今さら、ですが。
国鉄時代のダイヤ改正は概ね秋と相場が決まっていましたが、JRになってからは3月が多いようです。今年の改正の目玉はいうまでも北陸新幹線の金沢延長、そして「鉄」の関心は寝台特急「北斗星」の終焉でしょうか。
私はいわゆる豪華列車にはあまり興味がないので、「北斗星」も乗車体験は上下各1回くらい。写真もまだ機関車がEF510に変わってからは撮っていません。そこで、今さらドタバタすると葬式鉄の同類になることを覚悟のうえ、昨日、今日と朝の上り列車の撮影に行って来ました。平日は早出をしにくいという家庭内の都合により、都内でのお手軽撮影です。
これは昨日の「北斗星」。場所は東十条を狙っていたのですが、ちょっと出遅れたので、日暮里の跨線橋で構えました。工房五丁目さんのお膝元です。この日は「カシオペア」の運転がないせいか、同業者は私を含めて3人でした。
そのすぐあとにはこんなシーンも。651系とその後継者の657系がなんとかひとつの画面に収まりました。
せっかくだから鶯谷で回送も押さえます。ここは画面のすぐ右に5・6人、ホームの先端にも2・3人が構えていました。
ここでEF57なんかを撮ったのは、もう40年くらい前なんですね。今日は少し早め(といっても30分くらい)に家を出で、東十条に向かいました。日暮里で「カシオペア」を撮ってから移動という筋書きも考えたのですが、ちょっと時間的にきつそうなので、まだ改正後も運転が継続される「カイオペア」は後回し。本命1本に絞ります。
行きがけに見た日暮里の跨線橋には、10数人が群がっていました。「カシオペア」が来るだけでそんなに人出が違うのだろうか。その疑問は10分後に判明。乗った電車が東十条に到着する寸前に擦れ違った「カシオペア」はEF81が牽引していました。一昨日の下りがEF81だったので、その帰りを狙っていたというわけですね。
さて、その東十条は、駅周辺の線路端に点々のカメラの砲列ができていました。まぁ、場所がばらけるので、みなさんおとなしく構えています。私もなんとか場所を確保して構えますが、予定時刻の9時55分頃を過ぎても「北斗星」は姿を現しません。
写真の651系は「スワローあかぎ4号」で上ってきた11連の回送で、時刻は10時05分。本来なら「北斗星」が上野に到着した時間です。
次に来たのは東武のスペーシア。本命ではないので油断したら、お面に架線ビームの影がかかりました。
さらに651系。これは「あかぎ6号」かな。
いい加減しびれを切らしたところでやってきたのは、なんと桜のラッピングが付いた251系。側の表示は試運転になっていました。予想外の収穫ではあるけど、北斗星はどうしたんじゃ~。
その声が届いたのか、約30遅れの10時23分頃、やっと「北斗星」のお出ましです。30分遅れのおかげで、列車の側面にも少し陽が回ってきました。
やれやれと駅に向かうと、線路端の同業者のほとんどは撤収する気配がなく、上野方にカメラを向けています。これはなにか来るなと、私もしばし待機。おぉ!、なんと、原色のEF65PFが青い客車を引いてこちらに向かってきます。これが噂の黒磯訓練なのか。
ところが、もう少し引きつけてという絶好のタイミングで手前を湘南新宿ラインのE231系が通過。東十条から王子寄りで構えていた連中は全員討死にでした。
これでもう運は使い果たしただろうし、花粉も盛大に飛んでいるので、長居は無用と引き上げます。ところが、秋葉原まで来たら、先ほどの251系が上野東京ラインの試運転に入っているのが見えたので、戻ってくるのを待ちます。
今日は招待客が乗っていたせいか、いつものダイヤとは違い、行って帰っての1サイクルが長くなっていました。このカットは向かってくるのを撮って振り向いたところ、京浜東北と並んだので慌ててシャッターを切りました。そのせいで少しブレています。
こちらは過去に写した「北斗星」と「カシオペア」。2008年3月の撮影です。まだ「北斗星」は2往復だった時代で、カシオペア色のEF81が付くと当たり!という気分でした。よく見ると「北斗星」は電源車の位置が今と逆だし、星ガマの次位はマニ50から改造のカニ24形500番代です。
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