EB19(真鍮製)を形にする(その1)
本題に入る前に、5日に行ったJORC例会の報告です。ほとんど1日中雨だったせいか、参加者はゲストを含めて25人くらいでした。9時過ぎから線路を敷き、10時半頃に開通。全員が車両を持って来るわけではないので(私も手ぶらでした)、ヤードの空きを待つこともなく、余裕で運転できました。
13時からの事務連絡のあとに、生存確認の記念撮影のを行いました。今年はJORC創立25周年になるのですが、今のところこれといった記念行事はありません。もう惰行運転に入っている状態ですね。30周年の時にこの写真に写っているメンバーの何人が残っているでしょうか。
15時近くになると、みなさん口は動いても手は動いていません。ここらで潮時と、15時30頃から片付けを始め、16時過ぎにお開きとなりました。次の例会は10月11・12日の関東合運です。
ということで、本題に入ります。ブリキの電車は塗装だけとなったので、真鍮製EB19の組立てにかかります。写真は4日の作業にかかる前の状態。一度はある程度のところまで組み立て、その後放置されていたようです。屋根の肩にへこみがあるし、車体の枕梁も上から押されたような曲がりがありました。
車体はプロが組んだようで、半田は最小限しか回してなく、部分的に浮いている箇所もあります。気になる所にはたっぷりと半田を流しておきました。
屋根のへこみはヤットコの先で押したりして、あまり目立たないくらいに修正。側のベンチレーターも下と左右に半田を流したので、だいぶしっかりしてきました。
半田付けの修正がひととおり終わったところ。真鍮だから半田付けは楽勝と思っていたのですが、長年の汚れで普通のフラックスは受け付けず、またもやステンレス用フラックスのお世話になりました。その部分だけ汚れが落ち、斑になっています。この先のことを考えると、このあたりで全体の汚れ落としをしておいた方がよさそうです。
実はブリキ電車をいじり始めた時に錆取り剤を買ったのですが、これはクレンザー系で、まったく役に立ちませんでした。写真の左がそれで、成分はけんま剤(けい酸系鉱物)、脂肪酸ナトリウム、光沢付与剤となっています。右が今回使ったもので、商品名は「サビアウト」、税込みで480円でした。。成分は界面活性剤とりん酸、液性はph-1.5で、ややねっとりした液体です。ph(ペーハー)は7が中性なので、酸性はかなり強め。塩酸(0)ほどではないけど、食酢、クエン酸(2.0)よりは強いというところです。
原液のままブラシやスポンジで塗りつけ、5~15分後に拭き取れという説明書に従い、屋根で試してみました。多少は汚れが落ちています。
小物は水で5~6倍に薄めた液に30~60分くらい浸けてからブラシでこすれとあるので、おおよその見当で薄めた液に浸けておきました。しばらくしてからワイヤーブラシでこすると、なんとなんと、期待以上に綺麗になっています。この作業はゴム手袋を嵌めました。
水洗して引き上げ、ドライヤーで乾燥させました。これで半田付けもスムーズに進められることでしょう。
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うちの3線式も綺麗にしようかな?
投稿: OER3001 | 2015年7月 7日 (火) 23時56分
塗装したものは中性洗剤で汚れを落とすのがよさそう。ブリキのレールなんかはこれで錆を落とし、軽く油を引いておけば完璧です。
投稿: モハメイドペーパー | 2015年7月 8日 (水) 09時32分