東北縦貫線
東北縦貫線か、それとも東北連絡線なんだか、まぁ、そんなことはどうでもいいんで、早い話が東北新幹線によって分断された東京~上野間(正式には東北本線の一部)をもう一度結び、東北・常磐・高崎線と東海道本線のローカル列車を直通させようという計画が着々と進められ、今年度末に実現の運びとなるそうです。名前(愛称)は上野東京ラインという、そのまんまじゃないかという捻りのなさ。妙なカタカナ名前よりは、わかりやすいからよしとしましょう。
開業まで半年あまりとなり、もう8月から試運転も始まっています。たまたま都心に出る用事があった9月30日、カメラを持って試運転列車を撮影しました。これだけではおもしろくないので、線路が延びていく様子も振り返ってお目にかけます。
2010年7月、神田から東京方面を見たところ。線路の延伸は東京寄りから始まり、画面中央の緑色の櫓みたいな所で次の区間の桁を組立て、上野寄りに押し出していくという工程を繰り返していきます。
次は2011年8月、櫓は神田駅のホームの端あたりに来ました。
2012年5月、神田駅ホームの秋葉原寄りまで移動しています。
同じ日に秋葉原~神田間の山手線内回り車内から撮影。新幹線と在来線との隙間に高架橋が立ち上がっています。
2013年1月、櫓は神田~秋葉原間の靖国通りをオーバークロスする手前まで来ました。
櫓の高さはどのくらいかというと、線路脇のビルの8階とほぼ同じくらいでした。
桁の先端が靖国通りに半分ほど突き出て、なんとも不安定に見える状態が何日か続きました。
秋葉原駅ホームから見た勾配の立ち上がり部分。2012年2月はこんな具合。
2013年4月。桁はつながり、これからレールが敷かれます。
2013年6月、レールもひととおりつながったようです。
2014年1月、架線を張り始めています。
そして8月から試運転が行われています。列車はE233系15連と185系10連で、E233系は10月1日からE231系に変わったようです。185系はモントレー色で唯一、サロ2両入りの10連に編成替えしたOM07編成です。
高い所からも撮ってみました。ビルの8階からですが、防護壁が高いので、足回りは隠れてしまいます。
この上野~東京を結ぶ線路は、かつてEF15が牽く荷客が走り、秋葉原のホーム脇には153系と403系が折り返しで並ぶ光景も見られました。せっかく何十年ぶりかで線路がつながるのだから、ローカル列車だけではなく、「常磐伊豆」とか「湘南日光」みたいな列車も復活して欲しいものです。
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