ダルマさんの元車号を推測
昨年2月に山陽電鉄東二見車庫の周りを歩き、構内に残っている元車両を観察しました。大部分は台車も付いてレールの上に乗っていましたが、1両だけ完全なダルマさんがいました。
これです。車庫の正門を入ってすぐの左側、建屋に横付けする形で置かれていました。扉間に窓が8個というと、820形や850形が該当しますが、中桟の位置が違います。いろいろ調べると、扉間の窓が8個で、2段窓は上下がほぼ等分という条件に当て嵌まるのは、250形の256・257であることがわかりました。
そうなると、2両のうちのどちらなのかというところまで追求したくなります。なにか手がかりはないかと思案していたところ、chitetsuさんのブログにこの2両の写真がアップされているのを見つけました。
http://tsurikakedensha.blogspot.jp/2013/11/blog-post_14.html
撮影は1980年だそうです。この頃はまだ台車も付いて、電車の恰好をしています。神戸向きだし、前面は貫通式であることから、現存するダルマさんは256であることに間違いありません。
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最近話題の東二見ですね。私も3年前に周りをうろつきました。
正門入ってとありますが、モハメイドペーパーさんは顔パスなんでしょうか?
ドアの上の庇が物哀しいですね。
投稿: シグ鉄 | 2015年11月 2日 (月) 16時49分
ここの正門は守衛所もなく、いつでも入れそうですが、そういうところは思わぬ罠がありそうなので、迂闊には入れません。写真は道路を隔てた向かいから望遠レンズで撮っています。
投稿: モハメイドペーパー | 2015年11月 2日 (月) 19時56分
この電車、まだ残っていたのですね。
あれ以来東二見には行っていませんが、随分スッキリしてしまったのでしょうね。
投稿: Chitetsu | 2015年11月 8日 (日) 08時09分
ちゃんとした姿で残っているのは、206、2508(ステンレス)、2012編成(アルミ)で、そのほかに3507と3508もいるようです。3500形はいずれ解体の運命でしょう。
投稿: モハメイドペーパー | 2015年11月 8日 (日) 11時30分