彦根の秘宝館(その1)
数日前のchitetsuさんのブログに、近江鉄道の旧型車が現役の頃の貴重なシーンがアップされました。私はその時代は見ていませんが、廃車になって彦根に放置されている状態を撮影しています。今から11年前の2004年5月、まだ近江鉄道ミュージアムは整備されず、あちこちに廃車体が放置されているという迷宮のような状態でした。
この時の撮影機材はまだ銀塩一眼レフが主役で、デジカメ(オリンパス C-3100)はメモ代わりでした。300万画素で、色がやや青っぽくなっていますが、まぁ、なんとか見られるレベルです。
構内の南側は水路で道路と隔てられています。電柱の脇の1本橋が道路から電車区への正式な通路です。
さらに奥に進んだ所から振り返ります。これはチューリップ電車だったモハ132-クハ1215のようです。
構内のほぼ全景です。右端は改造中の元西武401系。その奥に801系のモハユニットもいました。この奥の方に廃車体がゴロゴロしいるので、まずは電車から見ていきます。
モユニ11。車体は京王井の頭線の1707です。
車内の荷物室です。積荷のシートや荷物棚は他車から外したものでしょう。
郵便室。本格的な区分棚を備えています。
これは荷物室側の運転室。簡単な作業机があります。
運転台には多賀大社の御札が貼ってありました。
元岳南のモハ100形。言わずと知れた日車の鋼体化タイプです。
車内はまだ吊り広告が残っていました。
台車はDT10ですが、電気指令式ブレーキに改造されたので、左端にブレーキシリンダーが付いています。
chitetsuさんが現役の頃を撮影されたモハ9-クハ1208です。このあたりは線路の上にも踏切の部品なんかが転がっています。
モハ9の屋根は、かなり悲惨な状態になっていました。
モユニ10。元西武のモハ232です。これもかなり凄まじいですね。
« ブリキ車体の再生(その6) | トップページ | 新春の恒例行事 »
「1/1 私鉄」カテゴリの記事
- 東急の青ガエルを捕獲(2019.11.11)
- 京王高尾線開業の頃(2019.11.01)
- 最近の代々木八幡と下北沢(2019.10.25)
- 相鉄100年展、ひっそりと開催(2019.10.19)
- 今月末で休止、上野動物園のモノレール(2019.10.09)
コメント