東武鉄道のローカル線区巡り(1)
仕事で東武鉄道の車両解説記事を書くため、11月後半は本線と東上線にある5箇所の車両基地の取材に行きました。誰の行いが悪かったのか、森林公園を除く4箇所(2日間)は雨。先方の都合もあるので、雨でも撮影は決行です。
それは致し方ないとして、個人的にまだ乗っていない線区の実情も見ておきたいので、昨日、東武のローカル線区巡りをしてきました。未乗線区は宇都宮線と小泉線なので、これは絶対外せません。しかし、昼間は1時間に1本という線区もあり、しっかり時刻を調べておかないと、乗る時間より待ち時間の方が長くなってしまいます。結果として、桐生線はパス、佐野線も一部はしょるというプランに落ち着きました。スタートは北千住9:21発の快速。10:26着の栃木まで、クロスシートでちょっとした旅行の気分です。乗ったのはこの後ろのモハ6151で、前身の6101から数えたらもう50歳、車体を乗せ替えてからでも29年になります。
栃木で乗ってきた快速を見送り。10:44発の東武宇都宮行きに乗継ぎます。
発車待ちのクハ8490。4連のワンマン車で、車内保温のため、中扉を閉切っています。宇都宮線は日中1時間に2本で、途中3回の交換がありました。運用は4本ということですね。朝夕は3本になるけど、折返し時間の短縮などで、運用は1本増の5本で間に合いそうです。
宇都宮は11:28着。折返しの11:52発に乗るので、名物の餃子を食べる暇はありませんが、改札の外に出てみました。
こちらは広い道路に面した西口。小規模なバスターミナルになっています。このバス、実は「鉄」にも関係が深い会社なのです。
今は東野交通、その昔の東野鉄道で、年輩のフアンなら古典蒸機とゲテモノDL(DC200形)を思い出すことでしょう。数字の108はいうまでもなく「トウヤ」のもじり。東急に遠慮したわけではありません。鉄道時代の社紋はカタカナの「ヤ」を10個、丸く配置したものでした。
こちらは少しうら寂しい感じの東口。どちらも東武百貨店の建物の中なのです。
駅の向かいにある金券屋。場所がら東武の株主優待乗車券が目玉のようですが、930円は高い。新宿の金券屋なら850円前後が相場。私は820円で買いました。
同じ編成で栃木に戻ります。おもちゃのまちはおもちゃ博物館があるそうですが、今日は見ていく暇がありません。
栃木12:28着。ここから佐野まではJR両毛線に乗ります。駅は東武、JR共用なので、駅舎に会社名が入っていません。
12:42発の高崎行きは115系の4連でした。東武のホームには、先ほど乗ってきた8000系が入線しています。
この時間帯の列車は空いています。先頭のクハは車号標記がこんな状態でした。プレートのビス穴もないから、シールだったのでしょう。佐野には13:00着。
佐野も東武とJR共用駅で、画面の手前がJR、奥が東武という配置。ここも会社名の表示がないと思ったら、橋上駅舎の外壁(赤矢印の所)にありました。反対側には東武の表示がありますが、どちらもほとんど目立ちません。
この先は改札外に出ないので、駅前のコンビニでパンと飲み物を買い、ささやかな昼食としました。
*以下、(2)に続く…。
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