さよなら381系
本日限りで関西地区に配置の381系が現役引退となるそうで、ネット上でも話題になっています。この車両、私は中央本線の「しなの」、伯備線の「やくも」には乗ったことがありますが、関西地区の列車は見るだけでした。関東の人間にはあまり馴染みのない車両なので、写真もあまり真面目に撮っていません。それでもデータを捜したらそこそこの点数が出てきました。
一番古いのがこれ。2002年で場所は名古屋。中央本線の「しなの」です。
同じ編成の反対側は、パノラマ改造されたグリーン車でした。1両の半分しか手を加えていないので、木に竹を接いだようです。
ここからは2009年の撮影。誰が見ても天王寺だとわかります。「くろしお」ではなく「はんわライナー」です。
朝の天王寺行き「はんわライナー」、場所は長居です。阪和線特集の取材でここに1時間くらい張り付いていました。本命はこれではなく103系です。
「くろしお」も通過しました。前後ともクハの編成です。*クハから改造のクロのようです。
堺市~三国ヶ丘間の踏切。ここは絶好のお立ち台なので、朝の時間帯に2日間張り付きました。この頃、特急色の編成は車内のリニューアルが行われず、「はんわライナー」「大和路ライナー」専用でした。
「くろしお」、塗色はヘッドマークと合っているけど、あまり風格が感じられません。
上野芝で普通を追抜く上り「くろしお」。103系の方が気になる人、いるかな。
杉本町での追抜き。
大和川を渡るパノラマ編成。川面が見えて涼しげですが、梅雨明けのカンカン照りでクソ暑く、熱中症の1歩手前でした。
その日の午後は日根野電車区で381系、113系、103系の取材でした。この編成は団体用に使うとかで、「くろしお」用のサハが1両組込まれていました。
モハ381。
M用台車、DT42です。
連結面のアップ。床面が低いのでジャンパ栓は妻面に、横揺れ防止のリンクは振れが大きい屋根近くを避け、床下に取付けられています。
本来はサロですが、サハに改造されています。
JR西日本の改造車は、改造銘板に旧車号が書き添えられているので、いちいち調べる手間が省けます。
普通車の車内。片側に2箇所、冷房用ダクトの立上がりがあります。指定席でここになったら外れです。
ダクトを避けて1人掛けになっている所もありました。
運転台は183系なんかとほぼ同じ。
パノラマグリーン車付きで9連のフル編成。2012年撮影で、場所は寺田町だったかな。*環状線の東側はあり得ません。大正あたりだと思います。
新大阪で今年の5月、私にとっては最後の撮影になりました。
ところで、381系はまだ「やくも」用に57両が残っています。だから国鉄特急色の終焉という表現ならOKですが、381系の全廃ではありません。
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