車の走行音が録音されています。

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コメント

お客様で「このクルマ、カセットが聴けないのか」と仰る方がいまだにおられます。
カセット時代はそれだけ長かったということでしょうね。
因みに私が初めて乗ったケルマはエイトラで、そこにアダプターをぶち込んでカセットを聴いていました。

 8トラはほぼ正方形で少し大きめのやつですね。初期のカラオケとか、バスの自動放送に使われていました。

私は、コストパーフォーマンスからMaxcellのUDばかりを愛用していました。FMのエアーチェックですが、ジェットストリ-ムとかNHKの昼の歌謡曲を予約モードで録音していました。FMレコパルが愛読書でした。

 テープの銘柄選びは、楽しくもあり、悩ましくもありでした。留守録はコマーシャルのないNHKが多かったですね。番組の確認、私はFMファンで、出入りの印刷所から闇ルートで入手していました。

おー! TEACのオープンリールカセット!
実際に買ったという方、初めて見ました!

 おもしろそうだったので買いました。リールを10インチのメタルリールに似せたところが、マニア心をくすぐります。

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