合運帰りの寄り道
合運の懇親会は20時でお開きとなり、続いて飲み物、食い物がある限り続けられる二次会へという流れになるのですが、悪いオジサン達の誘いを脱腸断腸の思いで振り切り、大阪市内に戻りました。というのは、27日の朝、難波8:32着のサザン8号→同8:45発のサザン7号のスジに、最後の1本となった7000系が入るのです。もちろん非冷房時代にも写真は撮っていますが、たまたまこの時期に大阪に来ているのだから、せっかくのチャンスを生かさないと罰が当たります。
7時半頃、ホテルから最寄りの今宮戎に着くと、先客が一人、ホームの端に向かうところでした。ここは難波寄りのバックに高速道路が入るのでパス。下りの各停で2駅先の萩ノ茶屋に向かいます。ここも先客が1人、下り線寄りに構えていたので、私は上り線寄りの場所を確保します。まずは練習に7100系をパチリ。ズームレンズは135mm相当にセットしました。空模様はこれ以上悪くならんでくれというギリギリの線です。天気予報は曇り時々晴れだったのに。
待つこと30分余り、お目当ての7000系がやってきました。高野線の上りは行ったばっかりだから大丈夫と思っていたら、背後から本線下りがスピードを上げて来る音が聞こえます。こりゃまずい、しかし振り向いている余裕はなさそうなので、ズームアップして少し早めにシャッターを切ります。1秒遅ければ被られたところで、正に危機一髪でした。
前夜の懇親会で、「このところ南海の沿線は凄いですよ」と聞き、それなりの覚悟はしてきたのですが、萩ノ茶屋のホーム端にいたのは私を含めて6人。少々拍子抜けです。
*この画像はおおきめにしてあります。
折り返してくる10000系先頭も討ち撮りました。この色、いかにも南海らしさを感じます。
南海がすんだら次は近鉄の上本町10:15発の急行で四日市まで移動しますが、その前にどこかのチケット屋で近鉄の株主優待乗車券を買わないといけません。実は25日の夕方に寄ってみた三ノ宮の甲南チケットは売切れ。26日、合運会場に行く前に寄った枚方のチケット屋はまだ開店前。三度目の正直で難波駅前の甲南チケットを当たってみたら、券売機にちゃんとセットされていました。1500円だから昨年の5月に買った時より100円安い。ちなみに、難波(近鉄)~四日市間の正規運賃は2010円です。
外人観光客などで混雑していた難波とは対照的に、上本町は人影も疎ら。8番ホームは特急専用だったのですが、大部分の特急が難波発着になったので、今は急行が幅を効かせているようです。
乗るのは一番前。となれば十中八九は2610系です。製造初年は昭和47(1972)年だから、もう40年選手。いつまで使うのだろうか。
急行といっても榛原~榊原温泉口間は各駅に止まります。榛原では京都発の特急「しまかぜ」を待避。
名張では名古屋行き特急を待避。さらに青山町でも難波発の「しまかぜ」に抜かれました。
12:06、伊勢中川に到着。先着の名古屋行き急行が待機しています。
接続時間は1分。名古屋行き急行は5200系でした。長距離はクロスシートに限ります。お伊勢さんも近いので、ホームの広告は赤福が独占しています。
12:52、四日市到着。高架下にあすなろう鉄道の新車が到着するのが見えました。
お目当てが走っていることが確認できれば、慌てることはなし。まずは腹ごしらえです。
桜海老搔き揚げそば、350円也。もり、かけは200円だし、東京よりはかなり安い。味は可もなし不可もなし。掻き揚げは桜海老と思われる赤いポチポチが見えますが、正直、桜海老なんだか人参なんだか、ようわかりません。
内部・八王子線は何度か乗っているので勝手はわかっています。近鉄時代にはなかった1dayフリーきっぷが発売されているので、これを使わない手はありません。
発車間際の西日野行きは見送り、次の内部行きに乗ります。これは先頭のク115。三重交時代のサ130形です。リニューアルの絡みなのか編成はかなり入れ替わっていました。この編成は内部寄りからク115-サ124-モ262と車号末尾がバラバラです。
モ260形とク160形は1人掛け、前向き固定のクロスシートです。
泊で新車と交換。南日永寄りに開けた場所があったので、そこまで歩き、戻って来る新車を迎え撃ちます。この場所までは線路端の道がなく、かなり大回りを余儀なくされました。右からク161-サ181-モ261。モとクは在来車のリニューアル、サが完全な新車です。
最初に乗った編成です。左から262-124-115。
やっと新車(サ181)に乗りました。固定クロスは両側で向きが逆になっています。連結面の右側にクーラーが陣取っています。
クーラーの横のクロスシートは向かい合わせです。
先頭車も新車に合わせてリニューアルしています。
モ261のクーラーと扉の間は窓が埋められています。座席ではないけど、ちょっと腰を下ろせますね。
もう一度編成全体を撮ろうと、日永の近くのカーブまで歩きました。電柱の間隔が短く、編成写真には無理があるので作戦変更。1両毎に切り取ってみました。上からク161、サ181、モ261です。よく見るとサは車体が短く、扉も片側1箇所。扉は平面図で見て点対称の位置です。車端のルーバーの所がクーラーで、反対側にも電源装置と思われるスペースがあります。このあたりは図面を見ないとよくわかりません。
それにしても何故新車が短いのか。もしかしたら在来車の台枠を流用?。車内や連結面をよく見たつもりですが、どこにも製造(改造)銘板が見当たりません。雑誌に紹介記事が載るまで、いろいろと想像してみましょう。
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サイドビューはシンプルで好感が持てますね。
前面もなんとかアップデートできなかったのでしょうかねー。
投稿: 赤影 | 2015年9月30日 (水) 07時36分
まぁ、予算の都合とか…いろいろあるのでしょう。妙にゴテゴテしなかったのは正解。車内の色使いはなんとなく東急7000系(今のやつ)に似ています。
投稿: モハメイドペーパー | 2015年9月30日 (水) 09時02分
お疲れ様でした。
近鉄を急行で移動とは! 根性なしの私はすぐ特急に乗ってしまいます。
四日市庵は2回ほど寄ったことがありますが、1回はカレーうどん、もう1回は伊勢うどんと普通のメニューを食していません。
三重県と言うのは近畿地方ですから、名古屋文化より関西文化。
やはり白い出汁になるのですね。
アスナローはいずれ見てきたいと思います。
新編成はちょっと見、リゾート列車みたいな華やかな色使いですね。
冷房はやはり大衆食堂クーラーでしたか!
北勢線でこれを見た時は笑えました。
それにしても、秋になってからの冷房化・・・
投稿: シグ鉄 | 2015年10月 1日 (木) 09時52分
大阪線の急行、昨年乗った時は土休日のみ五十鈴川まで延長でしたが、今はそれが全日に及んでいるようです。
ナローの車両でクーラーを積むと、こうするよりほかに手がないのでしょう。27日は晴れて暑かったので、クーラーはしっかり働いていました。
投稿: モハメイドペーパー | 2015年10月 1日 (木) 15時32分
四日市は昨年だったか、一度しか行ってませんが四日市庵には2度立ち寄りました(糞爆)。2回とも桜エビのかき揚げそば(大糞核爆)。なにもウマかったワケではなく、店の場所がよすぎるのだと思います。。
投稿: 四日市犬 | 2015年10月 5日 (月) 14時59分
四日市庵は全部椅子席でゆったりしているのが取り柄です。味はそこそこだけど、東京に比べるとかなり割安なのは確かですね。
投稿: モハメイドペーパー | 2015年10月 5日 (月) 19時57分