EB19(真鍮製)を形にする(その2)
このところのブログは「鉄」分より「そば」分が多めになったとの声もありますが、暑さにもめげず、しっかり模型工作も進めています。EB19は車体各部にたっぷりと半田を回しましたが、よく見れば、まだまだ手を入れたいところが出てきます。
屋根のグロベンが乗る部分は、板1枚が重ねられています。しかし、曲げが屋根Rと合っていないし、ほんとにちょん付けなんで、隙間もあります。グロベンをネジ止めすれば密着しそうですが、せっかく半田を流すための穴も空いているので、しっかり半田付けしてやりましょう。ランボードもへなへななんで、補強するためにひとまず外します。
今まで表面に出ていなかった部分はもう一度汚れをしてから、四隅に万遍なく半田を流します。
裏の穴(赤丸の所)からも半田を流しました。これでも洗いの時はネジ穴から水が入りそうです。
余分な半田をキサゲで削ります。この機関車は生地仕上げなんで、削り跡をつけないよう、気を遣います。
ランボードは裏から0.5tの帯板で補強。車体側の枕梁はバカ穴でナット止めするようになっていますが、補強を兼ねて1tの帯板を半田付けし、3mmのタップを立てます。
材料の切り出しはミニサーキュラーソーを使いました。0.5tもびびらず綺麗に切れるし、捻りも出ません。所定の長さに切るのだけ切断機を使いました。
ところで、この機関車の車体に枕梁をあててみると、片方(パンタのない方)はきつきつで入りません。寸法を測るとそちらの幅が1mmほど狭いのです。修正するには前面を外さないといけないし、見た目には気付かないので、片方の枕梁を1mm短縮することにします。左上が真っ二つにされた枕梁です。
ランボード、枕梁とも、補強と寸法合わせが完了した状態。
ランボードは脚を屋根に差込まず、イモ付けされていました。差込み式にするには脚を作ったり、位置合わせが面倒なので、そのままイモ付けします。位置のガイドにマスキングテープを貼ったところ。
しっかり半田付けして余分な半田を削っていたところ、力を入れたら屋根がべこっと凹み、赤丸の脚の半田が取れました。パンタを取り付ければ少しは丈夫になりそうですが、完成してからまた外れるのは気分がよくないので、対策を考えます。
半端材から0.5t、8mm幅の帯板を作り、屋根裏に半田付け。これで少々屋根が押されても大丈夫です。
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