揺れ枕を固定化する
実物と違い、模型の揺れ枕は単なる飾りに過ぎません。OJの世界では実物どおりに可動させるのが当たり前ですが、このキットでは模型といえどもその荷重に耐えられるようにはできていないのです。私は脱線せずに走れば良いという考えなので、妙にふらついたりしないよう、ガッチリ固定してしまいます。手を入れる前の状態です。〇で囲った下揺れ枕を受ける部分に左右の遊びがあるので、風もないのにぶ~らぶら。吊りリンクも傾いたりしています。リンクの両側にスペーサーを噛ませ、この遊びをゼロにしないといけません。
しかし、こんなところに入る小さなワッシャはないし、極細パイプを被せようにも、1mm以下の輪切りを作るのは現実的に無理。しばらく考え、吊りリンクの両側に当て板をハンダ付けして、厚みを調節すればよかろうという結論に達しました。寸法を当たってみると、リンクの両側を0.5mm弱膨らませれば、なんとかなりそうです。吊りリンクを外し、0.5mmの帯板をビス穴が隠れるギリギリの位置でハンダ付け→ニッパーで切り、1.4mmの穴をドリルでさらう→裏返して同じ作業の繰り返し。この時は前にハンダ付けした部分に熱が回らないよう、手早く行います→先端部を丸く仕上げ、現物合わせで厚みを調節。という手順で加工しました。
改良後です。ふらつきはほぼ抑えられました。でもまだ枕バネまわりがすけすけです。
実物は揺れ枕の前後動を押さえるストッパー(青線囲み、正式名称は不明)があり、なかなか厄介な形をしています。まぁ作れなくはないけど、模型ではどこにどうやって固定すればいいのか。方眼紙にラフスケッチを書きながら考え中です。
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