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2015年8月 9日 (日)

追い込み(その1)

 ちょっとブログの間が空きましたが、さぼっているのではなく、いよいよJAMの追い込みで手が回らなくなっているのです。今年の課題は自由形電車とEB19のほかにもう1両あります。

Dscf1276湘南マスクのかわいい気動車で、これだけ短いとパンタを乗せるのは無理がありそうです。窓はおそらくモハ80の戸袋窓のプレスを流用したのでしょう。オーナーからは「配線がどこかで切れてるみたいだから、ちゃんと走るようにして」という指示を受けています。レールに乗せて通電したら、片方向だけ走りました。

Dscf1278裏返したところ。コレクターは穴があく寸前まで磨り減っています。ウォームは2山なので、かなりスピードは出そうですが、軸受けは薄いプレスで、補強のしようがありません。車体はだいぶ草臥れていて、前面と側の継ぎ目も1箇所、パカパカしています(緑の丸の所)。

Dscf1507片方向しか走らないのは逆転器の不良だろうと見当をつけ、分解してみました。案の定、電気が通りにくそうな状態になっていました。

Dscf1509接点をサンドペーパーで磨きます。組立てて電気を通し、両方向とも異常ないことを確認しました。

Dscf1505車体を外してみます。配線は界磁コイルの下ある丸穴から床下に出していますが、床板との隙間がほとんどなく、作業がやりにくそうです。それにしてもモーターの界磁コイルはかなり雑な巻き方ですね。一度ばらして、素人が巻き直したのだろうか。モーター自体は5極で、こんな車両には勿体ないくらいです。

Dscf1532床板の穴を大きくして、逆転器も位置をずらします。この位置で組立てたらコレクターと干渉してしまいました。

Dscf1538結局、オリジナルより半ピッチずらした位置で落ち着きました。大きな穴は逆転器とコレクターで隠れ、あまり目立ちません。

Dscf1540これで車体を乗せれば、走るようになります。しかし、どうしても半田付けの剥がれた箇所が気になり、シンナープールに浸けて塗装を剥がしました。これはオーナーには事後報告です。

Dscf1542スッピンになったところ。一度サビ取り液で洗ってから、半田付けが不十分な箇所を補修します。ここまでが猛暑日のなかでの作業でした。

Dscf1556そして本日(9日)、カミサンも里帰りしているので、シンナーの匂いを撒き散らし、コンプレッサーをバタバタ回しても文句は出ません。ブリキの電車も車体を外し、塗装の準備にかかります。例のサビ取り液で入念に洗っても、錆は完全には落ちませんが、そこは目を瞑ります。

Dscf1557

Dscf1559EB19で勝手がわかったし、いろいろとアドバイスもいただいたので、ミッチャクロンを吹いたらあまり間を置かず、下塗りのグレーを吹きました。もちろん、内側にも入念に。日が暮れたので、本日の作業はこれにて終了です。

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コメント

本題と外れた質問でスミマセン!
いつも不思議に思うのですがシンナープールで使ったシンナーって
その後?
1.なにかの容器に戻して再利用
2.どこかへ捨てる(核爆)
3.飲む(糞爆)
みなさんどうしてるのでショー?

 実はNASAが開発した特殊なフィルターで濾すと色素が分離され、もう一度シンナーとして使えるのです。

 なんてぇのは赤2号のウソで、庭の隅っこに捨てています。ボロ家といえども庭付き戸建ての特権ですね。

やはりNASAでしたかー(違)!
ご回答、ありがとうございました!

拙者はNASAの空き瓶に溜めてってます(w

気動車だったのですか!
横須賀線だと思っていました。

 NASA云々といえば、なんとなく納得してしまいますね(なことないか)。
色が微妙ですが、パンタがないので気動車と判断しました。もしかしたらバッテリーカーなのかも。

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