京王電鉄ダイヤ改正
9月25日に京王電鉄全線のダイヤ改正が行われました。井の頭線は早朝深夜の修正なので、ある程度変わった京王線をレポートします。一番の変更点は列車種別の一部変更と、準特急、区間急行の停車駅増加です。要約してみると、
従来、準特急は土休日の高尾線系統のみだったのが、終日運転となり、停車駅に笹塚と千歳烏山が追加されました。
新宿駅の発車時刻(平日)はこうなります。従来は00分が京王八王子行き特急、09分が橋本行き特急、11分が高尾山口行き特急と、特急2本がセクショントレインになっていたのが、少し間隔があきました。これが今回の改正のミソなのです。なお、土休日は00分が特急京王八王子行き、07分が準特急高尾山口行きになります。
区間急行は停車駅に仙川が加わり、都営線内が各停になりました。これで側面の「新線新宿から急行」という表示がなくなりました。上下とも笹塚で準特急との接続はありません。
快速は京王線新宿発着から都営線直通に変わりました。従来は橋本特急と共通運用だったのが別運用になり、都営車(一部は8連)の割合が増えています。
笹塚に停車する準特急。右に停車している快速から乗り継げます。笹塚止まりの急行も準特急(橋本行き)に接続するので、都営線内~相模原線の所要時間が短縮されました。
急行は笹塚~本八幡間の運転になりました。上下とも笹塚で準特急に接続します。
上り快速も準特急に接続します。
データイムは上下とも桜上水での待避がなくなり、各停と快速は八幡山で特急、準特急を待避します。調布での本線系統と相模原線の接続は従来どおりです。
各停は京王八王子行きと高尾山口行きが1時間あたり3本ずつですが、高尾山口行きは1本おきに高幡不動で系統分割になりました。高幡不動~高尾山口間の各停は6連です。東日本大震災後の節電運転ダイヤで相模原線の各停が6連になったことがあるので、久々の6連復活です。
停車位置を間違えないよう、6連はフロントガラスに「6」と表示しています。
6連は2運用で、この日(6日)は7000系の6連固定と4+2編成が動いていました。
それにしても平日の高尾線内は相変わらず各停が20分に1本です。だったら特急を準特急にしてやればと思うのですが、それほどの需要がないということなのでしょうか。それと平日が特急、土休日が準特急というのもなんとなく?です。行楽客が多くなる土休日こそ、新宿からの所要時間を短縮した方が効果的と思うのですが。
もうひとつ突っ込むと、高尾線内は準特急が各駅に停車なのに、急行はめじろ台と高尾にしか止まらないという逆転現象が生じています。
ダイヤ改正で京王線内で都営車を見る機会が増えました。地味な存在ですが、よく見ると結構いろいろなタイプがあります。
10-000形の最終増備となる27・28編成は、前面がちょっと変わっています。この顔付き、個人的には割と気に入っています。
初期車の中で車齢の若い中間車だけを集め、先頭だけ10-300形に準じた10-300R形とした編成。もう廃車が始まっていて、新製してから10年もたっていない先頭車も、あっさり解体されているようです。
49編成以降のマイナーチェンジ車。顔付きが変わり、内装はE233系に準じていますが、足回りはE231系のままです。
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コメント
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急行は笹塚~本八幡間の運転になりました。
この場合の急行と言うのは、新宿線の急行と言う意味でしょうか?
高尾線の逆転現象面白いですね。その手の話は大好きです。
そもそも準特急なんて変なネーミングをするから・・・
投稿: シグ鉄 | 2015年10月 8日 (木) 09時49分
ちょっと言葉不足でした。ご指摘のように都営線の急行です。従来は区間急行~急行とつながっていたのが、別建てになりました。土休日には都営線から高尾山口直通の急行が運転されます。
準特急というのはかつて近鉄と小田急にありました。まぁ、急行より上でさらにランク付けするとこうなるのでしょう。
投稿: モハメイドペーパー | 2015年10月 8日 (木) 13時16分